2021年01月10日

A1203:どこまでもふくよかで どこまでも穏やかな



どうも、モッズおじさんです。


おそらく Samuel Gawith のFLAKE が特別に分厚いんでしょうが Samuel Gawith に慣れるとむしろこの薄さが不安になる
的な話を以前触れたと思うんだけど 今回は見切れてんのに名を伏せた このFLAKE の話です.






以前 Rueben’s era Charatan’s LUMBERMAN に BLACK FLAKE 詰めて喫ってたら

ヤニクラ起こした って話をした時
に 完全に見切れてるのに謎のブレンド って奴に触れましたが

FULL VIRGINIA FLAKE の1/3位の薄さが何とも頼りない けど美味しいブレンド

と この美味しい奴とキャラが被ってるっつわれてるDunhillブレンド の話です。



例によって喫煙の話なんで
        未成年者と禁煙ファシストとユーゲントは『続きを読む』はご遠慮ください。



 



キャラが似てるのは当然で ヴァージニアにラタキア それにオリエントとペリクと

そらぁ豪勢やな~イカとタコと肉のミックスモダン焼きみたいやな~by服部平次@天空の難破船 と



シガーのトップブランド・Davidoff のパイプタバコ DISCOVERY とは別物の ダンタバコの Holly’s DISCOVERY と
Dunhill(Peterson) NIGHTCAP の みんな大好きブレンドに とうとう手を出しちゃいます.


A1203:どこまでもふくよかで どこまでも穏やかな



やたら豪勢なブレンドなのが Dunhill(Peterson) NIGHTCAP と

Holly’s DISCOVERY(ダンタバコ) でして。。。

そうです 見切れてた謎のブレンドは DISCOVERY だったんですが

さて。。。 葉組は一緒でも本当に似たような喫味なんでしょうか?



Dunhill がPeterson で継続が決定する前の暗黒期に NIGHTCAP愛好者がこぞって食いついた と言われてるのがこの
DISCOVERY だったそうですが 個人的にはコレはコレ でハマっております.





単純にヴァージニア+ラタキア だけでも比率が違う 葉の産地が違う で随分と喫味が

変わってくるのは随分と触れましたが… 実は DISCOVERY って結構気に入っちゃった奴で

去年立て続けに入手した Orlik CORONA と Mayfair で喫ってたり するんですね。

対して NIGHTCAP はペリク用で使ってた Parker と Kaywoodie UK をコンバートしまして



シルエットから家用 って決めている Orlik CORONA ブルドッグに詰めてみまして… 深さに比べて口径が広い火皿は
香りふくよかでまろやかに喫えるってのが特徴 ってのも考慮に入れまして… 良いパイプです.






っつー事で まずは Orlik CORONA に DISCOVERY を詰めて着火… むむ???

少々強めの酸味 それにバーレーのような軽いキックが。。。 バーレーは 入ってません。

落ち着いてくるとペリクの梅のような芳香と酸味 それに控え目な甘味が広がって

。。。 そうっすね SGのSt. JAMES FLAKE をマイルドにしたような喫味でして



多分ルイジアナ・ペリクじゃないんだろうけど 火付も火持ちも大変よろしい. 予想に反してスルスルいける 美味しい奴.
ただ 余りにもあっさり喫えてしまうFLAKE なんで 思考が完全停止してしまう恐れも…






底辺に感じるヨーグルト感がラタキアを主張してるけど さほど強くはないし

オリエントの苦み渋味もあまり感じられず イイ感じで甘味に奥行き感を与えてる って感じで

ベタベタに甘いってワケでもないし 舌がヒリつく刺激が来る気配もない。。。

意外と あっさりとしたブレンドです… ペリクが入ってる割には ね?



美味しいだけに結構ギュウギュウに詰めたくなるんだけど 実はそんなムキになって詰める必要はナシ. Dunhill GROUP 3 なら
1枚と1/4程度 GROUP 4 なら1枚と1/2程度 で丁度いい… 詰めてみると意外とスッカスカ.






St. JAMES とか うっかりしてると濃厚なのがゴッソリやって来るから それと比べると

あっさりしてる っつっただけで。。。 中盤になるとヨーグルトの甘酸っぱさが支配して

後半から終盤には甘味がやや強まるけど。。。 美味しい小岩井ヨーグルト(加糖)で終始しまして

オリエントの苦味渋味が甘味の暴走を抑えて輪郭を整えてる って感じで



多分ペリクの違いだろうと思うんだけど DISCOVERY のほうがポップでスルスル喫えちゃう. ラタキアの主張も控えめで
クルマで喫っても車内が臭くなる心配はさほどでも. クルマで喫うならMayfairで だけどね?






あんまラタキアは感じられない。。。 封を切ると結構なタイヤ館の臭いなんだけどね?

っつー事で どこか Dunhill(Peterson) MY MIXTURE 965 を連想させる喫味なんだけど

MY MIXTURE 965 をもうチョイあっさり味に仕立てて ラタキア臭を抑えてる って感じかな?

こういうの 俺が好きな奴で運転中にも喫いたい奴 なんだけど。。。



多分ペリクの違いだと思うんだけど こちらは本物の『高価な』ルイジアナ・ペリクを使用しているため ペリクの主張が
結構分かりやすく現われてくる喫味でして. コレまたラタキアの主張は控え目なんです.






車内 臭くなっちゃうかな?

っつー事で良く似た葉組で 諸先輩方は似てるっつー Dunhill(Peterson) NIGHTCAP を詰めて喫いますと。。。

着火直後は尖った酸味が飛び込んできて すぐに 5 YEAR MATURED 的な芳香と甘味が沸き上がる。

そして火が落ち着くと渋みと酸味で整えた 割と深めの甘味が来る けどさほど重くはない。



序盤はぶっちゃけ St. JAMES FLAKE との喫味の差異が分からんほど だけど大人の時間は中盤から… オリエントと
ラタキアを感じたら前に出てこようとする甘味をほど良く制御して 得も言われぬ芳香が…






中盤に来ると St. JAMES FLAKE と同じ喫味にうっすらと苦味が乗って… 苦いと言うと

まっじい奴じゃね? と思うけど 喩えるなら… シングルモルト・ウイスキーが近いっすね。

なるほど NIGHTCAP は寝酒と併せて喫うと美味いに違いない と諸先輩が仰るのはこの辺が根拠か

っつってるうちに後半から渋みが少々立って 煙感がやたらと増す。。。タバコライクという奴ですね?



Dunhillのレシピの中でも比較的新しいモノで 販売当初は『高価なペリクを…』とやたらペリクの価値を強調してたとか.
そのクセ余り期待してなかったブレンドらしいんっすけど 気が付くとMM965と並ぶ看板商品に…





興味深いのが最終盤で REGENT STREET (ELIZABETHAN MIXTURE) のような

ペリクの主張で必ず終わる… で口ン中サッパリ と。。。 ラタキアは最後まで主張が控え目 っつー

この辺が DISCOVERY と決定的に違う点で 葉組は同じなのに面白い現象なんっすよ。

と同時に 喫味を連想させる MY MIXTURE 965 とも決定的に違う点がココで



ゴダール等のシュールレアリズムのような「え???エンディング???」っつー唐突なエンディングのDISCOVERYに対して
交響曲かシェークスピアの戯曲のようにドラマチックな展開からの気の利いたエンディング が Dunhill らしさ…かな?






いや。。。 MY MIXTURE 965 と違って NIGHTCAP はスルスル喫える時点で別物だな。

っつー事で キャラが似てると言われてるけど 実際には結構違う ってのが分かりました。

にしても DISCOVERY のあっけない終わり方は… ゴダールの映画のようで

え???これで終わり?????? って唐突さが賛否が分かれる所か と。。。



禁煙ファシストには こういう大人の楽しみがなくて 残念ですな。


 



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Posted by モッズおじさん  at 23:09 │Comments(0)大人の趣味 パイプタバコの話

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