2017年07月19日

A430:漆塗りロッドの 一番難しい作業がコレなんっすよ実は



どうも、モッズおじさんです。


ヤマメは意外と距離を撃つ必要はない 15mもキャストすれば充分 なんっすけど カディスの季節になったら必要になる事も
…っつーのをご紹介したくて 今週から the ‘B-Type’ を使って見せようと思ったんっすけど





今日は平日なんで 12:00~19:00 でショールームやってます。

さて当工房初のブランクから作製した第1号 the ‘B-Type’ ですが… 使い道が良く分かんない

っつーのも飛距離が出せる DT3 って… 北海道か 本州でも忍野や桂川都留地区以外で思い当たる所がない。

って人が多いんじゃないっすかね。



洗車したから熱中症かな? その可能性は決して低くはないんっすけど この症状は横浜時代からチョイチョイ現れてる症状でして
… ダイエット中に『75㎏の壁』『70㎏の壁』を突破する時に出る アレの可能性も





いやいや 実際はカディスの季節になれば特に必要になるはずっすよ?特にプレッシャー高い関東近辺では。

っつー事でそういう使い道を紹介しようと 昨日川に行ったんっすけど軒並み増水

加えてウェーダー掃くとどうした事か頭の左側が痛くなってきた… 芯から痛くなってきた

。。。で増水避けるために足場の良い堰堤を選んで移動してると 今度は頭全体が痛くなって 全身に冷や汗まで噴き出して



伝わり辛いけど 写真一番下のスレッドは磨きを入れた状態で 残り2つは未研磨状態… 未研磨状態の奴は艶にムラがあるでしょ?
旋盤で磨くと うっかりすると漆を削ぎ落としちゃうから 手作業で磨き上げるんっすよ





で、昨日は夕方から家で倒れてました… おそらく脳閉塞か高血圧か 低血糖っすね。

脳が閉塞するほど不規則な生活はしてねえし 血圧あがるような味付けしてねえし

ダイエット中だから 低血糖の確率98.9%。。。って話はさておき

昨日は最後のひと刷毛を施した the ‘Mk. 1’ を漆固着待ちで



鹿角を椿油で練ってペースト状にしたもので磨きます それでもコレは総仕上げの前の磨き上げ コレを全てのスレッドに施すんっすよ
実際の作業は絵面は地味 だけど一番神経を使う 最も難しい大事な作業なんっすね





本日 スレッドの漆塗りを完了しました。

で、the ‘B-type’ までのグレードはいわゆる『塗りっ放し』で完了なんっすけど高額化した the ‘Mk. 1’ には

スレッド留めの磨き上げってのが待ってるんっすね。

まずは鹿角の粉を植物油で練ってペースト状にしたもので磨いて。。。



全てのスレッド留めに磨きを入れたら… 艶っ艶に仕上がりました 既に微かに透けてるんっすけど コレが経年で1年もすれば
フットの部分が透けて見えてくるようになるっつー… 漆は劣化ではなく 侘び寂を表現する塗料なんっすよ


A430:漆塗りロッドの 一番難しい作業がコレなんっすよ実は



鹿角の粉ってのはこの鹿角市でしか手に入らない粉 ではなくて鹿の角を細かく砕いた粉末で

#2000 位のサンドペーパーに相当するんっすね。

で、満遍なく磨いたら今度は極微粒子コンパウンドで磨き上げて艶を出す。。。

ガッツリ磨くんで半日掛かる仕事っすね。



the ‘Mk. 1’ – SPITFIRE ブランクと比べると 同じデータを共有しているのに 素材から仕上げまで 明らかに違うロッドになりましたね
あとはハードウェアを組み込んで ネーム入れてロッドソックスに仕舞ったら 梱包するだけ





高額になるって事は人の手が入る数が多くなるって事で… 手間が掛かってる って事なんっすよ。

特にスレッド留めの漆塗りが 一番難しい作業なんっすよ 時間も掛かるし。

っつー事でこれにて the ‘Mk. 1’ 『塗り』作業は完了です。

残るはメタルワークの磨き上げ からのパーツ装着 で最後のネーム入れを残すばかり。



このシリアル# α10006 は もう売約が付いてるんだけどね?


 



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Posted by モッズおじさん  at 16:21 │Comments(0)工房の話

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