2022年01月23日

A1293:良い癖は伸ばす 悪い癖は叩く って事で



どうも、モッズおじさんです。


初回放送から20年 深夜帯に横溝正史のパロディでじわじわブームになった TRICK の東京警視庁なのに播州弁の矢部刑事は
山田奈緒子からヅラ刑事と呼ばれる分かりやすいヅラ… だけど本人は頑なに地肌から生えてる地毛 と言い張る.






11/1から コロナ再拡大予防対策 でショールームは

フリーのお客様は13:00~18:00 で入店を受付けて
事前予約のお客様は10:00~19:00の間で受け付けて
月曜日と火曜日は引き続き 休日


とさせて頂きます。

もちろんマスクと手消毒も 相変わらず継続してお願いいたします。
尚 マスクと手消毒を拒否される方は入店を拒否させて頂きます。



もはや絶滅したと思ってたヅラ 官製談合って… プププ 昭和にはしょっちゅうあった奴ヅラけど ワルの間でも捕まったら
一番恥ずかしい奴ヅラ アイツは『色・飯・金』の金で釣れるとモロバレヅラ. この手の奴はたいていパワハラ上司ヅラ…






そうヅラ♪ 今日はいつもより晩酌の量は倍だヅラ♪

児玉一前鹿角市長が官製談合で逮捕されたヅラ… って バブル期ヅラか???

そういうの 平成一桁台以降聞いてなかったヅラ だけに鹿角の時間軸はどうなってるヅラか?

ココにはどこかに 時間軸曲げちゃうブラックホールでもあるヅラか????



なんだろうなぁ… 報道時代にもいたんだよねぇ『事件引き当てちゃう奴』 普段は平和だと言われてる土地に赴任した途端
日本中が注目するような大事件やスキャンダルや天変地異に出くわしちゃうの… それ俺だよ俺 はっはっは….






そのうち昭和の怪物・金丸信が出てきそうヅラけど それ以前に聖徳太子の1万円札が

どっさり出てきそうヅラ 小銭好きの小悪党多そうヅラからねって事で 皆様いかがお過ごしヅラ?

。。。『語尾ヅラ』もうイイね?… にしても 秋田県教育委員会 秋田県警 それに鹿角市長…

なんか 俺が「おかしくね?」っつった奴全部 弾けてる気がするんっすけど



気のせいだと思うけど 阪神淡路が終わった途端一連のオウム事件 一息ついたら原発施設での事故連発 東北赴任で
筋弛緩剤事件と遺跡捏造事件 山口赴任で玄海島地震… まぁまぁコナンくんの件と一緒で 気のせいだと思うけど.






俺も毛利さんや桜子さんやコナンくんに負けず劣らぬ『死神』になっちったのかな?

気のせいだよね? っつー事で JUNO ストラトモデルを2本も買っちったけど

ホントの所を言えば 入札したはイイけど持て余しそうな毛生え… いや気配が濃厚だったんっすよ。

っつーのも ギター弾いてる期間が長ければ長い程「自分の音」ってのが出来上がって来るモンですが



プロアマ問わず誰でも 歴を重ねれば「自分の音」ってのが自然に出来上がるもので 俺の場合ローズウッド指板のストラトと
Marshall Valvestate で骨子が出来上がったんっすね. だからこそストラトモデルに固執して探したんだけど.






。。。 まぁまぁポリシー持たぬ者はいつまで経っても定まらない テクはあるけど響かない

って不幸な人も多々おりますが たいていは「自分の音」ってのが出来上がるモンでして

御多分に漏れず俺も なんだかんだで自分の音が出来上がったんっすね

ローズウッド指板のストラトキャスターとMarshall Valvestate で。



こちらの予想を超えてマトモな音… いやストラトらしい生意気な音で ストラトにしては初心者向けのバランスの取れた音質
だけど それが逆にストラト「らしさ」の『不完全さ』をスポイルしているので モディファイはそこに重点を置こうかと.





っつー事で JUNO ストラトキャスターモデル のハードウェアを65年Stratocaster に

寄せてモディファイすれば再び… 今の時点でもイイ線行ってるけど っつー事で

実はローズウッド指板のJUNO を手に入れた時点でごちそうさま だったんっすけど

さて。。。 メイプル指板の JUNO ストラトキャスターモデル は どう使おう。。。



大学時代 巷のマネーゲーマー達は投資の対象として色々買い漁り ビンテージギターも注目され始めた時期. だからモノホンは
貧乏学生のおいらにゃ高くて買えねえよ でJapan だったんですが やたらロックンロールなテレが超カッコ良かった.






なんですが ギター歴長い人なら「自分の音」とは直接関係なくても『忘れられない1台』って

あるもので。。。 俺の場合 Fender Telecaster Custom なんっすよ。

ボディはアッシュ が大前提のテレで 特別製のCustom はアルダーを採用してて

フロントにはFender 製ハムバッキングを噛ませた ダイヤルとセレクトスイッチはレスポールっぽい配列



ハル・アシュビーの映画 Let’s Spend the Night Together で日本でも熱狂したUSライブのドキュメンタリーでKeith が
弾いていたギターとして認知され 不人気モデルだったのに急に世界で売れまくって… ギターって アーティスト次第なんです.






と 癖の塊 みたいなギターを大学時代にメインギターで使ってたんっすよ Fender Japan だったけど。

で この Telecaster Custom は82年のワールドツアーで Keith Richards がメインで使って

やがて一気に売れまくった(それまではパッとしなかった)実質 Keith Richards のアイコン的ギターで

Fender Japan ではボディがバスウッドだったんだけど まぁご機嫌な音を出す。。。



偶然ですが色も黒… 俺の『自分の音』と比較すると高音が際立っている けど初心者が言う『キンキン音』までは行ってない
カッティングが際立つギターで コレはコレで枯れた音質に寄せていくのが充分可能な気がして






もっともフロントのハムバッキングはあんま使わなかったんだけど いつか再び

あの Telecaster Custom を買いてえなぁ… でもJapan でも値がつり上がってるんだよなぁ…

と 気が付いた。。。 JUNO ストラトキャスターモデル メイプル指板の音のキャラがよく似てる

いや 弦毎の粒立ちはやや劣るけど 音の艶は勝ってるかも。。。



もちろんTelecaster Customの音が欲しいだけならTelecaster Custom買えばイイだけの話で Telecaster Customの音を
JUNO ストラトキャスターモデル メイプル指板に意識して入れてみる って話. 闇雲にパワーアップする必要があるかな? と.






じゃあこの黒ストラトモデルで Sympathy For The Devil でも弾こうか… って

実は Sympathy For The Devil 弾いてて なぁんか似てんなぁ… ってUnder My Thumb 弾いて

Let’s Spend The Night Together 弾いて確信 と。。。 既に弾いてた っつー。

じゃあこのメイプル指板のほうは そっちを横目に意識して って使い方で。



他のエントリーモデルは知りませんが Charvel や Jackson を扱っていた代理店のブランドなだけに ストラトモデルにしては
1~6弦の音のバランスが整ったギターなんです. もちろん初心者が最初に手に取るギターとしては推奨品なんですが






で ハードウェア… って俺は呼んでるけどピックガードに取り付けられてるピックアップやら

ポットやらセレクターやらをアッセンブリーって呼ぶのが一般的ですが とにかく

JUNO ストラトキャスターモデル はココが貧弱で まさに玉に瑕状態。

まぁまぁエントリーモデルにしとくにはもったいないレベルではあるんですが



ある程度音が分かってる来るとこの起伏のなだらかなストラトの『癖』が物足りなくなる… 幸いボディとネックは優良品
って事で 癖をむしろ引き出していく ってモディファイに取り掛かろう って画策してます.






じゃあ完璧な音を目指して… って言うんだったらストラトモデルじゃなくてレスポールか

SGのモデルを買ったほうがよっぽど答えが早い… なにせ本家の Stratocaster は

不完全さこそが命の 不完全なギターってのが最大の魅力だからね?

逆に 癖のないギターだから初心者にお勧め って言ってのける楽器屋さんの神経疑うんですが



その癖の強さからストラトはJazzでは使われないんです… 半面その癖が独特な深い中音域を引き出していて ブルースや
ロックでは相性が良い そこを乗りこなせたらストラトはコピーも含めて『ハマる』要素が満載なんですよ.






いやマジで ストラトってコピーを含めて 癖の塊だからね?

だけど数多のギタリストが使ってて耳が慣れてるから初心者でもとっつきやすい ってのが正解。

むしろ癖のないギターはSGで せいぜいの癖っつったらヘッド落ち位 っつー事で

JUNO ストラトキャスターモデルのモディファイを早速検討してまして



優良パーツをポン付け でハイ完了 では足りない ってのはアコギの TUSQ ナット交換 でこのブログでも紹介しましたが
溝があるからって ナットファイルで溝を切らないと性能を100%出せないよ と ギターは一筋縄ではいかないんです.






ストラト特有の『癖』を殺さず活かして… って言うのは簡単 アコギと違うベクトルで

エレクトリックギターのモディファイは難しいからね?

ピックアップを高価で高評価な奴にポン付け で終了… じゃあ中華韓流ギターと同じで あんま効果が無い。

っつー事で 時間を掛けてじっくりやっていきましょうか。。。



まずは黒ストラトモデルの硬すぎるペグを まるっと交換… かな。


 
  


Posted by モッズおじさん  at 23:49Comments(0)魂の栄養 ギターの話

2022年01月20日

A1292:Not Bad.



どうも、モッズおじさんです。


かつてジョン・レノンがお忍びで来日した際泊まった某老舗名門ホテル前は黒山の人だかりで 見事なまでに言い訳出来ない
申し分ない『密』で コレ絶対感染爆発起こるだろ と誰もが思ってただけに やっぱりね が本音ですが…






11/1から コロナ再拡大予防対策 でショールームは

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月曜日と火曜日は引き続き 休日


とさせて頂きます。

もちろんマスクと手消毒も 相変わらず継続してお願いいたします。
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今年の1.17は俺雪かきでダウン… 日常がどうしても優先される人間の生活ではどうしても 過去の話は脇に置かれがち
ってのは発生直後から危惧されていた事で あらかじめ予測出来てたから今対処が出来てるようでして…






そうなんだよね 四半世紀を過ぎるともはや あの時細胞のひとつもこの世に存在してなかった

世代への交代が進むってなモンっすよね… それは震災発生直後から危惧されていた事で

それだけに 知らない世代にどうやって伝えようか と皆様散々考えてきたと思いますが

阪神淡路発生直後に 知らない世代の3割が共感出来たら万々歳 と俺は言ってましたが



神戸に引換え秋田県では知事からユッルユルで 大丈夫だろ 的なニュアンスまで漂わせたから現在オミクロン絶賛増殖中.
東北6県で忘年会新年会の自粛要請が一番緩かったから こうなるのは当然で必然… 今年も祭りは中止だ中止.






経験が無いと憶測でしかモノが言えないから なんだけど 神戸は大丈夫でしょう…多分

っつー事で 1都12県に蔓延防止措置が21日から2月13日まで適用 だそうで

やっぱ箱根駅伝で応援見物に出ちゃいけなかったね だったんですが

皆様いかがお過ごしですか?



緊急事態宣言を想定して巣籠の準備 も兼ねて手に入れた JUNO 3トーンサンバースト ローズウッド指板 は良く出来てて
安ギターとバカに出来ないダークホース. 作りも音もイイ線行ってて 価格って何だろう… と考えさせられる.






人って平穏に過ごそうとしても どうしても日々起こる事件事象の影響を受けて

忘れてはならない事ですら時にうっかり忘れてしまう事が多々あるものですが それはさておき

JUNO ストラトキャスターモデル 3トーンサンバースト ローズウッド指板 は調整もしっかりしていて

コレがまぁ なかなかナマイキな音を出してまして… 到底新品当時2万円以下と思えない



サンバーストのストラトって 俺らが高校時代には『定番』カラーで 日本では一番人気のローズウッド指板 とベタな奴
ですが なかなか良い音を出すので手放せなくなるナマイキな奴. それでも手を入れる余地は 充分あります.






本家 Fender Custom Shop とまでは行かないまでも かつての62ビンスト位は迫ってる

現行Squire よりこっちのほうがイイ音出してる っつーナマイキぶりなんっすよ。

実際このギターは MORRIS W-20 よろしく 『化ける』ギターなんだろうなぁ。。。

Saymore Duncan とか入れたらいいじゃん って話ではあるんだけど



ギターやってる人なら誰でも『音の向上』っつったらピックアップ交換 と答えますが 自分が欲しい音とピックアップの音を
理解してなければ後回しにするのが無難. そこまで単純に出来てないからね?ギターって.






実はエレクトリック・ギターってそう単純な代物ではない もちろんピックアップ交換で

音は劇的に変わるけど それだけじゃ実は足りてない… 着地点が見えていれば尚更

難しい個所って増えて来るんで そろそろピックガードを開けて確認しようか

でもなぁ。。。 前オーナーさんが調整入れちゃってるから もったいないような。。。



まさかの 安ギターJUNO をもう1本買っちゃう無茶… 現在はサンバースト以上にベタなブラックで メイプル指板っつー
パッと見だけはまんま エリック・クラプトン ですが JUNO はひと味違うんです…





っつー事で もう1本買っちゃいました

今度は JUNO ストラトキャスターモデル ブラック メイプルネック で

ヘッドストックのJUNOロゴは小さめで MOST INNOVATIVE INSTRUMENT. っつー能書き付 で

ローズ指板の JUNO ロゴ大き目で SOUND INNOVATOR と能書きは異なってまして



ヘッドストックの黒縁に金のフォーマットで JUNO は ローズウッドと比べるとひと回りちいちゃい. 製造年で違うのかな?
とも思ったけど どうやら指板によってロゴ後の能書きが違うから みたいっす.






年式の差かな?と思ったけど黒縁金のJUNOロゴの奴は他のメイプル指板も同じで

どうやらメイプルとローズウッドでは能書きが違ってて 能書きが長いメイプルのほうは

スペースに収まるようにフォントサイズをちいちゃくしているだけのようで。。。

で 相変わらずクルーソンタイプのペグが入ってて ナマイキな感じではあるんですが



90年代におったおった… クルーソンの縦割れ軸に馴染めずに無理やりグローバーとかの普通の軸に替えるオッチョコチョイ
多分この個体もそういう改造が加えられて 結果ハンドルが固くなっちゃってる… 手を入れるべき箇所っすね.






どうした事か6連クルーソンタイプの特徴である 先割れで弦を通す穴がある通常の奴じゃなく

もっと一般的なシャフトの横から弦を差すタイプで… メーカーさんか楽器店か前オーナーさんかが

余計な改造入れちゃったみたいっすね。。。そういう別仕様のペグなのかな?

お陰様で固着しててまぁ硬い事!!!



そうなんです JUNO のメイプル指板は『貼りメイプル』で おそらく最安値で貼りメイプルのストラトが買えるっつー
なにせ90年代中頃にバカのひとつ覚え的に市場に溢れた貼りメイプル… 売れ筋をガンガン採用してたんですね.






ネックは相変わらず65Bシェイプで握りやすい… 普通メイプル指板ってワンピースで

削り出すんだけど コレはなんと! メイプルネックにメイプル指板を貼り付けた

貼りメイプル

Fender では67年から70年までの短い期間にオプションで用意されてたレアアイテムで



裏を見るとマホガニーのスカンク・ラインが入ってないのが一般的な貼りメイプルの特徴で この個体ではまばらに
タイガーストライプが入ったメイプルを使用しています. 何気に贅沢な仕様は相変わらず.






90年代に再ブームが来たジミ・ヘンドリックスの愛機が白の68年Stratocaster って事で

猫も杓子も『貼りメイプル』って時期があったんっすよ… それにローズ指板とネックを共有出来て

売れ方に応じて生産本数を調整しやすい って製作時のメリットも大きいしね。

っつー事で 結果ナマイキなギターがさらにナマイキに磨きがかかりまして。



ハードマテリアルはローズウッド指板と共用. シンクロナイズド・トレモロは初心者が分けも分からず無茶な使い方をする
前提で Gotoh 製品が使われている模様… 頑丈で壊れにくいからね Gotoh 製品は.






パッと見 Fender クラプトンモデルを思い出させる佇まい… なのに! グリーンピックガードは

60年代前半の特徴 とコレまた90年代のビンテージギターブームの頃に知られるようなって

急に楽器屋さんのパーツコーナーの常連になった奴で… 当時のギターの売れ線 全部入ってる っつー。

で この個体に関して言えば トレモロアームに少々ガタが来ている。



シンクロナイズドトレモロは中空でセットするモノだから クラプトンのように使わないから固定 って時以外は止めネジの
高さを揃えてやる必要があります. 見事に1弦側が浮いていたので締めすぎないよう全体を増し締め調整… ブロックは 不安です.






どうやら購入してたからアームを付けっ放しだったんだろうねぇ。。。ネジ穴からのガタで

こうなるとブロック側をヘリサート若しくは交換 でシンクロナイズド・トレモロも作動させると

必要以上に1弦側が浮き上がる。。。 って事で6本のネジを増し締めして調整。

で 張られて送られてきた弦は1弦と 何故か4弦がブリッジ駒から切れていて…



バックプレートは紛失していない個体で やっぱハの字にセッティングされてて どうやら初期設定がこうだった みたいっすね.
キャビティ内は全部ソリッド黒で塗り潰されてるので 素地が何の木か分からない ですが…






1弦はある意味予定調和 だけど4弦は弦そのものに傷があったかヘタクソ… いや

何と申しますか… ヘタクソの証拠です。。。 他に言いようがねえよ

フォロー不可能 って事で弦を張り替えて音出しチェックすると… こっちは何の不具合もない。

到着後商品確認のために でホントは弦の張替は後にしたかったんですが



通常の Stratocaster やストラトモデルは21Fなので ネックはそのままいじらなくてもネジを外せばピックガードが
スッ… と外れる けど22Fは指板ベロ出しで1F追加してる兼ね合いで 外そうとすると引っ掛かる… ネック外すしかない.






っつーのもね? 普通Stratocaster やストラトモデルって21F前提で作られてるから

弦をどければネジ9本か11本外せばピックガードとへばりついてるユニットが外せるんですよ。

でも JUNO は22F で… 1F追加するんで延伸したベロ(延伸分のフィンガーボード)が干渉して

ネック外さないとピックガードが外れないんっすよ。



ネックにカポタストを噛ませてから外せば 弦は纏まったまま移動させられるので弦が邪魔でこんがらがって阿鼻叫喚 な
クッチャクチャな作業にはならずに済むんです. リアルにメンテ初歩の初歩入門 な基本テクですね.






っつー事でネックを外します 弦は緩めて張ったまま でカポタストを噛ませれば

弦がばらける事なく外せます。。。 メンテの初歩的なテクですね?

で ピックガードを外したら ピックアップとポットとキャパシターを確認。。。

やっぱ 16mm のポットだったね?



ココは安ギターの方程式通り SSH のザクリとマグネット追加のピックアップ それにちいちゃいポットに安いキャパシター
と もっと貧弱になる筈のハードウェアですが 何故が良い音がする… ギターって材が重要 の好例ですね?






ユニットは安ギターの方程式通り ピックアップ用のザクリもSSH で方程式通り

でちょっとがっかり ですが他の安ギターではFender Mexico や 現行Squire ですら

お弁当箱とかお風呂とか呼ばれる全面ザクリ もはやセミアコ なだけにまだマシ。

って事で。。。 ピックガードを開けたから ついででボディを磨くか キッタネエから。



恐ろしい事に「何だこれ?紙が挟まってる」っつってポイと捨てちゃう話が満載で驚いてるんですが コレはいい加減な作業員が
落とした奴ではなくて 出荷前の最終組み上げでネック角を調整した奴で Fender でも紙を挟んで調整してる 捨てちゃダメな奴.






っつー事でピックガードとボディの際迄綺麗に磨き上げまして からの再組立て

で注意しないといけないのがネックポケットにあったりなかったりする『紙』ですが

捨てちゃいけません なにせネック角度調整でわざと挟んだ紙だから 捨てると角度が狂っちゃう。

置かれた場所と枚数を正確に覚えとかないと コナンくんよりはチョイマシ 程度の音痴になっちゃう。



ネックポケットを見れば木目が通った1枚板 ってのが誰でもすぐ分かる. バスウッドはココまで木目は明確ではない.
っつー事で JUNO はアルダー2ピースか3ピース ってのが分かるんですね♪ 値段を遥かに超えた大盤振舞.






で ソリッドカラーだとボディの材が何だか判別は難しいんですが ネックポケットの

塗装が塗られないデッドポイントで確認できるんです。

コレはアッシュほど明確ではないけどバスウッドと違って木目がしっかりと確認できる

アルダーの単板ですね



いやアルダーってギター作る以外に需要が無い木材だから そんな高くない… クラプトンモデルに倣ってマットフィニッシュの
ネックに ラッカーと思われるボディフィニッシュで 気分は After Midnight カラッとした音質が 心地良い奴です.






っつー事で再組上げを終えて チューニングも合わせて 改めてVALVESTATE で鳴らすと

メイプル指板特有の抜けるような高音… 初心者が言う『キンキン音』とは違って 抜ける音なのは

フィニッシュがポリ系塗料じゃなくて ラッカーフィニッシュだから なんだよね。

いや実際 何故メイプル指板が日本だけ少ないか理解に苦しみますが



JUNO で手を入れるべき箇所が 分かりました。


 
  


Posted by モッズおじさん  at 15:11Comments(0)魂の栄養 ギターの話

2022年01月16日

A1291:単板です



どうも、モッズおじさんです。


秋田県北部・白神山地の秋田県側入口・北前船の停泊港でかつて栄えた能代市は明治期には『木都』と呼ばれたらしいけど
海外の安い木材に押されて今や壊滅状態… ってのを見たから 一応ギターの事突っ込んで書いてるんだけどね?






11/1から コロナ再拡大予防対策 でショールームは

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月曜日と火曜日は引き続き 休日


とさせて頂きます。

もちろんマスクと手消毒も 相変わらず継続してお願いいたします。
尚 マスクと手消毒を拒否される方は入店を拒否させて頂きます。



大館曲げわっぱも中国とかのアジア産の安物コピーに押されて大苦戦中… って事で もちろん伝統は伝統で守るべきだけど
伝統に裏打ちされた『木を曲げる』技術が 楽器に応用できるから でギターの話を突っ込んで書いてるんだけどね?






いやね?秋田県北部の沿岸部に能代って所があるんっすけど 十和田界隈の炭鉱堀りと違って

材木の町で栄えた土地 だったんだけどアジアや南米とかの安い木材に押されて壊滅状態

なのを 何とか昔の栄光よ再び… で頑張ってるんだけど。。。 正直状況は しょっぱいねぇ。。。

隣町の大館市は秋田名物曲げわっぱ があるけど正直こちらもかなりしょっぱい。



サルの脳だと荒唐無稽で意味不明に見えるだろうけど 人間様はギターを1台買うと2台3台… と腕を挙げれば本数も増える
っつー不思議な現象が起こるのが普通で ましてやこのコロナ禍 巣籠りでギターとウクレレが売れまくってるんっすよね.






で 俺常々思うのがなぜ楽器を作らない。。。 楽器を買おうなんて家はたいてい

そこそこ裕福以上ってのが相場で… 経済目線で見れば顧客はいわゆる『美味しい客』『鉄板』だし

木材加工技術はある それに70年代80年代90年代なら名古屋と松本信州勢の巨大王国に

潰されただろうけど インターネットの一般化でその勢力図は見事に崩れてる って事は



アコースティックギターの裏側って結構小宇宙になってて 1tとも10tとも言われる弦の張力に耐えるためのブレーシングは
共鳴の妨げにならないように考え抜かれて組まれているんです. コレが公共施設作るより職人の手腕が要求される奴でして.






能代春慶に大館曲げわっぱの技術で 楽器市場を騒がせるだけのものが作れそうだけど

。。。北東北の連中は隙があれば普通に手を抜く 自分に甘い側面があるからなぁ。。。

やらない言い訳すぐ並べるんだけど 皆様いかがお過ごしですか?

まぁまぁ自堕落な性格を抑える癖付ければヨソを捲れるのは確実なんですがそれはさておき



MOZZ D-270 はトップは単板 らしいっすけど… もちろん良い音質でパワフルな音量 で12弦だからまさに天使のハープ.
じゃあ俺の手持ちの他のギターを捲ってるかっつったら… 合板のYASUMA のほうが勝ってます.






単板のギターが欲しいなぁ。。。 ってのは包み隠さない俺の本音でして。

もちろん今手元にある合板ボディのギターは単板捲る高音量高音質で大満足なんですが

探しても手頃な価格は大体合板… 60年代70年代のガレージ工房製ギターが大量に出回ってて

そういうのが昨今では ジャパンビンテージ と呼ばれて再評価されてまして。



俺アルミかじった時みたいな感触の Marshall MGアンプの歪みが苦手だったんだけど 有隣堂にいたムッシュさんに
勧められて疑心暗鬼で試奏して 1発で気に入っちゃったのがこの VALVESTATE だったんすよね.






もっともグレコとかテスコとかトーカイ/キャッツアイ とかモーリスとか有名ブランドに偏ってて

大体 団塊がノスタルジーでその辺の価格を吊り上げてる ってのが透けて見えるんですよ。

そういう意味では俺もノスタルジーで買っちゃったのが Marshall Valvestate VS15R なんっすよ。

環境的にはVS40R… 40W鳴らしても問題ない環境なんだけど 15W選んだってのは 完全にノスタルジー。



もはや触れるまでもない話ですが 60年代にコンサート会場が巨大化するの伴い ジミ・ヘンドリックスがジム・マーシャルに
とにかくデカい音量のアンプを って出した発注で生まれたのがMarshall のキャビネットだったんっすよね.






いや15Wでもイイ音出すんっすよVALVESTATE … 20年位前にヘヴィメタルとビートロックの

ブームが終焉を迎えてクラプトンのアンプラグド出演でアコースティックが再評価 って風潮に

シンクロするかのように60年代の真空管アンプが見直された時期で まだアナログ全盛の時代に

真空管シミュレーターを搭載した画期的なアンプだったんっすよ。



そういう伝統の結晶で 15Wだけど太い音を出して 言われなければ真空管アンプと思われる中音域が心地良い音質はさすが名門.
ブルースやる人の間では密かに『名機』と呼ばれてるシリーズなんですね って 見慣れないモンが見切れてるけど






なにせ90年代 Windows 95 が販売されてデジタル化が始まったそういう時期に

真空管をシミュレートした って下りが当初はどうにも疑わしい目で見られがちだったんだけど

俺 ほぼ即買いしちゃったんだよね。。。

もちろんそういうノスタルジーだけで買ったわけじゃなくて



去年の暮れにオーダー掛けて 正月5日に届いた JUNO ストラトキャスターモデル ローズウッド指板 3トーンサンバースト
ジャンボフレットにグリーンピックガードを奢った お手頃ストラトモデルなんですがコレがまた…





2021年最後の買い物が JUNO ストラトキャスターモデル ローズウッド指板 を

買ったはいいけど アンプがねえと音出せねえよ で兼ねてより気に入ってたMashall Valvestate 買った と。

この JUNO ってブランドは 名古屋の共和商会さんのオリジナルブランドで

上位機種のアコギはRCサクセッションの仲井戸麗一さんのギターで知られてた奴で



多分狙ってだろうけど Fender 65年Bネックシェイプとジャンボフレットをコピー だけどテンションガイドは72年後半仕様
で グリーンピックガードは59~64年 なのにアメスタ風ブリッジ. 分散しないとFender から本気のクレーム 入るからね?






結構ちゃんとしたブランドなんだけど このストラトモデルはズバリ エントリーモデルなんです。

そういう事情を一切知らない俺は 単純に7年間ギター弾いてないブランクから来る遠慮で

初心に帰る とばかりにアコギを探してたんっすけど その流れで買った入門機なんですね。

まぁまぁ安ギターはPhotogenic からSelder からGrass Roots から色々あるんだけど



いわゆる安ギターなのに びっしりとバーズアイが入った贅沢な仕様… コレだけでタダ者ではない感が. さらにペグは
安ギターなのにクルーソンタイプがガッツリ入ってて JUNO の本気度が伺えるギターだったんです.






写真をパッと見で 相当惹かれるものがあったんで 知らないブランドだけど買ってみたら

なんとこれ… バーズアイの入ったメイプルにインディアンローズウッドのネックに

アルダー2ピースの単板のボディ と来た。

念願の単板ギター 手に入りました



安物だからバスウッド と決めつける人もいますがココまで木目が出るのはアルダーの証拠. 総重量はちょうど3kg と
とても軽い部類に入りますが 持つと芯に重さを感じるのもアルダーの特徴.






もっとも箱モノのアコースティックじゃなくてソリッドのエレクトリックギターだけどね?

で このJUNO ストラトキャスターモデルは やれ中華韓流製だ だの合板だ だのと

ネット上ではケチョンケチョンに言われてますが 実際はアルダー単板の日本製です。

この辺 色々興味深いネタがあるんで追々触れていきますが 総じて英国紳士の言う「悪くない」。



中古ストラトモデルではお約束状態の ボディ裏側のバックプレートは紛失 って条件で買いました. 無いほうが音抜けが良い
とか言われてますが むしろスプリングの装着本数と装着角度のほうが重要で コレは低音が引き立つセッティング.






ネックはバーズアイが入ってクルーソンタイプのペグ(!)が装填されたローズウッド指板で

ジャンボフレットまで打たれてる65年Stratocaster 仕様で ネックのグリップは65年Uネック

Fender 規格で言う Bグリップを見事に再現してて… 俺65年Stratocaster 泣く泣く手放したから

実際コレだけで狂喜乱舞 なんっすよ。。。あのStratocaster もBネックだったからね?



正直このセッティングはFender Japan 同等かそれ以上の仕事. JUNO ってブランドは相当本気で攻めてきてるのが分かる.
他の安ギターだとこういう所がかなりガッタガタで 困った事にこういう所がプレイヤーの上達に影響するんだよね.






デタッチャブルネックとボディの擦り合わせも文句のつけようがない 名刺1枚入らない

隙間なくビチッと納まって… 他の安ギターどころか 現行Squire でもこうはいかない

お陰で弦を鳴らすとネックにビリビリ ヘッドにビリビリ 蘭姉ちゃんのツノ的なストラト特有の

低音弦側のツノに 膝に置いたボディに ビリビリと弦の振動が伝わりまくる



ケチを付ければピックアップはFender 74年後期以降のフラットポールピースで スタガードだと嬉しかった… けど抵抗値は
ビンテージFender と同じ5.4kΩで もちろんミドル逆極ではないので 歪ませるとノイズが酷い.






と。。。ココまでは良し悪しの『良し』のほうで 優れた木工技術の現れなんですが

そこはエントリーモデル シンクロナイズド・トレモロのデザインはアメスタのようなブロックで

トレモロブロックは削ぎ落したダイキャスト製で 平たく言えば貧弱。

ポットやキャパシターは未だ開封してないんですが 多分16mmのポットじゃないかと。



どちらともつかないのは65年ネックのコピー なのにクレイドットではなくパールドット ってのとクラプトンモデル的な
22F仕様… こう変化球入れないと本家から本気の奴が… 実際Tokai はFender の本気のクレームで1回倒産したからね?






弦交換の際に確認しときます。

で コレが良し悪しの『悪し』で 良しとも悪しともつかないのが キッチリと調整が済んでるナットは

Fenderに倣って牛骨製… なのかな? ってのとフラットボールピースのSSS配列のピックアップは

5.8Ω と ビンテージFender の標準値っつー。。。



エレクトリックギターの塗装はラッカーフィニッシュが理想 と言われてますが安ギターはポリ ってのが当たり前だけど
ネック裏にゴムが溶けた痕跡が… ラッカーフィニッシュじゃないと起こらない現象なんです.






で ハプニング的な奴で驚いたのが 前オーナーさんはギタースタンドに立てて保管してた

けど ネックのクッションで使われてるゴムに塗料が反応して溶けたゴムがこびりついて

って… コレ ラッカー塗装なの? ラッカー塗装だよ??

ポリ系の塗料じゃゴムを溶かす事とか あり得ないからね?



団塊のノスタルジーから外した所に 意外な掘り出し物がありました. JUNO もそろそろジャパンビンテージの範疇に入るかも
ですが 90年代にこのギターの存在知ってたら俺 やっぱ買ってたな ビンテージギターって維持が大変だから普段遊ぶ用で.






っつー事で俺 完全にこのギター気に入っちゃいました。

いやね?団塊のノスタルジーのお陰で有名ブランドにジャパンビンテージのエレクトリックは

あり得ない程市場価格が上がりっぱなしで… 俺ら貧乏人にゃあ手が出ねえよ

そのクセ近年物の Fender Gibson なんかは値段の割には期待した音 出してくれねえし。



このギター 相当な掘り出し物です マジで。


 
  


Posted by モッズおじさん  at 15:26Comments(0)魂の栄養 ギターの話

2022年01月15日

A1290:ちょっと艶が 出過ぎてるかも



どうも、モッズおじさんです。


キース・リチャーズのトレードマークと言えば… 6弦を取り払って5弦をG 1弦をDにドロップしたオープンGのセットした
ギターですが 元々ライ・クーダーがやってた奏法をパクった奴でして. ライ・クーダーはちょっとぼやいてます.






11/1から コロナ再拡大予防対策 でショールームは

フリーのお客様は13:00~18:00 で入店を受付けて
事前予約のお客様は10:00~19:00の間で受け付けて
月曜日と火曜日は引き続き 休日


とさせて頂きます。

もちろんマスクと手消毒も 相変わらず継続してお願いいたします。
尚 マスクと手消毒を拒否される方は入店を拒否させて頂きます。



雪国はなかなか遠出が出来ない… ええなにせ雪に閉ざされるから で例年神田明神詣では雪が解けてから なのに釣りに行ったら
ただの罰当たりになっちゃう… 特に昨今は爆弾低気圧で聞いてないタイミングで急にごちゃまんと降ってくれるから






どっぷりとギターの話で恐縮ですが 釣りしたくてもこの雪じゃあ… ワカサギ釣りなんかは

雪を搔き分けて釣り場に向かう も醍醐味ですがそれ以前に 釣りから帰ったら我が家の入り口が

雪で埋もれて入れない は一番困る。。。コレが雪国の現実でして

ギターがあると籠っても魂が潤うんですが 皆様いかがお過ごしですか?



外板の汚れ除去 と少々の艶出しと保湿 で椿油からのオレンジオイルで磨きまして ルックスは結構向上しましたが
同時に音がよりチープになったような… 5弦オープンG専用機にするつもりはないので 早く手を入れたいんですが






奇しくもあっという間に第6波で またまたコロナ籠りを考えないといけないって局面で

雪籠りの中にヒントが隠れてる箇所が多いんですがそれはさておき

TRIO No.700 はナットが届くまで弾きたくても弾けない なにせ6弦開放が1Fに完全干渉して

キース・リチャーズよろしく5弦オープンG位しか使いようがない現状。



もちろんナットの他にも手を入れたい箇所は山ほどある TRIO No.700 ですが お金が続かねえよ ってのもちろんですが
一気に仕上げると楽しみがなくなる って事で弾きながらじっくりアップデート箇所を検討していきます.






そしてナットと弦を頼んで ホントは昨日届いてる筈なんだけど 謎のお荷物お預かり。。。

ヤロウ わざとじゃね? と疑われるのは… 何も言わずそっと玄関開けて荷物と雪を

置いて逃げる… の例の郵便局員の日頃の行いが 全て災いしてまして。。。本部も良くないからね?

ヤマトと佐川の作り笑顔も決して無駄ではない 思わぬ所で効いている なんですがそれはさておき



謎の銀ピカのパッケージはギター弦ですが コレは後々に触れるとして… まずはTUSQ ナット. フラット指板なんでホントは
クラシックギターのパーツから探すべきなんだけど 探したけど適合するサイズが 無かったんだよね.






ようやく届いたんで早速作業を… 仮止めで貼っておいた例の安物ナットを外して

接着面を綺麗に均して… って コレはホウの木かな?意外と滑らかな木目が気になったけど

もっと気になったのは 見えない所が結構手が加えられてて 元々の寸法からかなり変わってるようで

で TUSQ を乗せてみて… モノっすごく嫌な予感。。。



マジかよ… 結構高さがある奴を選んだんだけど 追いついてません. ラウンド指板用の奴だから付属の安ナットと同じ現象が
っつー事で ブランクナットを買って削って自作するしかない事が判明. 一応楽天ポイントだけで買えますが






予感的中

6弦が1Fに乗っかって 完全に交換前の安物ナットと同じ症状に陥ってる。。。

こりゃあTUSQをブランクで買って 削って自作するしか手が無い奴だったな?

とはいえ比較的安価だからと言って追加オーダーを掛けるのも 軽い輪廻地獄が見えて来る。。。



現物あるのにもったいない! って事でリペアマンがチョイチョイやってる『底上げ』を施す事に… 普通は紙を挟んで
微調整するんですが どうした事か我が家にはマホガニーの薄板が転がってたんで コレを流用する事に.






貧乏人が必ず陥ってる 値段が安いから買えばイイ… 的なバカの発想でやっちゃうと

安い値段が累積して 結局無駄に大金が出てっちゃう ってパターンですね?

で ウチにはアルミプレートと真鍮プレートがあったから で探してたら何故か

厚さ1.5mmのホンジェラス・マホガニーの薄板がヒョッコリと出てきまして。



まずは大雑把に切り出して 仮組すると充分過ぎるほどのクリアランスが出現… アルミか真鍮の薄板も検討しましたが
音質がもっと固くなっちゃうのを嫌って ネック材の定番マホガニーで底上げする事に決めました.






そりゃあアンタ ネックの材料っつったらメイプルかマホ ってのは定番だから文句なし

で マホガニー薄板で底上げして対処します。

コレで追々交換時期が来たら その時こそブランクを買って削り出せば良いか って事で。

切り出して仮組してみたら 結構イイ感じなんで このまま擦り合わせて接着します。



ナットに関しては 個人的には瞬間接着剤を使用します. 接着力は強力だけど押し出される力には弱い で熱を与えると
ネック本体に悪影響を及ぼしそうなので 敢えて接着剤を使い分けるんです.






リペアで多いのは 底上げに紙を挟む って定番技がありますが マホガニーならもっと良い

って事で 切り出したマホガニーを瞬間接着剤でTUSQに貼り付けて 綺麗に削って整えて

1発勝負の接着… 上手く行きました。

っつー事で 弦高を合わせて溝を切っていきます。



通常の溝切ではあり得ない深さでゴーリゴーリ削ります. 最も深い所で露出高の半分 って普通のナット交換じゃやらないよ.
いやマジで 多少曲がっても コレはしょうがねえなぁ… なんですが そこそこ上手く削れました.






コレがまたひと苦労。。。 なにせフラットに弦高を合わせるのにナットにはアールが掛かってる

って事は。。。 3弦4弦でいつも以上にゴーリゴリ削らないと整わない。

クラシックギター用のTUSQ に ぴったりハマる奴が無かったんですよ

2弦5弦も結構削る… っつー事で 散々苦労してようやく 0.050” で弦高を揃えました。



ナットに弦が埋もれるセッティングって見慣れた光景だけど もっと弦が露出したほうがナット原因のビビり音から解放される
って事で ココもゴリゴリ削ってフラット化しときます. 実際3弦4弦5弦にビビり音が出ちゃったし.






さらに 3弦4弦をピークに弦がナットに埋まっちゃうので ナットのトップをフラットに

削りまして。。。 若干だけど 今度は5弦が1Fに僅かに干渉するような。。。

極端に強いアタックを与えると出るんで ココは演奏時に要注意 で流す事にして

ようやくナットの交換が 完了しました。



ようやく弾けるギターに仕上がった TRIO No.700 は 弦高を12F 6弦1.8mm/1弦1.6mm にセットアップ. で低音側が
オッソロシク弾きやすくなりまして… 速弾き命のメタルプレイヤーも狂喜乱舞する仕様になったんです.





マホガニーの底上げは意外とイイ感じにデザインのアクセントになってて嫌味じゃない。

で 音質は… あんま変わったような気がしないんだけど 多分良くなってるんだろう ねぇ。。。

steel reinforced neck となってるけど 単にネックに鉄の棒が仕込まれてるだけ って奴だから

調整は効かない 意外と湿度に影響されるネックで 演奏環境を選ぶ みたいっす。



ネックの材質がホウのような細かい木肌だったのが少々気になります… ダンエレクトロなんかもそういう木材使ってて
湿度に結構左右されるのを経験してるだけに 屋外仕様は避けたほうが良さそう… そんな機会も 無いけどね?






5弦開放のビビりも その辺を考慮しながらフレット調整を 追々入れていくことにします。

っつー事で久々に弾いたけど… やっぱ良いですなぁ 12F 6弦1.8mm/ 1弦1.6mm で

アホみたいに弾きやすくなりまして 枯れたトーンがたまらんっすよ。

まぁまぁこの枯れたトーンは合板ボディだからこそ出せるんだけど



そうなんです 俺が持ってるギターはそれもこれもボディは合板… 音はご機嫌に良いので別に何の文句もないんですが
自己満足的な気分と対外的な見栄で 単板ボディのギターが1本あっても いいよなぁ… と思う今日この頃.






1本くらい単板ボディのギターが欲しいモンっすよ ねぇ。。。 いや単板が良い音で

合板はダメってのは素人の思い込みだ ってのは YASUMA が教えてくれた事だけど

単板のギターって あると嬉しい って音質云々より持ち手の気分なんっすよね。

YASUMA マホギター持ってりゃ充分だろ って話もあるんですが



良い物件があったら 買っちゃうんだろうなぁ。。。


 
  


Posted by モッズおじさん  at 00:27Comments(0)魂の栄養 ギターの話

2022年01月08日

A1289:激渋ギター 絶賛メンテナンス中



どうも、モッズおじさんです。


昨日は関東南部で雪 だそうで… 年に1回もうっすら積もれば寒い冬 だったのにここ数年降ればドッカン が癖になってる
人が多いからすぐ雪が踏み固められてちゃうから 雪国より早く除雪しないと大変なんだよねぇ…






11/1から コロナ再拡大予防対策 でショールームは

フリーのお客様は13:00~18:00 で入店を受付けて
事前予約のお客様は10:00~19:00の間で受け付けて
月曜日と火曜日は引き続き 休日


とさせて頂きます。

もちろんマスクと手消毒も 相変わらず継続してお願いいたします。
尚 マスクと手消毒を拒否される方は入店を拒否させて頂きます。



共通してるのは在日米軍の米軍内規定違反者で 欲望が我慢できずに外出ちゃう奴らが… 未知のモノに怯えて騒ぐ奴ほど
ちょっと沈静化するとすぐ脇が甘くなる 自堕落なダメな人間 って特性は国や人種で分けられない共通項って 良く分かった.






皆様お正月はいかがでしたか?

世間様はどうにも『勇み足』って感が拭い切れなかった俺ですが 案の定

この連休で沖縄・広島・山口県が軒並み蔓延防止等重点措置適用 と

まぁまぁ観光客が多い沖縄はともかく山口と広島ってのがちょっと意外でしたが



雪かき終わって指先を暖めたら TRIOを爪弾く ってのが最高に楽しい三が日でしたが TRIO ってガットギターがS.Yairiから
出てる事を考えると ひょっとして… なんですが コレは名古屋にあった大橋楽器のギターって事だけは確実に分かってる奴.





早くコロナの経口薬(飲み薬)が出来ねえかなぁ… ですが皆様いかがお過ごしですか?

お籠りが意外と得意な俺としては この三が日は TRIO No. 700 のギターを弾き倒しまして

いや別に MORRIS MOZZ YASUMA のギターに飽きたワケじゃなくて

問題点を見つけるためだったりするんですね いやホントに。



弦はとりあえず 手元にあったROTOSOUND JKワウンド弦 を張ってます… チョーキングを多用するだけに0.09ゲージを優先した
セレクトだったんですが ピックギターらしい音にするならフラット弦かなぁ… と悩んでます.






いや随分追い込んで弦高調整しながら だったんですが… 12F計測で 6弦1.8mm/ 1弦1.6mm

って… エレクトリックギターかよ なセッティングまで追い込んだらまぁ弾きやすい

ナット溝の干渉も… 1弦と6弦は1Fに干渉してしまったけどあとはセーフ

まぁまぁフラット指板にアールの付いた安ナットだからこうなっちゃうんだけど



若干の順反りを敢えて施すギターって 弦高を下げて単音引きを弾きやすくするセッティングを考慮して なんですがナットが
安物ですぐ削れちゃって 6弦が開放でも1フレットに乗っかっちゃって… 1弦もヤバい けど他の弦は余裕でして.






三が日が明けたら早速ナットをオーダー だね。。。 いやオーダー自体はいつでもできるけど

多分この手の幅広TUSQナットは取り寄せになるだろうから 三が日明けないと

メーカーが動いてないから時間が掛かる。。。 と待ってたら

安ナットなだけに 弦で溝が削られて6弦が1Fに干渉しちゃって 開放なのにF音 っつー。。。



おそらくEpiphone に付いてた奴と思われる安ナットは 通常のギターらしいアールの掛かったナットで 1/6弦と3/4弦では
弦高が違う っつー弾き辛い. メーカーが仕事始めのタイミングでTUSQ をオーダー掛けておきました.






販売店が通常運転になったんで早速オーダー掛けましたが 案の定5日ほど待たされる

って事で。。。 ギターは磨くべき なんだろうけど このヤレ感 ナチュラルなリアルレリック

あんまり磨き倒すと折角の『渋味』が無くなっちゃう。

難しい所ですね。



分かるかなぁ… 塗装面がウェザーチェック つまり塗装面に建てに浅いクラックが無数に入る状態で コレが『渋味』に
繋がってくるんですよ. コレを壊さず消さず で活かした手入れを施したいんですが コレがなかなか…






っつー事で まずは椿油で塗装表面と金属パーツに食い込んでる埃を浮き上がらせて

オレンジオイルで更なる埃除去と適度な艶出し でご機嫌伺ですね。

コレが大成功で イキフンは壊さずイイ感じで綺麗になりました。

で 綺麗になると見えて来る問題点もありまして



長年の戦歴は かつては一般的だった真鍮のフレットが削られてボッコボコに. えー今時真鍮のフレットなんてあるのお?
ですが クラシックギターでは今でも真鍮のフレットがわんさかあるんですね.






フレットは表面の汚れが落ちて真鍮のゴールドが眩い… のは嬉しいけど結構ボッコボコ

もはや削って成型で済むレベルじゃあなさそう… 要交換箇所ですね。

真鍮のフレットなんて売ってんの?と思った皆さん

クラシックギター用のフレットが現役バリバリで売ってるんっすね♪



家庭練習用 ちいちゃいホール用 の15W のMarshall VALVESTATE が 俺の2022年初買い だったんですよ. 15Wなのに
結構芯のあるしっかりとした音を出すんで 実においしいアンプなんですね.






っつー事で 2022年初買いの品物が TRIO の汚れ取りの段階で届きまして

Marshall VALVESTATE VS15R Made in United Kingdom

と… ハイそうです ギターアンプのMarshall です。

このアンプ ブルーズプレイヤーの間では密かに『超使える』っつって人気の奴でして



いわゆる『Marshallの歪み』とは一線を画した むしろBLUESBREAKERに近い真空管の歪みを再現するアンプなんですが
15/30Wは真空管を使ってない 真空管シミュレーターを搭載した 当時のMarshall の冒険作だったんですよ.






いやコレ 20ン年前に新商品で出た当時に買って以来愛用してたけど 引っ越しの際

間違って売っちゃったんっすよ… で取り戻した と。。。 それ位気に入ってたアンプなんです。

もちろん MORRIS や MOZZ や YASUMA には必要ないし TRIO もフルアコ/エレアコ化しない限り

必要のない代物では あるんだけどね?



もちろん TRIO をフルアコ/エレアコ化する気は 微塵もございません。


 
  


Posted by モッズおじさん  at 15:24Comments(0)おじさんのひとりごと

2022年01月01日

A1288:2022年 明けました



どうも、モッズおじさんです。


なんとか無事に2022年を迎える事が出来ました. 自分だけの問題じゃないからなぁ… 自分が感染源にならないように で
自粛が続いてますが 今年こそ神田明神に 行きたいねぇ… こういう希望が叶う年になりますように.





11/1から コロナ再拡大予防対策 でショールームは

フリーのお客様は13:00~18:00 で入店を受付けて
事前予約のお客様は10:00~19:00の間で受け付けて
月曜日と火曜日は引き続き 休日


とさせて頂きます。

もちろんマスクと手消毒も 相変わらず継続してお願いいたします。
尚 マスクと手消毒を拒否される方は入店を拒否させて頂きます。



なんだか慌ただしい2021年でしたが その割には成果が少なかった気がする俺ですが ギターを再開して自分のスキルを
見直すっつー大変有意義な事が出来たので 随分とスッキリとした年明けを迎えております ええ.






新年明けましておめでとうございます。

昨年中はコロナ禍で色々と大変でしたが

2022年はPOLANO とこのブログの常連さんにだけ

幸多い1年となりますように 説に祈願いたします。



にしても 毎年年越し年明けが一番寒い でウンザリするんですが 今年もなんだかんだで雪降ってます. 2022年も元旦から
雪かき と思うと… ホントは何にも仕事しないのが元旦なんだけど ねぇ…






2022年はBSニュースの木下瑠音さんのような方から好き好き好き… と言われて

何だったら抱きつかれて放してくれない で

参ったなぁ… と鼻の下伸びっ放しな

大変有意義な1年になりますように。



新年恒例のネタです 気にしないでください。


 
  


Posted by モッズおじさん  at 00:00Comments(0)工房の話