2017年06月29日

A413:前沢時代の宿題を 小坂川で済ませる の巻



どうも、モッズおじさんです。


来週から毛馬内は雨… 1週間以上雨っつってるから the ‘Mk. 1’ の製作は今週末に延期します
the ‘Mk. 1’ – SPITFIRE も追い込みだしね っつー事でお待ちになってる方がいたら もう少々お待ちください





今日は平日なんで 12:00~19:00 でショールームやってます。

さて 昨日は the ‘Mk. 1’ ver.前沢 の実質的なリコールを発表しましたが

当然気になるのは既に販売中の Blanks Ω… ソリッドグラスなんっすけど

こちらは問題は ありません。



よぉく考えると the ‘Misty Mountain Hop’ は前沢時代にバスでテストしたっきり… 鱒類はイワナ坊主さんと佐々中様に丸投げ
だったけど コレじゃあイカン でPOLANOでも釣り心地をテストしておかなければ





が、よぉく考えると最後に前沢・鵜ノ木沼でちいちゃいバスを釣って以来 俺ルアーやってねえな

なんっすよね。。。当然 the ‘Misty Mountain Hop’ のトラウトテストはやってないワケで

見切り発車で販売は良いけど 1度は掛けとかなければイカン

。。。常連客さん達にはテストしてもらってるんだけどね?



いつもの「漁場」 は一旦平坦だけど 川で狙うべきポイントが大体揃ってる オマケに魚影も濃い…外道を含めて
POLANO の場合 その『外道』にも 用があるんだなぁ…





っつー事で 本日は開店前の11時チョイ前に小坂川の POLANO『漁場』で対トラウトのテストです。

ココは強い流れアリ 流れ込みアリ トロ場アリ 結構な瀬もアリ でロッドテストには最適なんで

利用しちゃうんっすね。。。ウグイも多いけど。

実際結構アタリがあるけど大体ウグイっつー



the ‘Misty Mountain Hop’ のベースになっているのがこの the LOG ですね? この試作ロッドを改良して感度を研ぎ澄ましたのが
the ‘Misty Mountain Hop’/ the ‘Esquire’ で 現在販売中





もっともウグイは結構ロッドが弾いてくれてるらしく 鈍重でポヨンポヨンなアタリはシカトで大丈夫

だけどヤマメやイワナのアタリは… 強烈なガツンが最初に来て 首振りはヤマメ/ ツッコミはイワナ

っつーのが Blanks Ω のグリップだと明確に伝わって来るんっすよ。

当然ウグイなら 無駄なファイトを避けるためにすぐバラす で無駄な時間を省略できるんっすね♪



アワセで意外と癖があるブランクに 作った本人が四苦八苦しましたが なんだかんだ言ってコツさえ掴めばこの通り イイ型が獲れます
25cm超えて来ると小坂川のヤマメはギンケ化が始まるんっすよ





で、釣り上がって汁毛川に入ってみると こっちは水がひゃっこいからヤマメ系のアタリが多かった

けど弾かれる… そう言えばイワナ坊主さんがしきりに「弾かれる」と言ってたな。

アップクロスではアワセに工夫が必要そうですね。

でもコツを掴むと9inch グリップより尾びれ1枚分デカい奴がキャッチできるんっすよ。



おいらは滅多にルアーでトラウト狙わないから ラインは劣化が遅いPEに フロロのリーダーを装着 で釣るからラインにゆとりがない
だから逆にリールの『巻きアワセ』程度で気持ち良くフッキング しちゃうんっすね





要するにね 巻きアワセです。。。リールをグリグリ… で充分フッキングするんっすよ。

で、出来ればしゃがんでアプローチすると フッキング率がぐんと高まる と。

っつー事で おいらが今回使用したルアーは… スプーン3g の赤金です。

Blanks Ω は ルアーやる人にはやっぱ刺激が強いロッドでしたわ。



ただ俺は 途中でFFやりたくなっちゃったけどね?


 
  


Posted by モッズおじさん  at 18:09Comments(0)工房の話

2017年06月28日

A412:こうなる以前に整えとけ ってのが 本当の責任なんっすけどね?



どうも、モッズおじさんです。


the ‘Mk. 1’ ver.毛馬内は露骨に黒い… 漆が褪色すれば多少は地の色が出るんだろうけど 根本的に黒い みたいっす
多少曲がりが発生してしまったみたいっすけど この辺は曲がり直しで修正が効く所





今日は平日なんで 12:00~19:00 でショールームやってます。

さて本日は the ‘Mk. 1’ にガイドを仮止めして キャスティングテストなんです。

さすがに C.C. de France を渓流用にデチューンした the ‘B-Type’ と比べると飛距離は落ちる

けど… the ‘B-Type’ が反則なだけなんっすけどね?



日光の下で見るとこんな感じ… 公開した通り竹割りの前にフレーミング処理したおかげでムラも少なく仕上がってます
このムラや節の個所は良いアクセントになって 痺れるロッドになるんっすよ





なにせ奴ぁ1930年版SAGE RPL+ っつー…

それでもリーダーだけ出したリスト(手首)キャストでも飛ばせる ラインを乗せれば

控え目だけどラインが自分から飛んでいこうとする感じは 合格 なんっすね。

オマケに日光の下で見るブランクのカラーは 結構黒が引き立ったブランクで



内側が the ‘Mk. 1’ ver.毛馬内で 外側にver.前沢… ver.毛馬内はコルクグリップで仕上げていきますが 問題はそこじゃあない
困った事に ver.前沢のほうに問題がありまして…





ストリッピングガイドのメノウをアンバーから敢えて赤に替えたのが むしろサシ色で引き立つ結果になって

ひたすら痺れるばかり… なんっすけど 実はコレで問題が発生しまして。。。

ブランクが曲がってる 程度なら曲がり直しでいくらでも対応できるんだけど

問題は… ver.前沢 のほうでして。。。



トップ&メスフェルール位置を合わせると 問題が見えて来る… 前沢工房時代のセッティングはティップはほぼ誤差程度の間隔
なんっすけど バット側が… ver.前沢は既にストリッピングガイドが見えているっつー





実は今回の ver.毛馬内のガイドセッティングは E. Garrison が遺したデータをそのまま採用してるんっすけど

同じ the ‘Mk. 1’ でも ver.前沢 は ver.毛馬内 と比べるとまるで飛ばない

その理由は… あからさまに違う ガイドの位置 が原因なんっすね。

正直 コレは黙って見過ごすワケにはいかない。。。



ver.毛馬内と比べると一目瞭然 ストリッピングガイドの位置がココまで違う… コレは富士工業が発行しているガイドチャートに
囚われ過ぎて 計算の詰めが甘かった証 なんだよね





単純にガイド外して再装着 ってやれば問題は一気に解決 なんっすけど問題はふたつ

ひとつはガイド位置をそのまんま E. Garrison の通りに付けると フェルールの真上に付いちゃう問題。

もうひとつは ガイドを外した跡に 漆が残っちゃう問題。

。。。で、決心しました ブランク再塗装込みでの ガイド位置再計算&再装着を やります。



っつー事で the ‘Mk. 1’ ver.前沢はガイドを外して再度セッティングし直します まずはデモ機でテストを繰り返して
ベストな位置が確定したら 順次作業に入ります ブランクも研ぎ直さないといけないんだよね





まずは 手持ちの the ‘Mk. 1’ 個人所有&デモ機 でガイド位置&ガイド数を再装填&テストを施して

商品に順次リペアを施します。。。おそらく禁漁期の10月を目途に作業着手できるんじゃないか、と。

っつー事でお買い上げ頂いた湯沢の方、もちろん無償でリペアを施させて頂きますので

9月21日以降 the ‘Mk. 1’ を預からせて頂きたく存じます。



解禁中は 竿を手放すワケにはいかないでしょうから。


 
  


Posted by モッズおじさん  at 17:49Comments(0)工房の話

2017年06月28日

A411:夜明島川で 単独釣行をお勧めしない理由は



どうも、モッズおじさんです。


岩手の皆さんには随分稼がせてもらってる大恩人・柳田国男先生は民俗学の権威で創始者 河童や妖怪を大真面目に研究してたけど
同時に地名や禁忌も結構研究してたんっすね





さて。。。世の中上手い話には常に裏がある っつーのが常でして

なるほど最後の秘境 の一歩手前のイワナの宝庫・夜明島川ですが

去年の鹿角熊騒動の際に触れた 柳田国男や金田一京助なんかが研究した

おいらの大好きな『科学』のドッヘで夜明島川の地図を ズーチーをボーッと見ていると。。。



いや実際 民家もなければ畑もない まさに大自然の中ですくすく育ったイワナ達がワラワラ沸いてる… そんな夢のランドのような
釣りキチ三平の世界なんっすよ ただ光ある所には影がある ってのが世の常でして





要するに『民俗学』の目線で夜明島川を考えると。。。そもそも夜明けに島の川、だからね?

俺が生まれた横浜の川島町ってのは帷子川にあった大きな中州・つまり川の島の周辺 って事なんだけど

地名や山や川や浜の名前には 先人のメッセージが隠れてる場合が多いワケで

それがどストレートでベタな物からまるで暗号のようなものまであるワケでして。



っつー事で頭が… ドッヘが民俗学になったら広い視野でボーッと地図を… ズーチーを眺めてごらんなさい? なんなら縮尺変えて
実は俺 フィールドワークで見つけちゃったんだよね






例えば大阪の中心地・梅田はかつて淀川のグッチャグチャな湿地帯だったのを「埋めた」からうめた…埋めるちゅうのはアカンから縁起宜しい梅で梅田
(これ本当)
に対してココ毛馬内はアイヌ語由来で 他にも北東北には北海道並みにアイヌ語由来の地名が多くて

三内丸山の世紀の大発見で日本の先住民はアイヌだった と点と線が繋がった、と。

そんな事を頭の片隅に置きながら 夜明島川の地図をボーッと眺めてると



この水 飲めるな?… この辺は民家も畑もないから化学肥料の土壌汚染で汚れてない まさに原野なんで水もサカナも美味しい
人間が美味しいと思うなら 当然他の動物も美味しいと思うワケで…





。。。やっぱね、しばらくは夜明島川への単独釣行は慎重を期したほうがイイみたいっすよ?

なにせ夜明島川と並走するように玉川温泉へ向かう林道沿いに流れてる川が熊取川

『埋めたから梅田』理論の、どストレートな奴じゃねえっすかぁ。。。熊がいっぱい取れるから熊取川っつー。

当然ココで熊が出るって事は すぐ隣の夜明島川もツキノワグマのテリトリーなワケで



どうした事か写真に収めるの忘れたんっすけど 先日の釣行でカモシカにばったり出会ったんっすよ 住んでるのは人間だけじゃない
だから複数釣行で入って ひとりが釣りをしてる時 もうひとりは周りを注意する 基本です





で つらつら考える… 熊ってのは陽気が良くなると朝と夕方に飯を食う。。。遭遇率が高いのは早朝~午前10時頃

と夕方4時以降の涼しい時間で 年寄りの散歩と同じだな なんっすけど

熊取川がテリトリーの熊達が 夜明に現れて その姿がまるで島のようにデカかった そんなのがチョイチョイ現れる

。。。って考えると夜明島川は「早朝にデカい熊に遭遇する確率が高い川」って事に。。。



ビジネス書には「変化に対応できたものだけが生き残る」がお約束フレーズなんっすけど この場合リアルに生死を賭けてるワケで
人間を恐れず 味を占めたのまでいる昨今では それなりの準備が必要ですぜ マジで





もちろんコレは俺の想像の域を出ない、イマジネーションだかマヨネーズだかの話なんっすけど

妙に実績があって 妙に説得力がある

POLANO では単独釣行を避けて 複数での釣行をお勧めしますね。

あと自分の唾液や臭いの付いたものを絶対にゴミとして廃棄しない事もお勧めしますわ。



食えるものにあなたの味や臭いが付いていたら 熊はあなたを「食い物」と認識しちゃうからね?



  


Posted by モッズおじさん  at 00:38Comments(0)竿と釣りと渓流の話

2017年06月27日

A410:the ‘Mk. 1’ 作業が動きました



どうも、モッズおじさんです。


POLANO のアイコン的ロッド the ‘Mk. 1’ はこんな感じになって来ました 作業を公開している通り ケーン割以前にフレーミング
入れたんで 結構黒が立つ ムラの無い焼き上がりになっておりますぜ旦那





今日は平日なんで 12:00~19:00 でショールームやってます。

このハゲ議員でおなじみの豊田真由子議員って 見るからに… なんだけど誰があんなの当選させたのかな?

組織票って奴っすね… ね?怖いでしょ?組織票って。

っつー事で 本日は the ‘Mk. 1’ のブランクレングスを切り出して トップガイドとフェルールを取り付けてます。



HARIKI Ferrule のメス側には昨日デザインが完成したフェルールキャップを ただし作業中の傷を避けるためにテープで保護してます
フェルールキャップはこんな感じで 6角形をアクセントで取り入れた削り出しになってます





今回から the ‘Mk. 1’ に取り付けてるのは POLANO でも初採用となる HARIKI FERRULE で

浪花のど根性見せたるでぇ的な カチッとしたフェルールなんっすね。

ただ以前から言ってる通り 日本のニッケルシルバーはカッチカチなんで

POLANO ではフェルールキャップに ナスカグリース塗って固着を防いでるんっすよ。



接着に時間が掛かる接着剤を採用しているので 明日まで安置 すぐ着く接着剤だと補正が聞かないからね
トップガイドは US Action で重さは邪魔 なんでワイヤードです





元々がUS Action のブランクだから トップガイドもUS に倣ってワイヤートップガイドですね?

っつー事で 第1ロットで失敗した元 the ‘Mk. 1’ は One Off の the ‘Bloody Mary’ として

フェルールをニッケルメッキのブラスフェルールで販売しますわ。

こちらはケーンを24分割してからのフレーミングだったんで 真っ黒というワケには行かず



黒が立つ本編 the ‘Mk. 1’ ver.毛馬内 は 実は日向だと少々赤みを帯びた黒若しくは琥珀 っつー色味なんっすけど
第1ロットでボツになったブランクは 斑に仕上がってて コレはコレで味ではあるんっすけど





ムラが独特の模様になってる奴でして… オマケに the ‘Mk. 1’ 独特の柔らかティップではない

普通の6ft8in DT4 っつー… だからメインラインから外れたんっすけど

もちろん普通に使えます。

いわゆるアウトレット的な扱いで ラクマ出品する予定ですけどね?



関東中京関西では渓流シーズンは一段落で 遠征かな… 他の獲物かな… なんっすけど毛馬内周辺は実は最盛期の真っ只中
遠征ついでにPOLANO 覗いて竿とモッズおじさん見てやろか 的に… 居るの ただのおじさんだけどね?





っつー事で the ‘Mk. 1’ と このthe ‘Bloody Mary’ はスレッドを巻き終えてグリップが出来た位の頃に

ラクマに先行予約/ お問い合わせ として出品いたします

そして the ‘Mk. 1’ – SPITFIRE は 只今漆室で浄法寺産生漆を固着中 なんだよね。

なんだよ今更販売されても渓流シーズン終わりだよ と思ったそこのあなた!



夜明島川は GW明けから禁漁期間までが ベストシーズンなんっすよ♪


 
  


Posted by モッズおじさん  at 18:59Comments(0)工房の話

2017年06月27日

A409:目の付け所が POLANO でしょ?



どうも、モッズおじさんです。


いやマジで 稀勢の里横綱&高安大関昇進で 俄然相撲が面白くなってきた アクロバティックな宇良は負ける気がしねえし
負けてもいるんだけどね? 名古屋場所が たぁのしみだぁがねぇ





今日は平日なんで 12:00~19:00 でショールームやってます。

大谷より 大相撲… ただ走っただけで骨折しちゃう スポーツ科学無視した身体作りの人身御供より

稀勢の里と今場所から大関の高安ですぜ旦那。

大相撲夏場所は 今度の日曜から名古屋で始まるがね どえりゃあ楽しみだなも。。。



メノウはいろんな色に染められて売られてるのが一般的 っつー事で前沢時代にはアンバーだったガイドをモデルの2分化に伴い
レッドとイエローに変更したんっすよ 入手できる限り コレで行きます





っつー事で 今度こそ稀勢の里 高安も見逃せない がPOLANO の公式見解なのはさておき

本日は頼んでた the ‘Mk. 1’ 用のストリッピングガイドが届いたんっすよ。

the ‘Mk. 1’ はアンバーだったのが ver.毛馬内 では基本的にレッドになって

the ‘Mk. 1’ – SPITFIRE は黄色… なんっすけど色味が薄くて白に見える奴 なんっすね♪



レッドはルビーにも見える 超人気カラーで定番中の定番 ブランクが黒に近いハニーブロンドっつー飛ばしてる仕様なんで
ファンデーションは定番を充てる事でけばけばしさを避ける って腹なんっすね





気になるのは POLANO では『庶民のロッド』を謳ってる SPITFIRE にすら

メノウガイドを使っちゃう
っつー…

そりゃ基本性能だけを考えれば針金 でもイイんだけど

ココがメノウなら 使っちょってどえりゃあ気ぃ持ちええがね。



対して the ‘Mk. 1’ – SPITFIRE はイエロー なんっすけどどうやら染料の関係でクリアホワイトに見えるっつー控え目な仕様
廉価版だけど分かる奴には分かる 『通』なイキフンを入れたいんっすよ





と 急に栄の矢場とんで味噌カツ丼食いたくなってきた昨今ですが 秋田からだと遠いので諦めて

今日は昨日の疲れが脚に来てまして… 意識はしっかりしてるんだけど 意外とふらついてるっつー

酔っ払いかよ な状態なんでスレッド留めは延期して

溜めに溜めてた宿題の フェルールキャップをようやく完成させたんっすよ。



出来れば6角形を活かしたい で横浜時代からずーっと試行錯誤していたのが このフェルールキャップなんっすけど
こうやって土台に残してナツメ状のツマミ を今朝思いついたんっすよ





今回のはようやく納得できる形状で 納得出来る出来栄えになったんっすよ。

the ‘Mk. 1’ は真鍮の削り出し/ the ‘Mk. 1’ はブランクの木っ端の削り出しに

コルク栓を採用 なんだよね。

こういう形にするとね ロッドソックスからの出し入れがスムーズになるんっすよ。



ね? 目の付け所が POLANO でしょ?


 
  


Posted by モッズおじさん  at 00:22Comments(0)工房の話

2017年06月25日

A408:夜明島川で the ‘B-Type’ テスト釣行です



どうも、モッズおじさんです。


日曜日なんで上流には既に先行者が… 爺様のひとり釣行だったけど もちろん上に行けば行くほど熊遭遇のリスクも高まるワケで
… 俺らは餌になりたくないんで チョイと下って釣り開始です





今日は日曜日 ですが昨日の告知通り 15:00~20:00 でショールームやってます。

さて 本日は 昨日告知した通り 朝から the ‘B-Type’ テストで 常連さんの十和田湖ギリーさんと

鹿角市南部の 夜明島川に行ってきたんっすよ。

どうにもこうにも 思い起こしてみればコレが本シーズン初の渓流… 山岳渓流入渓でして。



水質は 秋田の渓流にしては標準的 よそから来たら夢のようにキレイ オマケに the ‘B-Type’ をテストするのになかなか良い
バックヤードが確保しやすくて FF向きのフィールドっすね





以前も言ったけど 夜明島川はWild 1 の釣り情報サイトで散々紹介されてて手垢にまみれてる

言ってみれば鹿角市版・南股川黒滝温泉より上流、関東近辺で言えば鹿留(ししどめ)川 っつー

ガッツリ山の中 ガッツリとイワナの領域 ガッツリ知られてる所っすね。

当然今シーズンは熊問題で単独釣行はお勧めできない感じっすけど



the ‘B-Type’ には とりあえずLamson と とりあえずUltra 3 Yamame を充てました 当然シルクライン使用前提で設計してるんで
不利は不利 でも結論として PVCでも結構行ける





とにかく the ‘B-Type’ のテストなんで っつーのと よぉく考えるとコレが今シーズン初入渓

っつー事で 同行の十和田湖ギリーさん 失礼しました。

釣り勘が鈍って殿様出勤的なスケージュール組んじゃうわ 毛鉤は見えねえわ

。。。どう考えてもあと2時間は早く釣りを始めるべきでしたね。



いやマジで すぐ釣れた… 20cm行くか行かないかのイワナです DT3指定のロッドだからもうチョイ曲がってもイイのかな?
なんっすけど… 実はDT3はあんま使って来なかったから こんなモンじゃないか と





っつっといて 釣っちゃうんだけどね?

もっともフライ見えねえ 移動すんべえ で掛かってた… っつー。。。

20cm行ったかな?程度のエゾイワナです。

入渓点で釣れちゃった っつー。。。



10時を回るとアタックすらなくなって 水面下で露骨にイワナが移動してるんっすよ こうなると何をしたって始まらない
インジケーターの釣りでもしよっか 久しぶりに





前評判だとフライパターン関係なくパッカパカ釣れ倒して疲れる… だったんっすけど

この後十和田湖ギリーさんも1尾キャッチしてから アタックしてくるけど乗らない が続いて

10時を回る頃にはぱったりと…

確実に 時合がハッキリしてますねこの川は。



大都会の皆さん こういう奴見て癒されて下さい 夏休みはチョイと足を伸ばして鹿角の南・夜明島川までイワナ釣りってのも
楽しいと思いますよ? あんま荒らされたくない でジモティは情報出したがらないからこんな感じの紹介なんだけど





とにかく the ‘B-Type’ はキャストでストレスを感じない

キレイにナローループを描いて気持ち良くラインがすっ飛んでいく…

それだけにドライフライを見失いがち なんだけど。

反面この程度のイワナだと… いやDT3だとこんなモンか。



POLANO 初のブランクから自社生産第1号 the ‘B-Type’ は驚くほどの大成功 っつっちゃってイイっすね 早速第2ロットで販売用
作製します とにかくループが気持ちイイ 今度誰かに撮ってもらおっと





と まるっきりSAGE RPL+ とおんなじような印象になるんっすけど

当然この竿で忍野のレインボーやブラウンを釣ってみたくなるっつー。。。

実に小気味イイちょいパワフルかな? なロッドです。

あとは 時合を考えて集合時間を組まないとね。



夏至周辺は 寝らんないんっすよ。


 
  


Posted by モッズおじさん  at 17:04Comments(0)竿と釣りと渓流の話

2017年06月24日

A407:明日日曜日は 午後からのオープンです ご了承下さい



どうも、モッズおじさんです。


どちらかと言うと忍野や桂川・都留地区のような所で使用するのに適したと思われる the ‘B-Type’ 7ft0in DT3 です
コレを何処でテストしようか… 常連さんのアドバイスで 明日フィールドテストに行ってきます





さて the ‘Crossroad’ のテストが一旦の目途が付いたんで 続いて the ‘B-Type’ のテスト

っつー事で 明日 日曜日は午前中は確実に休みとさせて頂きます。

とりあえず山のほうにテストを兼ねた釣行に行ってきますんで。

多分午後には開ける事は出来ると思うんっすけど



全く 渓流ロッドを売りにしてるPOLANO としてみれば迷惑この上ない話で… 警察や行政が規制すると商売あがったりだよ
こうなるとこういう「チョイ滑ってる」ステッカーでも売るしかねえよ





なにせ鹿角の熊問題は 行政が何の解決策も示せずにただただ「行かないでください」っつー

警戒警報が出っ放しなモンで 単独ではなく複数で入るモンっすから。

だから秋田なんだからマタギの爺様をブレインで県や市が嘱託契約結んで

血の気の多い若いのを全国から募って 委託業務化しちゃえば熊問題も人口問題も一気に解決 なんだけどねぇ。。。



っつー事で 明日は午後からのオープンになります。


 
  


Posted by モッズおじさん  at 18:30Comments(0)工房の話

2017年06月24日

A406:It’s Automatic にも程がある



どうも、モッズおじさんです。


動画では1発で伝わるけど写真だと伝わり辛い 一昨日米代川本流に行ったらとにかく風が強い… リアルにルアーでも中止の日
なのに竿を出してみて テストをしちゃったんだよね





さて庶民のための the ‘Mk. 1’ – SPITFIRE 販売予定価格 ¥37.000- だっけ?の作業中ですが

対して今の所 POLANO で最高額¥120.000-(予定) のプロトタイプ the ‘Crossroad’ を

昨日一昨日とテストしてたんっすけど

一昨日は毛馬内でも梅雨入りで オマケに風強い… ゼーカーがヨイツーで



工房を休みにしてまで得た釣果は… ミニマムサイズ更新記録物のヤマメです もちろん the ‘Crossroad’ の釣果です
グラファイトのウェット・ロッドなら確実に弾く奴ですね?





キャスティングのテストが上手く行かなかったっつー。。。でも釣っちゃうのがおいらなんっすけどね?

それも衣川・安倍館橋で the ‘Mk. 1’ ver.前沢 で釣った Minimumサイズに匹敵するのを

事もあろうに the ‘Crossroad’ で釣っちゃったっつー。。。

しっかり口にフッキングしてるし。



ウチから歩いて10分ほどの米代川支流・小坂川の汁毛川合流付近 ヤマメの魚影は濃いけど それ以上にウグイの数がハンパない
本流で泣かされるのはウグイの猛攻 なんで敢えてウグイの巣窟で竿出してみました





宇多田ヒカル以来の It’s Automatic にも程がある

っつー事で日を改めて昨日 POLANO の『漁場』 そこの小坂川・汁毛川合流地点で竿を出してみたんっすよ。

で、結論は… この程度の規模だとDT5でも充分だけど WF5~6 がお勧めで

この川のアベレージだと the ‘Crossroad’ はややオーバーパワー だな。



大丈夫です 20cmチョイの塩焼きサイズがすんなりランディングできました このサイズだとロッドが完全にオーバーパワーで
もうチョイ大場所のほうが向いているかも





ココはヤマメも多いけどそれを上回ってウグイが多い… 当然本流での宿命がウグイの猛攻なんだけど

the ‘Crossroad’ のパワーだとウグイは見事に弾きます。

例の アタック/ フッキング/ ランディング で表記すると昨日は 30+/ 2/ 1 で 30以上はウグイっつー。。。

ヤマメは漏れなくフッキングしてます。



いや実際 小坂川ならココより下流なら the ‘Crossroad’ の出番だと思うんだけど ココから上流は… the ‘B-Type’で渓流モード かな
にしても水中のギラリンも見えないし 石のコケにハミ跡見えねえし… 今年の小坂川は ダメかもしんない





もっとも1尾 ウグイと思って気を抜いてたらヤマメだった で足元バラシ っつーのがあったんだけどね?

で、特筆したいのがダブルハンドにセットして ロングキャスティングの有効性なんっすよ。

米代川本流・錦木橋でOHキャスティングを試してみたら… 20m 余裕でキャストできました

WF7 を使ってなんだけど 結構対岸を攻める事が出来ますね



米代川本流でもIC降りてすぐのココは目立つポイントで 当然攻める人がわんさかいて とにかく手垢にまみれてる
サカナも分かってて 対外を攻める事が出来ればサクラマスも夢じゃない… らしいっす





330グレインのスイッチロッド用WFやスカンジナビアン・ヘッドだともっと飛ぶだろうし

スペイキャストもかなり楽にこなせるはず。。。

実は昨日錦木橋の下でダブルハンド用のねじ込み受け金具が取れちゃってのキャストだったんだけどね?

っつー事で 色々楽しいロッド ってのが伝わったでしょうか。



明日は the ‘B-Type’ のテストに入ります。



  


Posted by モッズおじさん  at 16:00Comments(0)竿と釣りと渓流の話

2017年06月24日

A405:庶民のためのロッドは 庶民の漆器の技法で



どうも、モッズおじさんです。


毛馬内も一昨日梅雨入りしましたが 昨日の午後からこちらは晴れ 快晴ってほどじゃないけど 晴れました こういう天候じゃないと
今回の作業は時間が掛かっちゃう っつー作業を早速 やってます





今日は土曜日なんで 10:00~20:00 でショールームやってます。

っつー事で木・金と2日お休み頂きましたが その報告もこんもりある上に

明日はおそらく午後-夕方位からのショールーム開店なんっすけどそれはさておき

本日は久々に the ‘Mk. 1’ – SPITFIRE の話です。



久々に触れる the ‘Mk. 1’ – SPITFIRE っすけど ようやく塗料も届いて作業開始です 現在12万円のロッドをグイグイ推してますが
同時に 割と手の届きやすいロッドも作ってまっせ 的にラインナップしてる奴ですね?





色々もったいぶって なかなか本筋を話さないでおなじみのPOLANOですが ようやく注文の塗料が届いたんで

オマケに毛馬内も一昨日梅雨入りして天候があまり良くなかったけど今日は晴れ

っつー事で the ‘Mk. 1’ – SPITFITE のブランク塗装に 入ったんっすよ。

コレが使用する塗料が 10年位前にはエコロジーの観点からイイんじゃね? で注目されたアイテムの



使用する塗料は100 自然塗料の柿渋… なにせ渋柿を絞って寝かせた奴だから 文句なしの自然塗料なんっすよ
鹿角では売ってないんで 遠くから取り寄せました





柿渋を使用するんっすね。。。『鉄腕DASH』でもリーダーと山口君が作ってた奴ですね?

渋柿を絞って熟成させた汁…ルーシーで 10年ほど前ロッドビルダーの間でも注目のアイテムだったんっすけど

コレがガッツリ水溶性

100 水場で使うロッドには不向き と判明した途端スルーされるようになった奴なんっすわ。



とにかく渋柿のルーシー ただの渋柿のルーシーだから 1も2もなくクッセエ… フルーツ食い過ぎた時のウ〇コ的な…
だから外で作業するんっすね もちろん乾けば 無臭です





ところが POLANO では横浜時代に既に釣り竿用の技術を確立してまして 10年に及ぶ耐久性チェックも完了してて

今回 the ‘Mk. 1’ – SPITFIRE に採用 となったんっすよ。

やる事は至極簡単… 塗料の柿渋をブランクに塗る 割とたっぷり目に 惜しみなく塗る。

からの ムラなく拭き取ったら 干す。。。コレを3回繰り返すだけ。



コレを軒下で干す… を3回繰り返す 今日みたいに程よく風が吹いてれば 結構早く乾くんっすよ 経験上3回も塗れば柿特有の
赤みがかった発色になる… それ以上塗ると茶色が強くなるんで 加減が重要なんっすね





で、乾いたら漆室に持ち上げて 浄法寺産生漆を塗る。。。5回も塗れば完了 なんっすね。

皆さんが挫けたのが 水溶性の柿渋を保護するコーティング塗料が結局化学物質になっちゃって

全然エコじゃないってのに 気付いちゃったからなんっすね。

ところが POLANO ではそのコーティング剤が自然塗料の漆だからかなりエコなんっすよ。



POLANO では10年前の横浜時代に 既に柿渋下地のロッド工法を確立してたんっすわ 10年前に施したロッドで耐久テスト済み
もっともこのブランク作製依頼した6mw工房の出来の悪さで 自社工房でブランク作製しようと決心したんだけどね?





っつー事で 元々庶民の漆器に多用されてきた柿渋下地を敢えて『個性』としてメインに据えた

庶民のためのバンブーロッド… それが the ‘Mk. 1’ – SPITFIRE なんっすね♪

メイン塗料は柿渋で 漆は飽くまで柿渋の保護コーティング と考えて下さい。

っつー事で the ‘Mk. 1’ – SPITFIRE はただ安いだけの竿とは 違うんです



ただ液体の時は クッセエんだよね。


 
  


Posted by モッズおじさん  at 13:51Comments(0)工房の話

2017年06月21日

A404:あんパン持ってないと こんなモンっすよ



どうも、モッズおじさんです。


ホントは家の近所の小坂川でやろうと思ったんだけど雑草がものすごくて移動… 手垢にまみれた大湯川C&R区間の小学校下堰堤
にしても多いんだよね密漁者… 野球だってルール無視すりゃただのカオスなんだから





今日は平日なんで 12:00~19:00 でショールームやってます。

さて 普通ロッド製作やってる人は「どんだけデカいの釣れるか」をアピールしたくてグイグイ来るワケっすけど

POLANO はチョイと目線が他とは違ってて… ってのは古参の読者の皆さんならもうご存知ですね?

そりゃあテスト中にそのサカナの成長限界の奴が釣れりゃあ最高だけど 早々釣れるモンじゃない。



秋田名物秋田蕗と2ショット… 本当はHardy のリールを充てたい所だけど現在ラクマに出品中のMEDALIST 1494装填中
毛馬内界隈は本流のほうが多いんで この手のロッドがあると重宝なんっすよ





なにせ竿作ってると釣りに行く暇がなかなかできない。。。お客様に誘われて 位の理由でもない限り。

っつー事で今日は強引に時間を作って 大湯川C&R・小学校下堰堤で the ‘Crossroad’ のテストです。

ココは昨シーズン Orvis Mk. 2 で大苦戦した 流れにブランクが負けて大苦戦した所で

あわよくば尺上の ギンケの実績がある所ですね。



フルオートマチックで乗ったのが この掌サイズのチャイチーヤマメ 民間人の釣りだとギャグ程度にしか扱われませんが
POLANO 目線で見るととても嬉しい釣果ではあります 負け惜しみに聞こえるかもしんないけど





ところがこちとら1時間位しか実釣時間が取れない… 挙句 ココは大湯川でも屈指の手垢にまみれたポイント

加えて遊漁料払わない 実質密漁者が横行する無法地帯… オマケに例によって 午前とはいえ。。。

とどめはあんパン持ってない

。。。となると 釣果はこんなモンっすよ。



本流の太い流れをウェットで攻めてこういうのがフルオートマチックで乗る ってのは ブランクのバランスが良い証拠なんっすよ
流れに負けるブランクだと弾かれ倒すのは 去年の実績で紹介した通り





コレが民間人の釣行だったらネタにしかならないけど POLANO の場合コレはコレで立派なデータ

何故なら… 去年のタックルだと確実に弾かれていたサイズが 難なく乗った

こういうちいちゃい奴が乗る…キャッチできる ってのが どんだけ大変な事かを知ってる人には

またとないアピールになるんっすね。



いやぶっちゃけ この竿は ‘Rod of Kemanai’ と呼ぶにふさわしいんじゃないかと… 大物狙い用だけど小物でも充分曲がって楽しめる
手元から曲がるロッドなんだけど British Action だから Moderate Fast Action なんっすね分類上は





っつー事で どうやら去シーズンのような「アタリは多いがテイク(ヒット)は少ない」ストレスは

感じずに済みそうですね。

時々聞かれる「rod of kemanai って、どの竿ですか?」っつー確信犯的な質問には

迷う事無く「コレですね」と the ‘Crossroad’ を指差す事が出来ますね♪



尚 本日の釣果は 1/1/1 っつー。。。


 
  


Posted by モッズおじさん  at 16:20Comments(0)工房の話