2016年02月16日
590:Ihatov Evolution
どうも、モッズおじさんです。
軽くて安く上がって それでも安物に見えない高性能なグリップ… 物理の法則ひっくり返すような難問ですが
雑談の最中に急に降りてきたんっすよね
今日は15:00~20:00 でショールームやってます。
常連さんの『親方』と話しながら、何気に転がってたアルミパイプ片や長期在庫のパーツを
手慰みで無意識のうちに転がして、合わせて、くっつけて離して色々やってたら…
なんか…形になったんっすよ。
去年の暮れに「冬なのに小バス釣り放題」でおなじみの the LOG オリジナル と昨日完成したthe ‘MISTY MOUNTAIN HOP’
こうやって見比べるだけでもよくぞココまで純粋進化(evolution) したモンだ と感心しますよ我ながら
面白えなコレ、っつって試作を組んでみたら…コレがあり得ねえ高感度であり得ねえ作業効率
それが、the LOG 誕生だったワケっすけど
そこから派生していろんなバリエーションが広がってったんっすよね。
そして…the ‘MISTY MOUNTAIN HOP’ のグリップになる、と。
アルミの剥き出しグリップは裸なだけにどんな服でも着られる可能性がある っつー事でPOLANO の漆技術を投入して
トラウトルアーロッドにふさわしい服を着せてみました
POLANO の看板技術『漆グリップ』の応用でアルミニウムに堆朱を施してリールシートを作り
既成のリールフットとスクリューとフォア&リアグリップを取り付け
グリップ部分には浄法寺産素黒目漆を施して
Full Alloy グリップなのに渓流ルアー向けのグリップに仕上がっちゃった。。。
元ネタはコレ 現在三陸イカ職人様と『親方』様が所有する横浜時代に作ったプロトタイプ 5Aコルクに黒檀とメイプルの
贅沢しかないリールシート周り 当然売価は5万円相当で計画は瀕死 だったんっすけど…
大元のネタは『親方』と三陸イカ職人さんが買ってった、作った本人は作製を投げていたプロトタイプなんっすけど
Ihatov の住人が、瀕死のロッドを甦らせたんっすわ。
5.0ft のブランクを4.6ft に詰めて、ガイド位置を徹底的に見直して
まさに純粋進化を遂げたのが the ‘MISTY MOUNTAIN HOP’ なんっすね。
ラインガイドは従来のチタンフレームSiCガイドを採用 TORZITE だとPE使用時に「唸り」が大きいという指摘もあって
軽量でタフな実績のある管理釣り場用ガイドを採用
ガイドはライン絡みを考慮して一般的なチタンフレームSiC からTORZITE に変更
ラインガイドはチタンフレームSiC という変則的なコンビネーション
ブランク特性を損ねないよう敢えて飾り巻きは排除したシンプルな外観
しかしナイロン系メタリックスレッドに透明色漆(青)を施して装飾とする。
トップはご存知 TORZITE を採用 三陸イカ職人様の「トップでラインが絡む」問題を考慮しての進化です
安い竿だけど妥協や手抜きはしていません
グリップはPacific Bay 社のリールスクリュー&リングにPOLANO 製アルミパイプに堆朱でやや重厚感を与え
フォア&リアグリップは素黒目漆を敢えて艶消し仕上げでフィニッシュ。
the LOG フォーマットでココまで進化(evolution)しました。
売値は 工房渡し価格で¥25.000- …コレを高いと取るか安いと取るかは、お任せします。
スレッドはナイロン系メタリックスレッドに青の透明色漆 青を基調とした玉虫色に鈍く輝きます
薄塗なのでザラッとします
当然 the ‘MISTY MOUNTAN HOP’ をはじめとしたBlanks Ω は秋田県鹿角市に移転しても作り続けます。
そして今後 the LOG フォーマットを Ihatov Evolution と表記する事もあるでしょう。
実際岩手と衣川で熟成してますからね。
欲を言えば、もっと売れてくれてればよかったんだけどね?…このタイミングじゃ、買えねえよ。
っつー事で秋田に移転しても Ihatov Evolution シリーズ、シクヨロです。