2018年07月06日

A676:ぶっちゃけ 大学受験以来の『圧』感じてます



どうも、モッズおじさんです。


以前お話しましたが il ‘Quadrifoglio’ は常にブランク在庫を確保しているモデルで 作製期間は驚くほど短縮できた廉価版
もうスレッドの漆塗り作業に 入ります






今日は平日なんで 12:00~19:00 でショールームやって 明日も同じ時間に開ける予定です。

さて 本日はちょっと目線を変えた話を… まずは il ‘Quadrifoglio’ は5gのスプーンを

Twin Power 1000 で飛ばしたら普通に20m飛んだっつー。。。やっぱりね

で 2ピース化してガイドをスレッドで巻き留めて 漆塗り作業に入ったんっすよ。



the ‘B-Type’ のスレッド漆塗りはいよいよ仕上げの段階へ… 今まで保護マスキングを剥がしてから撮影してましたが
めんどくさくなったんで 剥がさずに撮影しました






で 日本国内向け 忍野・北海道仕様の the ‘B-Type’ はスレッド漆の下地塗りが終わって

仕上げの漆を施しぃの までは今まで通りの話で 特に真新しさはない

対仏仕様/フランスオーディション用のブランクにもストリッピングガイドを装着したんっすけど

実はこのガイド 今まで通りのメノウガイドじゃないんっすよ。



個人的に惚れ込んで ここぞ っつーモデルに採用を考えていたクリスタル・リングガイドが届きました フレームはステンレスで
本当はニッケルシルバーをオーダーしたんっすけど 色々ありまして…






実は大阪のマツモトカズヨシさんのお店でおなじみのBright River さんでも一時期扱ってた

クリスタル(水晶)・リングガイドなんっすね。

オーダー掛けたんだけど返信メールが一向に来なくて 実は問い合わせのメールを入れたんっすよ。

そしたら 奥方と思しき方から電話が掛かって来まして



POLANO で通常採用しているUS製メノウガイド(オレンジ)と比較すると… 精度はさすがの日本の職人手作り品でスキがない
フランスに送り込むにはふさわしい と判断できたんですが…





製作なさっていたご主人がお亡くなりになって 在庫限りの販売となりまして

なるほど だからBright River さんでも取り扱いを辞めたんっすね と納得しつつ

どうせなら Made In Japan いや Fablique au Japon をぶっ込みたい って初心は貫いて

在庫 つまりお亡くなりになった職人さんの遺作の ステンレスフレームのクリスタルガイドを送って貰ったんっすわ。



フランスオーディション用のロッドには 敢えて飾り気が一番少ない飴色の水晶を乗せて 日本人の『控え目の美学』をモチーフに
っつー事で シルクスレッドで巻き留めました






喩え受け入れられないリスクがあるとはいえ。。。奥さん 旦那の遺作がフランスに行くってエラく喜んじゃって

。。。なぁんか 背負わなくてイイ期待 背負っちゃったかなぁ… と

ロッドソックスを依頼してる小坂のおばちゃんもそうだけど

受かった気でいられると 落ちた時合わせる顔がねえんだよなぁ。。。



偶然ながら 浄法寺漆とクリスタル・リングガイドの色がマッチング お亡くなりになった職人さんの魂が乗ったような
いや 乗っていると信じて 入魂のロッド作製を続けます…






正直 ココに来て故人とその遺族の期待まで背負うのは どうなのよ… と少々尻込みしてるんっすよ。

とは言え今月中には完成するんで そろそろ俺 腹を括らねば で気を引き締めてるんっすね。

時間と予算があれば神田明神に願掛けに行ってきたいんっすけど 最悪中尊寺だけでも 行けるかな?

とにかく 人事を尽くして天命を待つ ってスタンスで。。。



何を思ったか 急に仙台の東照宮に行っちゃったりしてね?



  


Posted by モッズおじさん  at 00:01Comments(0)工房の話