2019年06月12日

A919:ブランク交換って こうやってるんです



どうも、モッズおじさんです。


圧倒的な感度で 目を閉じていてもルアーの挙動が掌で確認できる SATURN GRIP は修理時に移植が出来る設計なんですが
初期ロットなので少々問題がありまして 通常通りの手順では抜けなかった っつー…





今日は平日なんで 12:00~19:00 でショールームやって 明日も同じ時間に開ける予定です。

さてバッスン様より預かった the ‘MISTY MOUNTAIN HOP’ ですが ガイドの取り外し からの

新規ブランクへの移植が完了して グリップの取り外しも完了しました。

と シレッと楽勝モード的な書き方をしていますがコレがまた…



グリップの設計詳細は社外秘なので要約すら飛ばしますが とにかくパーツを全部取り出して 新規ブランクに移植です.
グリップは仮組で スレッドは漆塗りがまだですが ココからはフォーマット通りに作業が進みます.






困ったもので この the ‘MISTY MOUNTAIN HOP’ は初期ロット物なので佐々中様の il ‘MIDGET’ のように

すんなりと外す事が出来なかった… フォーマットが定着してなかった頃なので 手順を間違えてて

旧ブランクをぶった切るっつー 少々もったいないような気がする対応を取ったんですね。

どの道先端が裂けたブランクは廃棄前提で取り扱うんっすけど



ラッピングはメタル混のナイロンスレッド… スレッド巻は正直あまり得意ではなかったんですが 最近では結構苦手意識は克服
1日置くのは巻き始めから巻き終わりまで テンションが均一になるのを待つんですね.






っつー事でラッピングまで完了したワケですが スレッドをひと晩寝かせて 明日から漆塗りを

始めるワケですが。。。一応5日を見ておきます。

前回は初期ロット物って事で かなり薄く それこそ無茶なくらい薄かったけど

今回は少々厚塗りになって 色味が出るのに時間が掛かる事をご了承下さい。



グリップは仮組ですが アタリを再確認して調整を入れてます. POLANO のラインナップでは低価格帯に入るロッドですが
手を抜いて低価格ってワケじゃないので 結構煮詰めたセッティングを施してるんですね.






いや自分でやってて気づいた事なんだけど… 明らかに 初期ロットより出来が良くなってます

もちろん最初から全力でやってるけど どうした事か 出来が良くなっているんっすよ。

そう言えば釣りキチ三平も 名探偵コナンもこち亀も 初期と比べると画力が雲泥の差 って あるよね。

それだけに初期ロットって 特別な存在になるんだけど。。。



だからって わざと折って送って来ないでね?


 
  


Posted by モッズおじさん  at 23:33Comments(0)工房の話