2023年03月31日
A1335:鈴鳴りハンパない Tokai
どうも、モッズおじさんです。
ムジナとは…人を化かす妖怪としても知られている 人間社会のごく近い所で生息する野生生物で 土地によってはタヌキ
土地によってはアナグマ ハクビシンを指すのですが 明確な定義はあいまい… まさに人を化かすような話でして.
2022年9/1より ショールームは終了 個別対応とさせて頂きました。
御用の方はこのブログのコメント欄で結構ですので
あらかじめご連絡いただけると幸いです
お越しの際はマスク着用と手消毒のご協力お願いいたします。
下世話な暴露話で秘密厳守という世間の常識からズレる事で『受けた』と勘違いした男が政治の世界に出ちゃったんですよぉ
でも元々が勘違いだから 結局泣き見てやがんの. 元々ひと笑い取ったワケじゃなかったからね?
なるほど笑いは「常識とのズレ」で生じてくる現象である事は否定のしようがない
けど 実は常識とズレる距離は非常に狭い範囲である って事を知る人は 少ないねぇ。。。
さもなければ歴史的大事件… 3億円事件も一連のオウム事件も和歌山カレー殺人事件も
昨今ぶり返してる一連の旧統一教会問題とかも ココまで常識から外れてるから『笑い』かっつったら
世界の安定と秩序 って常識からズレて自国こそ最優先 っつー意地汚い18世紀の発想を口にしたら『受けた』と勘違いして
ポルノ女優に口止め っつー相当みっともない嫌疑を掛けられて慌ててるおじいちゃん… ひと笑い取ったワケじゃなかったからね?
絶対笑えねえ
その辺の間合いを図って絶妙なポイントを打ち抜いて笑いを産むのがお笑い芸人の仕事であって
常識がない事を自覚してるからお笑いの世界に入った芸人が一番求められるのは『常識』なんだよね。
さもなきゃ 常識をずらす事が出来ないし
注目されて会見でうすら笑い だけど… ひと笑い取ったワケじゃないからね? どいつもこいつも ただ常識からズレただけ.
こういうのを「同じ穴のムジナ」っつーんです…
常識をわきまえず暴れ回るだけなら ただの町の無法者だからね?
もっともその常識 ってのも実に曖昧でフワッフワで… 住んでる地域や所属してる会社が変わればコロリと変わる
それどころか時代が変わればその尺度も随分と変わってくる。。。
今の時代素っ裸で渋谷の街を駆け抜けたらすぐ御用 って誰でも知ってるからやらないけど
上島さんも出川さんも 常識からどれくらいズレたら笑いになって どれくらいズレたらアウトなのか を日々探る毎日だった
らしいっすけど その苦悩もさらけ出して笑いに昇華していたのが 偉大な所.
上島竜兵さんなんか生前は ほぼ素っ裸で街を歩く事はざらで そこから笑いが生まれたけど
それ以前の70年代はストリーキングっつって 素人の若いあんちゃん姉ちゃんが素っ裸で駆け抜ける
っつーパフォーマンスがあって そこでは笑いは1mmも生まれなかった。。。
春日は実行犯だけど 一番悪質なのはメインMCの立場から圧を掛けた加藤浩次なワケでして
そうそう 昔の安ギターって配線がチョイチョイ60年代ビザールの名残があったっけ… この安物パーツの場合シールド用の
金属板の代わりにセレクタースイッチをアースにしてて かなり無茶をしておりました.
と MCにかまけてお笑いの本分を忘れちゃったみたいですが皆様いかがお過ごしですか?
80年代前半のGreco を期待して落札したストラトモデルが 実はTokai TST-50 っつー
こちらの期待を超えてきた2トーンサンバーストに @_Tuning ピックアップアッセンブリを移植する
のですが。。。 シールドプレートまで欠品なので 取寄せようか
コレはフルオリUスタンプピックアップ搭載のTokai Springy Sound 上位機種のアッセンブリーで 根気良く粘れば
アッセンブリーも割と手に入るものではありますが… そこまで執着する事もないような気もするユニットでして…
とも思ったんですが。。。 Tokai ではこの時期シールドプレートは脱着可能な真鍮製だった
ってのを考えると… 現代のシール状アルミシールドはチョイと抵抗がある
っつー事で 自作します。。。 まずはキャビティにコピー用紙とかの適当な薄さと張りのある紙を当てて
ヘリをなぞって型を取ります。
家に丁度良いアルミ板があったんで自作します… 適当な紙をキャビティに当てて キャビティのヘリをなでるように型取りして
コレで型取り完了. なんというアナログ なんというおじいちゃんの知恵的手法 ですが一番確実です.
で 型を取った紙をアルミ板に貼り付けて カットします。
切り取ったアルミ板をピックガードに当てて PUセレクターとポットの穴をケガいて
ドリルとカッターで開けたら サンドペーパーで両面を削って均すと同時に 通電性を確保します。
市販のアルミ板は表面にコーティングが施されてますからね。
型紙をアルミ板に張り付けたら けがいた線の内側をなぞってカッターやハサミでカットして ピックガードに仮乗せして
穴をケガいてカッターとドリルで穴を開けて サンドペーパーで均します. 穴は若干大きめに開けるのが正解.
で Tokai とJUNO のピックアップアッセンブリを取り出す作業に移ります。
ストラト系の場合 シールドジャック2箇所とスプリングホルダーのアース配線1箇所の
計3か所のハンダを溶かして配線を外して 取り出します。
あとは粛々と JUNO に装着していた @_Tuning のピックアップアッセンブリをTokai に取付けて
黒のJUNO から取り出した@_Tuningで組んだアッセンブリーを移植します. Fender TEX-MEX と同等の出力で日本製
さらに希少な AEROVOX TYPE PS2 AEROLITE 0.1μF 200V っつーキャパシターは 強烈だからね.
なにせゴッソリ抜かれてるんで VOL/TONE のツマミも欠品 っつー事でとりあえず
JUNO のVOL/TONE ツマミをしばらく拝借して。。。 移植 完了です。
で 弦はROTO SOUND British Steel を張って 例によって弦高がハチャメチャなんで
12F 6弦2.25mm 1弦2.0mm 7.25”R で調整して オクターブチューニングも施して
移植はすこぶる簡単だけど その後が… 7.25”Rで弦高調整 からのピックアップ高さ調整 そしてオクターブチューニング
と パンクとイカ天でハチャメチャにされてた名器を 復活させました.
ええなにせ第2次パンクブームと『イカ天』バンドブームの被害をマトモに受けた個体
痛々しい限りでしたが 本来の50年代Vintage Fender に肉薄するTokai のサウンドが復活
。。。 いや Tokai のサウンドはよく知らないんですが ひょっとしたら凌駕してるかも。
普通なら ココまで手を入れた暴力的な倍音のジャパンビンテージをメインに据えそうなモンですが
ビンテージスタイルのブリッジは トレモロブロックが鉄ではなく合金製. 理論上はサスティーンが犠牲になる素材ですが
現実は… 遜色ない ってのは重量のあるボディが補ってるから みたいっすよ.
本来スタンプがあるべき所に何もない フォーマットが整ってない所から多分83年製と思われる
このTokai TST-50 は3.8kg… 70年代後半から80年代しばらくの間は重量級が多いんっすよ。
木材が枯渇したから と当時は言われてましたが ロングサスティーンを求める風潮から
敢えて重たいボディを採用してサスティーンを稼いでた って事で
最低グレード って事でフィニッシュはTST-80以上の上位機種のラッカーではなくポリ. 理論上はトレブリーな音質
俗にいう「キンキン音」になるんだけど実際は… そうでもない. キャパシターのお陰でかなりビンテージライクな音質です.
メインを張れる機種なだけに僅差ではあるんですが SM MARINA 白と黒に続く
Epiphone SG と双璧を成す3番手 って立ち位置で。。。このTokai 重いからね?
とにかくクランチでの鈴鳴り感はJUNO 搭載時以上で 痺れます。
さすが 24件の入札を勝ち抜いて手に入れた個体なだけは ありますね。
JUNOではそこまで… だった『鈴鳴り』は強烈に主張してまして アンプで軽く歪ませたり Blues Breaker(エフェクター)で
歪ませただけで強烈に唸る個体になりまして. やはりストラトはこうでないと.
ただねぇ。。。 VOL/TONE ノブは JUNO からの借り物で それなりの代物を取り付けたいし
ジャックポットが腐ってて ナットがすぐ緩んじゃう。。。 コレ ノイズの原因なんだよねぇ。
そう言えば付いていたクズポットは固着しまくりで 白い錆が湧いてたし。
っつー事で ノブとジャックポットを取り寄せねば なんですが
落札で金使い過ぎて しばらく買えないの。。。
2023年03月29日
A1334:Greco かな… Greco じゃないよ。。。
どうも、モッズおじさんです。
70年代は(当時の)若者のカリスマだったアリス堀内孝雄 初の演歌作品が日テレ年末大型時代劇のテーマ曲に選ばれて
テレビ時代劇の傑作となったんです. 以来会津白虎隊伝説はこのドラマ抜きでは語れない程になりまして.
2022年9/1より ショールームは終了 個別対応とさせて頂きました。
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演歌って言うと どうしても出てくるのが日本海の荒波で… じゃあ東映も演歌に なっちゃうの? ンな事ぁねえ
東映のオープニングは犬吠埼で太平洋だし… って 違うってそこの事じゃないから.
そう言えば。。。『演歌』って 何なんでしょうね?
ほら 北島三郎とか鳥羽一郎とか千昌夫とか吉幾三とか 八代亜紀とか坂本冬美とか藤あや子とか
名前挙げると割とすらすら出てくる けど音楽的特徴は?っつーと。。。
ヨナ抜き音階とか コブシを利かせるとか 和服でしょ?とか。。。最後のは音楽的特徴じゃねえし
『演説歌』ってのは富国強兵ゴリ押し朝鮮侵略支持派閥を茶化して批判する自由民権派のからかい歌で 根本にあるのは
実にロックなソウルでして. ♪異次元異次元口から出るのは寝言かSFオッペケペ~♪… って感じ.
元々は明治時代の板垣退助でおなじみの『自由民権運動』で政府批判を歌った反抗歌
『演説歌』… オッペケペー節なんかがルーツなんだそうだけど 細川たかしに反抗の臭いしねえし
石川さゆりはむしろウイスキーと津軽海峡の臭いのほうが強烈だし。
音階と曲の構成といろんな音楽的なモノで突き詰めてくと BOØWY のビートロックと同じっつー
いやぁこのビジュアルだけ見るととても演歌とは結び付かないが… 楽譜に立ち上げて歌詞も文字に立ち上げると見事に
若干の例外を混ぜながらもヨナ抜き音階で七五調… 根幹にある『演説歌』ソウルでBOØWY も同じ ってなるんです.
いや中森明菜や90年代J-POPと同じ形態 って結論になるっつー意外な事実になるんです。
実際 元Megadeath のマーティ・フリードマン(J-POP好き) はこの辺の共通性に気付いてて
美空ひばり以前からの日本のポップスは メロディラインの根本は何も変わってない事を指摘して
世界でも稀有な 興味深い事象と言ってた事がありまして
普通時代が変わるとメロディから変わるのが音楽だけど 日本人が歌いやすいヨナ抜き音階とリズムを取りやすい七五調は普遍
で 時代毎にアレンジが変わってる稀有な例 とマーティは仰ってます… メタルの人って 実は真面目で練習熱心なんです.
その時代時代のアレンジで雰囲気が変わってる って事は… 中森明菜の名曲もアレンジ次第で
現代でも十分通用する そう言うプロジェクトがあったらぜひ参加したい っつってたんっすよ。
あの人過去に 八代亜紀さんの前で『雨の慕情』メタルバージョン弾いた実績があるだけに
21世紀版中森明菜 ぜひ聴いてみたいですが皆様いかがお過ごしですか?
この辺は昨今の中級者向け以上とされるギターでもありがちだけど ハムバッキング乗せられる用のザクリは個人的には
好きになれない… まぁまぁ軽量化に貢献する処理だし気にしなければ良い箇所でもあるんだけど
で『演歌』って 音楽的定義では存在しない… どうやら『世界観』っつートータルアート
みたいですがそれはさておき JUNO のストラトモデルはいじると『化ける』ギターですが
PUのザクリがS-S-H っつーのがどうも。。。っつってもSquire みたいな通称『お弁当箱』より
遥かにソリッドな音質なので良いのですが 個人的にどうしても乗り越えられないのが
指板Rに関しては気にするなと言うほうが無理… 弾き手の指との相性ってのが全てで R変更の加工を頼むと中級者向けの
ギターが1本買えそうな額の工賃取られる… クラシック弾くから行けるかな?とも思ったんですがどうにも…
指板ラディアス(以下:指板R) がフラットに近い14”R… いや16”Rだなこりゃ。
コレがね。。。 それこそマーティ・フリードマンが使う速弾き用の代表的なラディアスなんっすよ。
なるほどコレならギターソロとか弾き易いんだけど… シェイクハンドだと弾き辛い弾き辛い。
っつーのも ほとんどの新旧国産アコギとGibsonの大半は12”R でして
指板Rはボディやネックの素材やピックアップより重要視すべき 全てのギター弾きの最重要箇所で Gibson の太いネックが
弾きやすいと感じるのはネック厚と指板Rのバランスが絶妙だから. ホントはスペックに明記して欲しい位なんだけどね?
俺なんかはずーっと12”Rで 65yrs Fender Stratocaster は7.25”R っつーカマボコ状に
慣れ切って来たので 14”R16”Rってまぁ弾き辛い ってのが良く分かったんっすね。
蛇足ながら Gibson と現行Epiphone はネックが太く感じるけど弾き易いのは
ネックの太さと指板Rのバランスが絶妙だから なんっすね。
近年のSquire なんかも Gibson の指板R 12”Rで整えてきてる… 弦間も10.5mmで SM Marina は握りやすい弾きやすい
Gibson系からの持ち替えも違和感が最小限 て事で 本音を言えばメイプル指板の SM MARINA が理想だったんだけど.
っつー事で SM MARINA の指板が 12”Rで弾き易い。。。で調子に乗って色違いで揃えた
ローズ指板は揃ったから あとはメイプル指板… だけど SM MARINA にメイプル指板は存在しないようで。
困った… 頼みのコスパ最高でおなじみのBacchusも指板Rはかなりまっ平らで買い替えの意味ナシ。
指板7.25~12”RでPUザクリがS-S-S の安い奴条件で探すと。。。 今の時代では なかなか。。。。。。
見るからに出来の良い 70年代後半から80年代中頃辺りの日本製なイキフン出しまくりの詳細不明ギターが大量に出品されて
ソリッドの赤を狙ったんだけど予算オーバー で予算を全額注ぎ込んで落札したのがこのギターでして.
ところが巡り合わせってのはあるモンで ネジに欠品があるロゴ欠落で詳細不明の
ストラトモデルが手に入ったんですよ もちろんメイプル指板。
パッと見 クルーソンペグ装着スモールヘッドに波型ストリングガイドにUネックメイプルネックは
スカンクライン入り でボディはアルダーかバスウッド3ピースで 合金製トレモロブロック…
おそらくソフトケースに仕舞われて物置に入れられてたんでしょう ソフトケースはコケが生えて交換されたPUユニットは
白錆が出てたけど その他は状態が良かった. にしても悲惨な目に遭い続けた個体のようでして…
コレね 80年代後半頃から流行り出した第2期パンクブームとTBS深夜番組で流行った
『イカ天バンド』ブームの被害をモロに受けた個体のようで 心臓部のピックアップアッセンブリーが
ゴッソリと抜かれてる。。。 ピックガードのネジが欠品してたら 容易に想像はつくけど。
全くあの時代は頭クラッシュしてる奴らが折角の優良品をバカ面全開で台無しにしてくれたから
ボディはアルダーかバスウッドの3ピースで 丁寧にザクリが入れられてます. このキャビティ加工で最初の削り始めが
少し深く掘られてるのは工場の癖のようなもので 手作業時代の判定材料になるんですよ.
鑑定が難しいのなんのって。。。 ヘッドストックを見てみるとロゴの痕跡すら無い
一旦削ってリフィニッシュ掛けたか?いや。。。 パンクとイカ天の頭クラッシュした奴が
リフィニッシュなんて文明的な事 出来るワケがない。
80年代前半のFernandes と Tokai のロゴはフィニッシュの上からデカール張ってるだけだったから
ヘッドストックにはロゴを剥がした痕跡すら残っていない. 本家Fender でもVintage モノは漏れなくフィニッシュの上に
デカール張ってるだけなので 扱いで細心の注意を払う箇所. ココまでコピーしてたとしたら メーカーは限られる.
爪で引っ掻けば簡単に剥がれちゃうんだよね。。。バカに限って喜んで剥がしたくなっちゃう奴
で 鑑定難しくなって安値で叩かれちゃうの。。。 苦笑い。
ネックにはなかなかのバーズアイが入ったメイプル1ピース スカンクライン入り で
特徴的なキャビティ加工技術 ネックポケットは日本製のお家芸・紙1枚挟む余地すらない。。。
Tokai Gold Sound TST-50 ですね. 多分Greco じゃないかと山を張って入札したんだけど… こっちの期待 超えてきました.
なにせアルダーとメイプルをFender と同じ森(US.ロサンゼルス州)から取り寄せて作ったっつー筋金入りのレプリカだから.
クルーソンタイプの刻印は DELUXE さらに 2トーンサンバースト
(日本では3トーンサンバーストと区別するためにタバコサンバーストと呼ばれてた奴)
はFender と比較して茶色の比率が多い っつー事を根拠に
スパロゴ(改変)期 Tokai Goldstar Sound TST-50
と判断。
そうなんです 1978年から Tokai は完璧なレプリカ作成 をコンセプトに
本家Fenderを凌駕するストラトモデルを作ってたんですよ。
コレがJohn Mayer も使ってるTokaiのスパロゴ… さすがにコレは一線を越えてしまった. で売れ行きが落ち込んでて
Fender Japan 立ち上げの事情も加わって Fender はTokai を訴えちゃったんです.
中古市場で人気なのは John Mayer も使ってる トンチの効いたFender に見紛うばかりの
Fスパロゴとあだ名される奴で… 実際このロゴは正式に本家Fenderから訴えられまして
。。。 東海楽器 1回倒産しちゃったんだけどね?
今回入手したギターに張られていた奴は Tを明確にしたTスパロゴとあだ名される奴に代わりまして。
日本の精巧なコピー レプリカ合戦はTokai から始まったんです. Tokai がココまで精巧なレプリカを作って各社追従した
けど 最後まで追従を許さなかった 格の違いを見せつけたのがTokai の木工技術力でして.
もっとも訴えられようが倒産しようがロゴ変更させられようが って感じで
元々遠慮してTOKAI と刻印されていたペグに本家と同じDELUXE と刻印されたり
レプリカの完成度が より増した って反骨ぶりの時期のモデル なんっすよね。
ただピックアップアッセンブリがゴッソリ抜かれてて 音出しチェックもままならない状態で
なにせ前オーナーはパンク で腐ったピックアップアッセンブリーに乗せ換えてて とてもじゃないけど使える代物ではない.
コレでよく演奏が出来たな って位にクッチャクチャでドイヒーなの.
なにせピックアップは安物の極致 って奴で出力は3.5KΩ… この性能は初めて見た。
ちいちぇえポットは全部固着 セレクターは3way で弦はサビッ錆 オマケにシールドプレートまで欠品。。。
っつー事で JUNO に搭載した @_Tuning ピックアップアッセンブリを移植です。
JUNO にはオリジナルを戻す って手もあるんだけど。。。 追々考えていきます。
もっとも俺としては @_Tuningのアッセンブリーを搭載する土台が欲しかったワケだから こういう個体はむしろ好都合
なにせGreco で充分金星と思ってたら 上回ってくるTokai だったから 俄然 音出ししたくてたまらんのですよ.
調べてみるとTokai TSTシリーズは軒並み緑のコンデンサ(通称・カスコン)に
真鍮製のシールドプレート搭載ですが 本家Fender の58yrs. はオイルコンデンサに
アルミのシールドプレート なので 当方でレプリカ度を増してみましょうか。
基本移植だけだから 作業は至って簡単なんですよ。。。
もっともこのギター Greco と期待して買ったんだけど… 超えてきました。
2023年03月26日
A1333:Epiphone って イイらしいよぉぉぉお
どうも、モッズおじさんです。
まぁだ100パーは受け入れてないけど Jeff Beck が死んで ご覧の通りココロが空っぽになって 少々ブログ書く気力湧かねえ
から少しずつ受け入れて ちっとはやる気が出てきました. JBに関しては色々言う人がいたワケですが
2022年9/1より ショールームは終了 個別対応とさせて頂きました。
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お越しの際はマスク着用と手消毒のご協力お願いいたします。
Rolling Stones 3代目ギタリスト選考では Mick Jagger はほぼ Jeff Beck で決めてたけどKeith Richards との相性で
断念… その際JBが「いいギタリストがいるよ」と紹介したのがRon Wood でして.
あのさ Jeff Beck の逝去に絡んで「ああいうギターヒーローは もう出ない」って言うでしょ?
確かにああいう努力型の天才って人類の相対比での絶対数は希少種 ってのは認めるけど
それをいい事に「Z世代は云々カンヌン」っつーオッサンやおじいちゃんが いるでしょ?
年寄りのフェーズに入り始めた俺から見れば それは年寄りの言いがかり って思うワケ。
そうそう 当時俺の音楽仲間がChuck Berry 来日ライブ見に行って…がっかりして帰ってきた. Roots of R&R だからって
客がみーんな革ジャン&リーゼントで「ふざけるな!」って5分でステージ降りちゃった… それ黒人には侮辱だからね?
俺らの世代だって俺らの前の世代だって 結構音楽分かってるようで上辺ッ面だけ聞いてる
っつーにわかファンや おじいちゃん用語で言えば『ミーハー』なの 居たよ?唸るほど。
「近頃の音楽は深みが無い 音楽のセオリーをコピーしたようなマニュアル化した音楽ばかりで
昔は良かったよねぇゴンチチとか」。。。っつっちゃうオッサンとかね?
コレ… 俳優・綾野剛さんがバンド活動で使ってるエフェクターボードが公開された時の写真で 総額92万円だそうで.
半分位は昨今のデジタル機材で代用できそうだけど 音質音圧を比べると 結局こうなっちゃう そういうモンです.
ゴンチチこそ深みの無いセオリー丸コピーの権化じゃねえかよ 何聞いて来たんだよ。
ゴンチチと比べたらペラッペラな高橋優のほうがよっぽど深さはあるってばよ。
完全な私見だけど 機材の進化ってのがJeff Beck みたいなギターヒーロー排出する妨げになってるんだよ
Jeff Beck や Pete Townshend や Jimi Hendrix なんかフィードバック出すのに必死だったけど
新御三家・野口五郎さんが心酔しているラテン・ロックの開祖Carlos Santana はPRSその前はYAMAHAを愛機として使用
してたけど EUROPA はGibson Les Paul Standard で録音したらしい. 機材もセッティングも 至って普通なのにこの迫力…
彼らのお陰で手軽にフィードバック出せるエフェクターが生まれたり Carlos Santana が
ロングサスティーン求めてギターを買い替え捲ってYAMAHA に無茶振りしたりして
とうとう布袋さんに突かれてFernandes が手軽にサスティーン伸ばし放題のサスティナー出したり
さらに時代はデジタル化 でコンパクトなマルチエフェクターは もはや狂気の沙汰。
昨今のマルチエフェクターの音質向上はめざましく 特性からこっちを愛用するミュージシャンも多い. 2万円程度で買える
ってのも魅力でして… 俺は最近空間系エフェクトでアンプのリバーブ使い始めた位の『直結大好き』派なんですけどね?
だからね アニソンとかで「うわあB’z ってカッケーなぁ松本さんみたいに弾けたらなぁ」
っつって若ゾーが刺激されてGibson 高いからEpiphone のTAKモデル買っちゃうでしょ?
で お店の人に聞いたりネットで調べて大枚叩いてマルチエフェクターとか揃えてセッティングをネットで調べて
あの音すぐ出来ちゃった つまらん… じゃヒーローになりようも ないよね?
90年代から目について出てきたのがギター・ヒロイン… つまり女性枠. 久々に「いい音出してやがんなぁ」と心底痺れたのが
Samantha Fish で ヴィジュアルで衝撃だったのは胸の谷間より 真っ赤なネイルで… ギター弾くのに爪長くて真っ赤!!!
でもね 俺はいつになるかは分からんけど ギターヒーローって再び出るような気がするよ?
俺らの頃だってもう出ねえだろ っつってたのにEVH や SRV が出たワケだし
今もJohn Mayer とか出てきてるし…
ギターソロ飛ばして聞いてる奴とか環境音楽で流してるだけの奴とか昔からワンサカ居ったってばよ。
ベテランメタルバンド・Metallica があまりにも売れまくっちゃうんでヴァージニアのレコードプレス会社 Furnace を買収
mp3もストリーミングも時代遅れだぜ 音楽聴くのはレコードだぜ… って ひと回りして戻っちゃったんっすね.
元々ギターソロって ある程度聴き込んだ人以上の人達が注目 いや耳を澄ませる所だからね?
実際mp3全盛 ストリーミング花盛りの中で ビニール板のレコードが売り上げ右肩上がりで
今時の若ゾーはエレクトリックギターのセッティングで あんま歪ませないのを好む。。。
俺に言わせりゃギターヒーローが再び現れる土壌が出来上がってきてると思うんだけど
まぁまぁムッシュさんがいた頃は テレのブリッジPUだけで押し切ってたスタイルからようやく脱却し始めて ストラトに
魅了された頃だったんだけど ムッシュさんは俺の『その先』を見切っていたようなんっすよ.
クリーンやクランチで勝負掛けるとはキモ座ってんじゃん ですが皆様いかがお過ごしですか?
俺は紛れもないオッサンだから 一歩下がって静観させてもらいますがそれはさておき
そんなオッサンの俺がまだ若ゾーだった頃 俺の音楽の嗜好を全部見切ってた
有隣堂MCのムッシュさんに勧められてた機種がありまして
Epiphone はオスマン帝国時代のギリシャの民族楽器職人がニューヨークに移住して立ち上げたメーカーで ヘッドストックは
ギリシャの民族楽器・ジュラのデザインを採用して the Beatles の使用で一気に世界に知られるようになったんっすよ.
ずーッと考えてたんです 1本位持っておきてえなぁ… だけどなかなか絞り込めなくて
あれから28年。。。 どうにも今時の若ゾー達の BanG Dream! や ぼっち・ざ・ろっく! の
影響を受けてないほうの連中が買ってる Epiphone が気になりまして。。。
いやね?Epiphone はとうの昔に知ってたんですが 韓国製になってからはゴミ同然 と
ギリシャの民族楽器も素人の日本人に掛かれば「チ〇コヘッド」と呼ばれて なかなか売れない… とうとう100年の伝統を
かなぐり捨ててGibson に寄せると 急に売れ出した っつー なかなか微妙な出だしだったんですが.
完全スルー 初心者があんなの買ったら弾けるもんも弾けなくなる とケチョンケチョンだった
けど。。。近年Epophone って イイらしいよ って話を聞いてるうちに
1本弾いてみたくなりまして。
っつー事で ムッシュさんが勧めてくれてた機種もEpiphone が出してたんで
かつては日本製だったEpiphone は 人件費高騰で韓国製にシフト と途端に分厚い塗装にデタッチャブルネックの見てくれで
安物感満載のG-310になって バージョンアップしたG-400の現在でも その悪印象は拭い切れてませんが…
買っちゃったんですね SG Standard スモールピックガード仕様。
中古で買ったんだけど 少々目測が外れたのは 現行の中国製じゃなくて 韓国製
それもUから始まるシリアルの G-400初期型 だった。。。
とはいえ 意外な事に ちゃっかりしっかりナマイキに SG の音を出すんですよ。
WWII戦後植民地解放からの経済復興支援としてアジアの亜熱帯地域にマホガニーを植樹する運動があったおかげで
ネック&ボディのマホガニーも 結構良質なものをふんだんに使ってまして コレだけでも音質に好影響を与えてるんです.
確かね 2005年位にEpiphoneはやる気になって それまで二光通販ギターの続き 的な
レスポールなのにデタッチャブル ってのがすこぶる不評だったのを 心機一転
安い価格帯なのにセットネック で市場に殴り込みを掛けてまぁ売れた売れた。。。
ってのは知ってるんですが 俺が感心したのはピックアップでして。
太いネックは本家Gibson のフォーマットを100%フィードバックされてて 太いのに弾き易いGibson のネックそのもの.
元々音が太いのを売りにしているGibson は ネックの太さも音圧に影響する と考えてるんっすよね.
大学生の頃にギターの相方が新品で買ったGibson Les Paul Custom を1回だけ
弾かせてもらったことがあるんだけど あの時の感覚が見事に蘇ってきまして。
ネック握った途端に「ふってえなぁ。。。」と正直後悔の念が最初に立ったのと同時に
元相方・石田のGibson LP Custom のハムバッキングの音が見事にシンクロしたんっすよ。
カタログスペックと値段が比例しないうえ韓国製→中国製のイメージから 結構白眼視されてきたEpiphone のピックアップ
ですが 近年「音が良くて長持ちする」事が立証されて それこそ若い世代を中心に支持されてるみたいっすよ.
SGのほうが低音抑えられた感じなんだけどね?
いやコレ ヤラレたなぁ。。。 イイ意味で。
昨今では評価の高い 57CH(7.6kΩ) とHOTCH(13.5kΩ) ってピックアップの初~中期物が
オリジナルGibson同様のマホガニーネック&ボディに搭載されてるのがエッジ効き捲ってて
韓国時代のEpiphone は 現行のユニットではなく従来通りの配線半田付けで 昨今ありがちな16mm ではなく 24mmのポットに
楽器仕様に適当な太さの配線に お約束のカスコン… 機種こそ違うけど 初期Fender Japan と同じメニューなんですよ.
韓国時代のEpiphone も 結構ヤバいっす。。。 イイ意味で。
いや実際 コイツはつくづくヤラレたなぁ。。。俺なんでEpiphone を長い事白眼視してたんだろ???
2002年からGibson 直接指導で作られてるだけに 生音でもガッチリ鳴ってるし
いやマジで ストラトってのがこの世に存在してなければ 俺コレをメインに持ってきてたよ。
近年物の中国製Epiphone をはじめとしたGibson 系では ヘッドからのネック折れが持病で 克服するために木目を読んで
継ぎネックにするのが多いけど コレはマホガニー1本通し. 塗料の安さをチャラにする内容ですね?
いやマジで… コレは結果的に相当ヤバい。。。かつては本家Fender Gibson を震撼させた
日本のお家芸・モノづくり が とうとう中国韓国に追いつかれてしまった感が否めない。
かつての中国韓国製はひと括りで「見た目は1流 中身は3流以下」の
付加価値だけで固められたハリボテで 出オチネタにしかならなかったけど
Gibson Fender ばかりでなく Takamine やMorris やESP 等日本のギターメーカーが管理指導しているだけに
基礎が出来上がってる… 韓国中国の悪癖・怠け心 さえ出なければMade in JAPAN を凌駕するポテンシャルが 正直怖い.
この韓国期のEpiphone SG でケチを付けるとしたら塗料が安いのとカスコン 位で
唯一の救いは Gibson の徹底管理の下で作られた結果で 管理から外れた所では。。。苦笑い
ですが かつての80年代レプリカシリーズのジャパンビンテージに かなり迫って来てます。
付加価値がうんぬん… と能天気な的外れ発言続けてると 足元掬われるぜこりゃ。
ぼっちちゃんに憧れてレスポール考えてる人に Epiphone Les Paul 勧められるからね。
2023年03月24日
A1332:黒いストラト 何の因果か
どうも、モッズおじさんです。
バブル真っ盛りの日本に衝撃が走った… 今では演歌の御大の吉幾三さん デビュー曲の『俺は田舎のプレスリー』以来
コミックソング歌手と思われてた奴. 実際志村けんさんに気に入られてコメディアンの才能も開花させたんですよ.
2022年9/1より ショールームは終了 個別対応とさせて頂きました。
御用の方はこのブログのコメント欄で結構ですので
あらかじめご連絡いただけると幸いです
お越しの際はマスク着用と手消毒のご協力お願いいたします。
なるほど晩年から死後に異様なまでの画力の高さが再評価されてる矢口高雄先生も 出ていかなければ羽後銀行(現北都銀行)の
しがないサラリーマンしかやる事はないワケで. 釣りキチ三平でも冬は釣り あんましてないし.
冬は雪に閉ざされて 人々は鬱積した日々を送り オラこんな村ヤだ っつって出て行っちゃう
。。。 ってイメージが大変強い北東北ですが まぁまぁそういう動機で出てっちゃう人も
いるには居る けど特に若い連中に多いのが「オラもっと自分らしく生きてえ」っつっても
農家じゃ喰えねえ 公務員か土建屋しか仕事が無い で出てくのが現実でして
トイレが綺麗だと客も集まる の理論の通り 近年トイレは劇的にきれいになってまして ココでなら飯食えそうだよね?
コレは東名高速刈谷SAのトイレだけど 大学とかでもトイレの改修の有無で人気が左右されてるようでして…
で 実際に都会に出てくと 18世紀の価値観で育てられた『呪い』から来る周囲とのギャップ
からの 自己修正を厭わない人は生き残るけど そうでない人は『トイレ飯』の日々…
東京はおっがねえドゴだ っつって戻ってきても 周囲とまるで話が嚙み合わない
それこそ一期一会 外に出てった分 本人も意識しないうちに色々学んで帰ってきてるから
要するに東京都と 東京都に毎日通える地方 に人が集中するように出来てまして. 同じ横浜でもたまプラーザと立場では
完全に違う県 違う地方 の様相を呈してるのは 東京駅からの距離と比例するんです.
都会さ出る前に見えねがった事が色々見えたりするんです。。。 秋田だとバカ殿に従うための
呪いか洗脳みたいのをずーッと受けてきてた とか 俺の友達みーんな親の呪いに罹ってる とか。
そしてこの国の東京一極集中… いや中央集権構造を 身を以って知るんっすね。
優秀な連中はみんな東京が持ってっちゃって 2番目3番目に優秀なのは順に神奈川埼玉千葉に大阪京都兵庫…
まるで江戸時代の悪代官張りの往生際の悪さ… 時代劇で悪代官と言えば越後屋ですが その越後屋って正式には三井越後屋
略して三越… その越後屋の子孫は 隠すどころかネタにする. こういう寛大さが 若者引き寄せるんだよねぇ.
と 秋田なんて絞りカスだけじゃねえの? とすら感じてジレンマに陥ってしまう。。。と。
ええなにせ秋田県教育庁は秋田県北部のいじめ放置の責任を問われて裁判起こされる
またですか秋田県教育庁 何度目だ秋田県教育庁 デジャヴかな?秋田県教育庁 と
「変われない組織」を散々見せつけられるとジレンマの溝は深くなるばかり
ものぐさ坊主は時代劇や推理小説では定番のキャラ… コナンくんでも霧天狗伝説(52話)と怪奇五重塔伝説(159-160話)や
多くの事件の題材で出てきますね. 821話の曇柄寺はものぐさ坊主じゃ なかったみたいです… 多分.
果たして秋田県の若者に未来はあるのか ですが皆様いかがお過ごしですか?
まぁまぁ岩手県では東北総本山なのに僧侶がひとりもおらず 坊さんコスプレの寺男ばかり って
人として最も大事な精神面から病んでるっつーもっと重篤な症状が現れて かわいそう ですが
それはさておき当方では思ったほど雪かきが必要ない日々で 正直拍子抜けしてまして。
黒のローズウッド指板のストラトは個人的に思い入れの強いモデル っつー事もあって 手頃な価格で売ってたんで買いました.
こちらは白と違って ほぼフルオリの中~後期モデルのようでして.
で 気が付けば… 前に記事書いたのいつだったっけ って位にブログ完全放置状態。。。
その間に 地味ながら色々ありまして。。。まぁたいしたエピソードはないんだけど
年末に またSM-Marina M-ST を1本買いましてね?
今度は黒のストラトモデルでして。
見た目で白のSM MARINA との違いはブリッジのデザインと ボディの面取りは白のほうがまるっとしてる って程度で
音質や弾き心地はまるで同じ. このままでは2本買う意味が分かんねえ って声も聞こえてきそうですが
白のSM MARINA は経年劣化でクリーム色っぽく斑になって傷だらけ 擦れや傷も多数
だけど 黒のSM MARINA はブリッジ側のピックアップにトーンが効く っつー
モダン・ストラトの配線である以外はいじられた形跡がない… 配線も元々こうなのかな?
とにかく 僅かな小傷がある程度の MINT~Aランクの保存状態でして。
牛骨ナットを奢った白のSM MARINA の装着については話した通りですが 黒のSM MARINA は純正品がそのまま装着されてて
本来は黒い樹脂製が入ってるんですよ. 純正でも80年代Fender Japan 非改造品 より音が良い気がするんだけど…
一般的な事を言えば 同じメーカーの同じグレードのモノがふたつあったら
傷っキズでズタボロなほうより 新品同様・小傷程度のほうがもてはやされる けど
ギターの場合はズタボロのほうがカッコ良く見える って場合が多いんっすよね。
使い倒された感の証で 音が良いから使い倒された と 奏者のベテラン感 がアピールできるしね。
JUNOはポットも交換対象でしたが それでもES-335的なセミアコ的な箱鳴り感が滲んでて ストラトらしい音ではあるけど
S-S-Sのザクリに 固執しちゃうんだよねぇどうしても. ソリッドに固執するならSG買ったほうがイイ って意見もあるけど.
いやね? 黒にはJUNOに搭載したPUユニットをゴッソリ移植するつもりなんだけどね?
もちろんJUNOは良いギターで PUと配線のツボを押さえてりゃいくらでも化けるギター
だけど PUザクリがS-S-Hで… 微妙な差なんだけど S-S-S のSM MARINA のほうが
明確にソリッド感が強い ストラトらしい音が出るんですよ。
JUNO のマイクロフォニックは壊滅的で アンプで歪ませただけでギターの中に棲む幽霊が叫んでる 的なハウリングまで発生
だけど ポット交換とシールド処理で完治した実績から SM MARINA も割と容易に解決するんじゃないかと.
もっとも80年代日本製ギターはどれもこれも どうした事かマイクロフォニックな個体だらけ
。。。 って マイクロフォニックってのは 本来弦の振動だけ拾ってれば良いピックアップが
ギターにピックが当たっただけでもその音を拾っちゃう 最悪ボディに身体が触れる音も拾っちゃう
「おめえ マイクかよ」っつー位に拾っちゃう 感度が良すぎる状態 の事を言うんっすね。
とても弾き易いネックなので 持ち替えても違和感なく弾けるってメリットを重視して色違いのSM-Marina M-ST 複数所有.
5.8Kのピックアップも優秀ですが 黒のほうを6.5K前後に持ち上げたクリーン&クランチ仕様に仕立てようかと…
Fender Telecaster なんかが典型だけど 付き合う上では基本気にしないなんだけど
辞書にヤラシイ単語があったら漏れなく線引いとく とかロータリーがロリータに見えてしょうがない
とかヤラシイ言葉や事象に敏感に反応しちゃう っつー中2病の奴と付き合ってる みたいな
ウゼエ メンドクセエ が常に付き纏うんで ある程度出来る事をしときたいのも本音でして。
ただし過剰なアース処理は却ってNG. 大事な音源に干渉してトレブルを削っちゃう『ハイ落ち』が現れちゃうから
装填するピックアップにノイズ対策が施されていたら 必要最小限のアース数を探る必要が 出てきます.
SM MARINA も見事にマイクロフォニック… もっともピックガード裏にアルミパネル
だけで充分克服できそうな気配濃厚だけどね? JUNOで実証実験終えてるし。
で。。。移植は4月以降にやる予定ですが それでもメインギターは
白の SM MARINAなんっすよね。
化ける の内訳は音の通りが良くなった 鼻詰まりが「鼻の通りが良くなった」って感覚に一番近い. キャパシター交換は
ピックアップ次第では絶大な威力を示すんですね.
5.8Kのシングルコイルを搭載してるだけに高音域の主張が強くて ザラザラ感というか
ジャリジャリ感が程良くて こういうの歪ませた時に俺の好きな暴力的な音を出すんっすよ。
もっとも純正のピックアップはセラミック仕様のようでフラットボールピース が不満で
白のほうも 嫌でも弦ムラが出るスタガードボールピースの奴に転装する… かもしれないね。
そりゃあ純正品と思われるSM Marina M-ST の赤いプレートのピックアップを交換するとなると もはや本家Fender 製品しか
対応機種が思いつかねえよぉ… 5.8KΩって 結構じゃじゃ馬っすよ.
と 夢は膨らむばかりですが SM MARINA はピックガード裏のアルミシールドと
キャパシターの交換で劇的に化ける素材 ってのが良く分かりました。
謎なのが 何故メイプル指板のSM MARINA が作られなかったのか。。。
なんか 大人の事情でもあったのかな?
共和商会さんの上位モデルだった Camel って マツモク工業だったらしいから。。。