2017年04月02日

A336:Talkin’ ‘bout the ‘B-Type’



どうも、モッズおじさんです。


むしろね 小物に関しては縮小化してるみたいで… 皆さん釣具屋さんを舐めて掛かってるみたいっすけど 通常『坪 100万』っつって
一坪商品で埋めると卸値で100万円飛んでく っつー仕事なんっすよ ココは6畳だから…





本日は日曜日 っつー事で10:00~20:00 でショールームやってます。

っつー事で本日はショールーム開始から漆室に水分補給して

温度25-20℃/ 湿度85-75% の環境を整えて 安定させてる最中なんっすね。

っつーのもコレが コレこそが 漆を固着させるのに最適な環境なんっすわ。



なにせロッドビルディングに本腰入れてるんで リールその他は減る一方です 先日ついにマミヤOP Cardinal 33 のフルオリが
群馬にお嫁に行っちゃいました… あざあ~っす♪





当然こうなるとブランクの『フィニッシュ』の工程は自動でストップ。。。

っつー事でショールームは自動で接客対応専用の日 になっちゃったんだよね。

っつっても… お客さんが来る気 しねえなぁ。。。

っつーのも昨日 ようやく秋田県でも渓流が解禁に なったからね?



今日は午前中 ホントにいい天気だったんっすよ 普通あんだけ晴れた日曜日なら 竿持って川に行きたくなっちゃうよね
だけど女心と春の空 移り変わりやすいんっすよ





大体 渓流解禁から数週間は時期的に春の空気と冬の空気が縄張り争いでシノギ削るから

天気が安定しないんだよね。。。

案の定 今日も午前中は暖かくていい天気 だったのに急に曇り出して霙的な雨だか雪だか。。。

でも行っちゃうのが釣りバカの性 って奴でして。



漆室は温度と湿度を調整するんで 一昼夜調整を取るんっすね そして接着中の the ‘Crossroad’ と the ‘Mk. 1’ ver.毛馬内は
月曜日まで吊るしときます





っつー事で昨日吊るした the ‘Crossroad’ と修繕中の the ‘Mk. 1’ ver.毛馬内 バット部分は

当然まだ吊るしたまま。。。月曜日には磨きます

で、名もなき7ft DT3 とthe ‘Mk. 1’ ver.毛馬内 の欠点を補った the ‘B-Type’ のブランクは

漆部屋に持ち上げて。。。



名竿・SAGE GFL 380RPL Graphite III は今の『投げ辛い』SAGE とは違ってオートマチックっつわれる程投げやすくパワフル
で知られてたんっすよ コレが the ‘B-Type’ のネタ元とよく似てまして


A336:Talkin’ ‘bout the ‘B-Type’



ところで the ‘B-Type’ なんっすけど 例の C.C.de France 1930 テーパーデータ見た時から

「SAGE GFL 380 RPL に似てるな」と思ったんっすよ。。。勝手な印象なんだけどね?

SAGE のGFL Graphite III っつったら目頭熱くなる北海道FFフィッシャーや忍野フリークが

多いんじゃないっすかね?



この当時からSAGE の売りのひとつが『軽い』… 全てのハードウェアを装着して リールなしで76g 軽いFFロッドブームの走りです
後にSAGE はリール込みで100g切るタックルを発表して… こっちのベクトル 極まったな だったんっすよ





で、ブランク組んでみて… 「やっぱ似てるな」っつー印象がますます膨らむばかりで

ひと口に言うと 癖のないパワフルなModerate Fast Action なんっすね。

もっともまだ最終的なレングス整えるカットを施してない状態で 継いでみないと正確な事は言えないんっすけど

現時点で見ても 「似てるな」なんっすよ。



the ‘B-Type’ はレングス未調整 1セクション4ft8in ×2 で87g ニッケルシルバー金具を採用するんでさらに重くなるけど
バンブーにしちゃあそんな重くない ってのが正直な所なんっすね





もちろん重量に関しては SAGE のほうが軽いです。。。奴はグラファイトだからね?

でもレングス未調整 4ft8in×2のブランクは87g… 380RPL が76g だから

ハードウェア乗せた完成品に仕上げても べらぼうに重たいロッドに仕上がるワケじゃない。

コレは俺… やっちまったかもしんない。。。 イイほうに。



SAGE はこの傑作ブランクをまさかの生産終了にして 当時「なんでだよ」と悔しい思いした人 多かったんっすよね
興味のある方は 380RPL の腹でご来場頂いて 確かめて下さい… 欲しくなるから





なにせ現代風にアレンジするんで セオリーの11倍の時間を掛けてじっくり焼き上げて

意外とFast Back(早い返り) のブランクに仕上げてるからね?

っつー事で急遽作成した the ‘B-Type’ は 7ft0in DT3 でメインライン化決定

受注生産対応で 忍野に欲しい 8ft0in DT3 を用意しますわ。



そりゃ1930年にSAGE 持ち込んだら キャスティング大会 J.J. Hardy の勝ちだよね。


 



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Posted by モッズおじさん  at 15:28 │Comments(0)工房の話

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