2018年09月04日
A714:POLANO アフターメンテナンス ティップ破損の保証修理 その1
どうも、モッズおじさんです。
攻める釣り人の宿命 それがロッドの破損 ある意味名誉な事だけど 折った本人にしてみれば心の痛手は並大抵のモノじゃあない
一番多いのはティップの破損 って奴でして
っつー事で 本日 kmr様より il ‘Quadrifoglio’ 1号機が届きました。
コレ POLANO の「渓流魚火成岩地質説」から察するに十分起こりうる話で
花崗岩などの風化が早い火成岩地帯を遡上すると遭遇する大小の落石に遭遇しちゃって
ティップが折れちゃったっつー。。。
POLANO では初回に限り無条件でブランク破損個所を交換 で対処しているんっすよ 写真はJIL様所有の the ‘Mk. 1’
バンブーの場合 フェルール部分の破損も意外と多い案件なんです
こういう場合 SHIMANOでもDAIWAでも 全ての釣り竿メーカーでは有償での補修交換ですね?
当然POLANO でも落石は目視と音で察知する事は可能 だからブランク交換で作業工賃込み ¥10.000-~
ティップ継補修だと直り切らないでまた折れるし Actionが変わるから POLANO ではブランク交換しかやらない
なんっすけど それは2回目以降の交換の話で ブランク交換の初回は無償(往復送料はご負担ください)が有効なんです。
ストック分ブランクから色味が近いモノを充てていくので il ‘Quadrifoglio’ のフォローは早いんですね 早いと工賃も安くなる
反面紫外線に晒されてる量が違うので 室内保管のストック分のほうが色味が濃くなりがち
ただし 全てのパーツを移植するので 折れた個所も含めて送付して頂く必要があるんっすけどね?
っつー事で本日は il ‘Quadrifoglio’ のストック・ブランクから1本セレクトして 長さを整えて
からの ティップとフェルールの接着を済ませました。
紫外線に晒されてる量が少ないせいか ストック分は少々琥珀色が濃い目に残っていますが コレはご容赦。
そもそも金払って買ってんのに 折りたくてわざと折る人は いないからね。
2018年05月22日
A657:POLANO アフターメンテナンス フェルール編 すっぽ抜け
どうも、モッズおじさんです。
今回は当工房のルアーロッド il ‘Quadrifoglio’ を預かって 修理をいたしました… すっぽ抜けは工房側にも責任がある場合がある
が 責任の立証は非常に困難 なので工賃は取らずに修理する事にしているんです
今日は平日なんで 12:00~20:00 でショールームやって 明日も同じ時間に開ける予定です。
さて フェルール抜けで入院していた kmr様の il ‘Quadrifoglio’ が完成したんで
本日ヤマト便で発送しました。
明後日には 到着すると思います(受付番号は メールでお問い合わせください)。
もちろんピン打ちをすればすっぽ抜けは防げるけど 接着剤が原因だった場合にはガタつくから結局工房持ち込みからの
ピン抜きっつー厄介な作業が加わるんで とてもじゃないけど無償じゃ受け付けられない… だからこういうスタイル
っつー事で 本日はPOLANO のアフターメンテナンスの話を。。。
今回送付頂いたロッドは 単純に金属フェルールの固着によるすっぽ抜け だったのですが
すっぽ抜けてしまった場合 当時工房のロッドに限り 回数無制限・無償で修理致しております。
ただしロッドを丸々1本 お預かりする事になります(工期14日程度)。
POLANO のお客様は 釣りの達人であってもバンブーロッドの熟練者というわけではないので どうしても想定外の現象に見舞われる
なにせ作ってる俺だって 思いがけない所で竿折っちゃう事があるんだから で考えたのがこういうシステムなんです
申し訳ありませんが フェルールを紛失した場合はパーツ代を別途請求させて頂きます。
それに直接工房に持ち込んで頂くか 宅配便で発送頂き 往復の送料はご負担下さい。
とにかく バンブーロッド初心者のうちは今まで通りにはいかない 不本意な事象に見舞われる事が多いですから
ベテランでも稀に見舞われる事象は 出来る限り柔軟に対応したい と考えています。
ただしご自分で接着されてから持ち込まれても それは保証の対象外とさせて頂きます ご注意下さい。