2017年11月04日
A532:メンテナンスの1例です
どうも、モッズおじさんです。
the ‘Mk. 1’ – SPITFIRE は無事にお客様の手に届きました この竿で釣って釣って釣りまくって下さい 禁漁期間だけどね?
っつー事で そろそろ the ‘Mk. 1’ – SPITFIRE β10002 を作製しようかと
今日は土曜日なんで 12:00~19:00 でショールームやってます。
さて。。。先日送った the ‘Mk. 1’ – SPITFIRE は無事お手元に届いたようで ひと安心です。
で 本日はどうした事か漆の固着が9分9厘 なんだけどまだ出すワケには行かない
って状態だったんで the ‘Mk. 1’ をどうにかしようと。。。
去年は散々活躍しまくった the ‘Mk. 1’ なんっすけど 今年は the ‘B-Type’ とかのロッドテストが優先だったんで出番はナシ
それに やっとかないといけない事があったモンっすから
いや前沢工房時代に作成して 今まで散々釣り倒している皆さんご存知の初期型 the ‘Mk. 1’ なんっすけど
どうにも ガイドセッティングが今ひとつ気に入らない状態なんっすよ。
もちろんver. 毛馬内 は素直にラインが勝手にすっ飛んでくれるセッティングなんっすけど
展示/ 試投用 がこの程度の代物では誰にも伝わらねえよ
そうなんです あの日は30分で完全に心折れて 釣りそのものを投げてたんです 老眼だって小野沢ネジ夫裁判で勝つために
PC張り付きで2年戦った結果 なっちゃったんだからね? 年のせいじゃなくて 往生際悪いカタナシのせいです
なにせ前々回の十和田湖釣行で使いたかった奴なんだけど 飛距離に難アリなセッティングで
置いてった結果 最悪の釣行になった… そもそも手元見えねえのに サービスライトひとつ貰えなかった
のに!奴らはルアーで楽しんでらっしゃった… 手元が見えるようになったらチャンスタイムはとうに終わってて
釣れるワケねえだろ!!!と30分で心折れてた。。。二度とこういう事が無いように セッティングし直すんっすね。
みんな大好きシースルーのガイドスレッド 現行 the ‘Mk. 1’ でも1年もすればシースルーに褪色するんっすよ 良く育ちました
が 位置が良くないんで思い切ってカット 全部剥がします
なにせあの日は the ‘B-Type’ のトップガイドも 直ってなかったからね?
っつー事で イイ感じで抜け感が出て来たガイドスレッドっすけど ナイフで全カット
スレッドを全部取り外して トップに 3/0 を2個足して ガイド位置を再算出するんっすね。
っつっても 最初は ver.毛馬内 で算出したポジションをスライド採用させる予定だったんっすけど
ポジションを再計算して 3/0ガイドを2個足して 2/0ガイドを1個減らして 結果 ver.前沢 独自のセッティングポジションに
なっちゃったんですね 出来る限り オリジナルのパーツを使い回します
大問題… そうだ KAWAGARASU フェルールなんで フェルールの真上にガイド位置が来ちゃうんだ
。。。っつー事で急遽 ガイド数を1個減らして ポジション再計算
the ‘Mk. 1’ – SPITFIRE と同じ数になるけど ロッドレングスが違うんで 再計算しないといけないんっすね。
で ポジションが決まったら 仮組してキャスティングテスト
スレッドを全部剥いだら 新しいポジションにガイドを仮止め でキャスティングテスト… 想定通りに飛ぶかを確認して
数値を記録したら ガイドは全部外すっつー… 作製と違って 手順上どうしても2度手間になるんっすよ
。。。スッゲエ飛ぶ。
っつー事でガイドポジションは決定 でガイドは全部外して ブランクのヤスリ掛けをするんっすね。
っつーのも スレッドを剥いでもブランクに漆の跡が残るから ヤスリで全体を均して
ブランクの漆を塗り重ねるんっすね。
スレッドの漆が絶対に残るので 木賊で削って均したら ブランク全体にヤスリを当ててボカシていきます ほぼ自動車板金塗装の
テクを駆使するんっすね 市販版は上塗りに素黒目を塗ろうかとも思ってるんっすね
っつっても土台の漆が出来上がってるから 5回を目途に塗ったら完了なんっすけどね。
っつー事で まずは展示/試投用ロッドで安全な道かどうか十分確認したら
既に販売している the ‘Mk. 1’ ver.前沢 を順次改善していきます。
お買い上げ頂いた湯沢の方 無償で改正しますんでご連絡下さい。
そうだ 中野さんトコのも回収せねば。。。