2016年08月21日

A109:夏ヤマメ 1里1尾



どうも、モッズおじさんです。


毛馬内盆踊りは今日より開催 なんだか山超えたすぐそこに台風が通過するとか風強くなるとか雨降るとか… そうなると渓相が
魚の居つくトコが変わっちゃうんだよなぁ…





以前このブログでポイント紹介をやめろ、とこのブログのメイン企画つまり存在意義を

否定してくれた奴がいましたけど…そういう意見はトランプ候補や中国共産党やISと同じく

進化を恐れる排他的な よそ者は入れたくないだけ 自分だけ楽しみたい

っつー料簡の狭い話だったんっすけど 山も川も海も誰の物でもないワケで



アクセス数がやたら多い黒滝温泉の記事っすけど ココは単なる入渓点だからね? ココで粘ったところで数は釣れない
そもそもそういうアプローチだから釣れないんだよ って話です





で…この人をはじめ このブログで釣れっ釣れの場所 楽して情報得ようとしている皆さんに

そろそろ衝撃のネタバレしようと思うんっすけど。。。

そんなステキしかない場所 俺だって教えないよ

そもそもそんな教え方したって ムダだからね



ひと雨降ればこの通り 渓相なんて雨ひとつでガラッと変わる 付いてたサカナも結構流される けどマス族は『遡上』の
本能でやがて戻ってくる 健全な川のセオリーっすね





この毛馬内周辺でも先日の低気圧通過で水かさ増して水底の様子が随分変わったけど

結局そういう事… 毛馬内周辺の農村部の言い回しで言う「他県ナンバー」のせいばかりじゃあない

1発雨が降れば渓相ってのは変わって当たり前

普段見えない水底なんかガラッと変わるのが普通 だからね?



川を読む癖ついてないと ワケ分かんねえ所まで入って右往左往 しまいにゃ八方塞でしゃがみ込むワケっすよ
俺友釣りはしたことないけど 勘所だけで言えば海も川も湖もそんな変わんない





そりゃ堰堤とか滝とかダムなんかで上りようがなくなった これ以上遡上できない で魚は居つくけど

それも1発雨が降れば大体居つく場所が変わっちゃう…それが川ってモンっすよ。

なのに土地の人達は大場所でしか釣りをしない…何故なら楽に釣れるから。

米代川水系のポテンシャルの高さに 感謝するべきですね。



ただでさえ夏ヤマメは難しい 米代川水系は8月もシーズンとはいえ 難しい時期である事に変わりはないんっすよ
それでも川を読めたらこういう成果が出るのも 夏ヤマメの真実 やめられませんなぁ…





まるで山梨桂川で放流のトラックの後ろで竿出してるような卑しい連中みたいだな と思ったりするんっすけど

桂川で鍛えられてた頃耳にしたのが 夏ヤマメ 1里1尾 っつー格言でして

…コレは初夏までのガンガン捕食する成長期を超えたヤマメは

途端に釣るのが難しくなって 1里(約3.9km)歩いてようやく1尾を得る位のテンポになる、と。



夏はリアクションバイトが有効 と同時に夏の食性を追及するのも重要っすね 餌釣りでもテンカラでも再現できない
羽化直前のトビゲラをパワーウェットで再現なんて… キャリアの成果 かな?


A109:夏ヤマメ 1里1尾



コレは渓流餌釣り師の間で言われてきた事っすけど だからこそ日本では夏の釣りとして

テンカラが発展したんっすね… 目先を変えた誰もやらない釣りでのアプローチっすよ。

つまりは「リアクションバイト狙い」なワケっすけど

じゃあ1里(3.9km)ってどん位かっつーと



コレが「夏ヤマメ 1里1尾」の1里です 最初「歩くのダリぃ」っつってたイワナ坊主さんも 今ではコレ位は歩ているらしい
で先日のサカナを含めて釣ってるっつー





衣川の南股川で言うと。。。黒滝温泉の麓側・県道49号線の橋の所から 俺が「橋の下」って呼んでる

記事#277 の橋より上流の最初の堰堤辺りっすね。

ココをずーっと釣り上がってようやく1尾 が夏ヤマメというワケっすよ。

もっとも常連のイワナ坊主さんはコレ位いっつも歩いてるんっすけどね?



ガンガン紹介しますよ 単なる入渓点だから ここで1発で釣れたのはね… たまたまです 毛鉤が時期とマッチしてたし
そこにやる気満々のサカナがいたし… いつもいてくれる保証は ないからね?





南股川のポテンシャルとルアー(リアクション狙い)で 1尾以上釣ってるワケで どこで釣ったかもよく覚えてないワケで

川釣りはこれで正解 なんっすよ。

デカい魚影見た とか何度もチェイスして来る 位の根拠がない限り

1か所に粘らず目につくポイントをテンポ良く釣り上がる ってのが釣果を出すコツなんっすよ。



たいてい堰っつったら周辺に管理維持用の林道や道が整備されてるんっすけど 黒滝温泉の橋上流の堰は両岸が崖
橋の所まで戻んないと帰れねえよ 生命にかかわる話なんで公表しています マジで





釣り上がった時この黒滝温泉のエリアだと 林道に出て戻るためのポイントは堰堤周辺だと両岸が崖なんで

俺が「橋の下」って呼んでるポイントに戻るしかない。。。と。

釣りする前に折り畳み自転車置いとくとイイだろうね?

っつー事で。。。例えば大湯川の俺が「道場」と呼んでる記事#A091 から入渓して



大湯川の 先日紹介した「道場」からだと国道を超えて出てくる大きな堰の辺りまで この辺までは結構大場所で
いろんな意味で熱いんっすよ 何故歩かない?





1里(3.9km)歩くと…C&R区間を抜けて 堰堤がガッツリ出てくるんっすよ

。。。とこの区間を示すと、この川を知ってる皆さんならニヤッとするんじゃねえっすか?

この1里は結構熱いポイントの連続なんっすよ。

じゃあこの1里の間の どこにサカナがいるのかっつったら…



そもそも米代川水系は初見で1発目にこんな良型がシレッと釣れる ポテンシャルがハンパない恵まれた川なんっすよ
オイシイ所をチョチョイと釣る は通勤帰りにでもやるスタイルっすね





それはサカナに聞いてくれ…それを探すのが釣りの楽しみの本幹なんだから。

本流でも やっぱテンポ良くポイントというポイントを叩いて移動するのが基本っすよ。

じゃあPOLANO から歩いてすぐの記事#A037 のポイントから

1里(3.9km)遡るとどこに出るかっつったら…



小坂川の1里はこういう感じ… 堰堤で終わるならどこでもキリがイイでしょ? 実はそういう計算を元に紹介してるんっすね
都会で叩かれた釣り人は スマートな釣りを好むんっすよ





そこはもはや小坂町 東北道下の堰堤っすよ…これで大体言いたい事伝わりました?

堰堤とか橋とかはたいていメンテナンスのために整地されてるから入渓点の基本でしょ?

それに終点は何にもない所より大場所のほうが最後のひと粘りでラストチャンスがある、と。

そもそも大人になったら春でも秋でも1里くらい歩かないと 釣った とは言えねえよ。



叩かれて釣れなくなったポイントでも その上流下流にはサカナの逃げ場ってのがあるからね そういうのばかりを相手にして
いや相手にせざるを得なくて こちとら鍛えられたからね 写真は山梨桂川のネイティブ化したレインボー





大場所だけ行ってガッツリ腰据えて釣りしてる、なんて所詮釣れただけ 乞食か祭りの巾着切りかよ。

それじゃすぐポイントは荒れるし、ポイントを叩き倒して引き抜くから「釣った」なんだよね。

往復2里(7.8km)歩き続けりゃ そりゃポッコリお腹も引っ込むってモンっすよ。

それに普段からそんな自堕落な釣りばっかりしてたら 夏に泣くんだよね?



大体渓流マンは冬に活動停止した煽りで春先は情けなくなるほど歩けなくなってるワケで 解禁から歩き切るよう心掛けると
夏ヤマメの頃には往復2里位歩けるようになってるっつー…マジで





そりゃそうだ 普段から歩く癖ついてねえ奴が急に1里(3.9km)歩けったって ムリだろ。

多分1km歩いた所で己の内臓脂肪の重みを実感して どっかに座りたくなっちゃう

釣りどころじゃねえよ… かつて100kg まで中年太りした俺の実体験っすね。

もうね… 解禁から1里歩く癖付けねえと。



「夏ヤマメ 1里1尾」はシーズン通して 肝に銘じといたほうがイイっすね。


 



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Posted by モッズおじさん  at 11:19 │Comments(0)竿と釣りと渓流の話

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