2018年04月03日

A633:Fabriqué au Japon



どうも、モッズおじさんです。


日曜日はオリジナル the ‘B-Type’ のバットセクションを削り上げて コレにてプレーニング作業は完了 あとは接着して
サンドペーパーで磨き上げたら完成ですね ブランク作製自体は そんな時間が掛からない






今日は平日なんで 12:00~19:00 でショールームやって 明日も同じ時間で開ける予定です。

さて 昨日は国内販売用 the ‘B-Type’ のファイナルプレーンが終わって

接着剤でケーンピースを固着させぇの 固着を待ちぃの

で 作業中の3本を一気に完成させました。



ケーンピースの中心に来る頂点にサンドペーパーを充てて 頂点を丸めて接着剤の逃げ道を作る ばかりでなく 0.0001inch 単位の
各ケーンピース毎の誤差から来る頂点同士の接触で生じる狂いを 未然に防ぐ事が出来るんっすね






ケーンピースはそれぞれマスキングテープで仮止めするんっすけど そいつを『開き』にして

纏めた時に中心に来る頂点をサンドペーパーで均しとくんっすね。

もちろんやらなくてもイイ作業なんっすけど コレやっとくと接着剤の逃げ場所が出来るのと

頂点同士が重なる僅かなズレを回避する事が出来て より精度が高まるんっすね。



POLANO では現在TGX 接着剤を正式に採用しています コイツをたっぷり塗り込んで バインダーで締め込んでケーンピースを
固着させるんっすね 接着剤を塗るのに歯ブラシ(普通~柔らかめ)を使用しています






からの 接着剤はたっぷり塗りたくって 接着強度を強度を確保するんっすね。

どうせバインディングで圧着させるからはみ出しちゃうんだけど

そこは『確実』を狙うワケでして。

っつー事でバインディングを施したら乾燥させる。。。と



本日は接着固着したブランクを磨き上げて サンディングで表面を均すのと微調整を入れます コレが終わればブランク作製が完了です
っつっても番手違いの同型モデルなんで ごっちゃごちゃにならないように色々大変なんだよね






っつーのが昨日までの話で 本日はガッツリ磨き上げます。

で、作業そのものは絵面に変化がない地味な作業で 挙句時間は掛かる… 3本分あるからね?

っつー事で 国内販売用 the ‘B-Type’ DT3 とフランス向けDT4 それに911様用DT5 のブランクが

遂に完成しました。



the ‘B-Type’ の番手違いのブランクが完成しました 多少の曲がりが生じていますが この段階で修正するとブランクを焦がす恐れあり
なんで 後の作業で修正を加えていきます






アルザス地方でFF… pêche à la mouche を始めるビギナーなら 日本のような繊細なロッドから

ではなくてDT5 から っつー大昔から言われてるセオリー通りのほうがイイだろ

っつー事でDT5 を組んだんっすけど。。。すっげえパワフル

コレならまさかの70cmブラウンが掛かっても竿は負けねえだろ



典型的な戦前UKアクションのロッドで ヨーロッパでは嬉しいEURO STYLE なんだけど今時ヨーロッパでも手に入らないアクション
紛らわしいんで 間違えないように分類分けしときました


A633:Fabriqué au Japon



なにせフランスやドイツや 我が大英帝国ですら USの反発力はあるけど腰がないブランクが物量作戦の結果

圧倒的なんっすけど どうにも戴けない ってのは 衣川と小坂川でのウェットで伸される経験が大きいんっすよね。

今度佐々中様に納める il ‘Midget’ なんかも トルク重視のロッドなんっすけど

そういうEURO なロッドを 最近見かけなくなりましたね。



だから POLANO は 重たいロッドをフランスにぶつけてみるんっすね。






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Posted by モッズおじさん  at 23:22 │Comments(0)工房の話

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