2017年06月28日
A412:こうなる以前に整えとけ ってのが 本当の責任なんっすけどね?
どうも、モッズおじさんです。
the ‘Mk. 1’ ver.毛馬内は露骨に黒い… 漆が褪色すれば多少は地の色が出るんだろうけど 根本的に黒い みたいっす
多少曲がりが発生してしまったみたいっすけど この辺は曲がり直しで修正が効く所
今日は平日なんで 12:00~19:00 でショールームやってます。
さて本日は the ‘Mk. 1’ にガイドを仮止めして キャスティングテストなんです。
さすがに C.C. de France を渓流用にデチューンした the ‘B-Type’ と比べると飛距離は落ちる
けど… the ‘B-Type’ が反則なだけなんっすけどね?
日光の下で見るとこんな感じ… 公開した通り竹割りの前にフレーミング処理したおかげでムラも少なく仕上がってます
このムラや節の個所は良いアクセントになって 痺れるロッドになるんっすよ
なにせ奴ぁ1930年版SAGE RPL+ っつー…
それでもリーダーだけ出したリスト(手首)キャストでも飛ばせる ラインを乗せれば
控え目だけどラインが自分から飛んでいこうとする感じは 合格 なんっすね。
オマケに日光の下で見るブランクのカラーは 結構黒が引き立ったブランクで
内側が the ‘Mk. 1’ ver.毛馬内で 外側にver.前沢… ver.毛馬内はコルクグリップで仕上げていきますが 問題はそこじゃあない
困った事に ver.前沢のほうに問題がありまして…
ストリッピングガイドのメノウをアンバーから敢えて赤に替えたのが むしろサシ色で引き立つ結果になって
ひたすら痺れるばかり… なんっすけど 実はコレで問題が発生しまして。。。
ブランクが曲がってる 程度なら曲がり直しでいくらでも対応できるんだけど
問題は… ver.前沢 のほうでして。。。
トップ&メスフェルール位置を合わせると 問題が見えて来る… 前沢工房時代のセッティングはティップはほぼ誤差程度の間隔
なんっすけど バット側が… ver.前沢は既にストリッピングガイドが見えているっつー
実は今回の ver.毛馬内のガイドセッティングは E. Garrison が遺したデータをそのまま採用してるんっすけど
同じ the ‘Mk. 1’ でも ver.前沢 は ver.毛馬内 と比べるとまるで飛ばない
その理由は… あからさまに違う ガイドの位置 が原因なんっすね。
正直 コレは黙って見過ごすワケにはいかない。。。
ver.毛馬内と比べると一目瞭然 ストリッピングガイドの位置がココまで違う… コレは富士工業が発行しているガイドチャートに
囚われ過ぎて 計算の詰めが甘かった証 なんだよね
単純にガイド外して再装着 ってやれば問題は一気に解決 なんっすけど問題はふたつ
ひとつはガイド位置をそのまんま E. Garrison の通りに付けると フェルールの真上に付いちゃう問題。
もうひとつは ガイドを外した跡に 漆が残っちゃう問題。
。。。で、決心しました ブランク再塗装込みでの ガイド位置再計算&再装着を やります。
っつー事で the ‘Mk. 1’ ver.前沢はガイドを外して再度セッティングし直します まずはデモ機でテストを繰り返して
ベストな位置が確定したら 順次作業に入ります ブランクも研ぎ直さないといけないんだよね
まずは 手持ちの the ‘Mk. 1’ 個人所有&デモ機 でガイド位置&ガイド数を再装填&テストを施して
商品に順次リペアを施します。。。おそらく禁漁期の10月を目途に作業着手できるんじゃないか、と。
っつー事でお買い上げ頂いた湯沢の方、もちろん無償でリペアを施させて頂きますので
9月21日以降 the ‘Mk. 1’ を預からせて頂きたく存じます。
解禁中は 竿を手放すワケにはいかないでしょうから。