2017年03月13日

A315:the ‘Mk. 1’ ver.毛馬内 はハニーブロンドになります



どうも、モッズおじさんです。


そうなんっすよ せめてもうチョイ突っ込んだ『報道』ってのをやってれば ただのお涙頂戴モノの浅い日にはならなかったのに
で怒りから来る余計な力が 入っちゃったんっすね? 熊本の皆さん 現状は秋田まで届いていません





今日は日曜日で 10:00~20:00 でショールームやってたんっすけど 今日も時間内に更新できませんでしたね。

っつー事で昨日TVの軽々しい『あれから6年』物にイラついて うっかり折っちったケーンピース

のおかげで the ‘Mk. 1’ ver.毛馬内 はとりあえず1本作製 に変更となりました。

で、本来 the ‘Mk. 1’ ver.毛馬内 になるはずだったブランクはどうするかっつったら



そう the ‘Mk. 1’ は2pcs/1top で初めて the ‘Mk. 1’ を名乗れるんっすよ ああやって欠損が出ると残りのピースは
The ‘Mk. 1’ に ならないんっすね… 頑固





そこを今日考えてたんっすね。

なにせ前沢時代から the ‘Mk. 1’ は2top で初めて the ‘Mk. 1’ として成立するワケで

… っつー 頑固な話で じゃあ残った2pcs/1top のピース達をどうするかっつったら

。。。まずは余りになった1top 5ピースをオーブンにぶっ込んで



もっとも カリッカリに焼く=反発力強まる=硬くなる=折れやすくなる なんで 頃合いの良い焼き時間を探るんっすね
ストローブランクは 柔軟性を求めるロッドで使うんっすね 例えばウェット・ロッドとか





元々 the ‘Mk. 1’ はバンブーロッドなのに反発力ハンパないがメインテーマのロッドで

それやるには焼き入れをカリッカリに焼く必要があるんっすね。

難しい話をすると熱する事で水分と油分を蒸発させてケーンに含有されるケイ素の純度を高め…

要するに熱するとビンビンになるんっすね。



オーブンの温度を上げて200-180℃ で10分/30分/60分 で焼いてみました 一般的には180℃で10分で充分っつってるけど
炭になるのを覚悟の上で 実験くんです





一説には一般的なグラファイトブランクに使われるカーボンの破断強度12t前後を上回る15t相当だとか。

でも所詮 葦の仲間のケーンなだけに 調子に乗って熱すると焦げて炭になっちゃう。

そこんトコを見極めるんで 200-180℃で 10/30/60分で焼いてみたんっすよ。

ウチのオーブンで出来る範囲を 探ってるんっすね。



10分だとストローブランクより色が変わってない 30分だと平尾ロッドさんから買ったラフプレーンブランクと同じ程度の濃さに
60分焼いたら… 30分とそんな変わらない ただ反発力はチョイ落ちてるっつー面白い結果が


A315:the ‘Mk. 1’ ver.毛馬内 はハニーブロンドになります



コレが面白い結果が出まして。。。

10分は驚くほど焼けてなくて 振ってみるとポワンポワン…丁度 前沢時代の the ‘Mk. 1’ の感触なんっすわ。

30分のはハニーブロンドで グラファイトのようなビンビンぶり

60分のは… 意外と30分と変わらないけど軽く焦げ始めてるっつー。。。



10分程度のストロー・ブランクだと見た目だけでポワンポワン 30分以上焼くと縞っシマのブランクの縞が消えちゃう…
ならば縞っシマが消えたほうが良い っつーのがPOLANO の結論





結果は言わずもがな 200-180℃で30分の焼き入れ っすけど 縞っシマのブランクは『廃番』です。

なにせ反発力最優先なモンで。。。

っつー事で the ‘mk. 1’ ver.毛馬内 の焼き時間まで決定しましたが

問題の 残った2pcs/1top問題 っすけど。。。



っつー事でムダになる5本のケーン・ピースの有効活用で オーブンの特性を把握させて頂きました この焼き具合なら
最初のフレーミング処理は省略しても良さそうですね





ちょっと思いついた事があるんで バンブースピニング・ロッドのプロトタイプを作ってみますわ。

プロトタイプなんで POLANO 品番は自動で the ‘BLOODY MARY’ になるワケっすけど

佐々中様からのご指摘の案件を チョイといじってみようかと

。。。Blanks Ω 完成時点から気になっていた所だったモンで。



っつー事で 2pcs/1top と化した元 the ‘Mk. 1’ 用ケーン・ピースは とっととラフカットまで済ませて the ‘Bloody Mary’
スピニング・ロッドになる準備が整いました トラウト用です





っつー事で the ‘Mk. 1’ になるはずだったブランクは 5ft3in 2pcs/1top のスピニング・ロッドになります。

焼き時間から縞っシマブランクは今回限り。

で アクションはUS Action を模倣したBritish Action っつー。。。

上手く行ったら メインラインにラインナップします。



佐々中様 こんな感じでどうでしょ?


 



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Posted by モッズおじさん  at 00:56 │Comments(0)工房の話

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