2020年12月27日

A1194:戦前 Comoy’sはレビューに向かない



どうも、モッズおじさんです。


ファンの皆様お待たせしました. 主人公よりコアなファンが多いでおなじみのシャア・アズナブル登場です が俺あんま知らない
けど キャラ着想の話は人づてに聞いてて… って コアなファンの皆様には周知の事実とは思いますが.






さて俺なんかの世代は中学生にもなると「まだマンガなんか見てんのぉお?プププ」

っつわれた世代だったけど 俺らよりチョイ下の世代から急にガンダム世代とかドラゴンボール世代っつって

好きなアニメのひとつやふたつあって当たり前 ってなったんだけど そんなガンダム世代が喜びそうな

『赤い彗星』着想の際大いに参考にされたのが撃墜王;マンフレート・フォン・リヒトホーフェンでして



例によって喫煙の話なんで
        未成年者と禁煙ファシストとユーゲントは『続きを読む』はご遠慮ください。



 



第1次大戦時に真っ赤な三葉翼のフォッカーDr. I を操り「私を墜とせるものなら墜としてみよ」

と英仏を挑発しつつ 戦闘不能な手負いの機にはむやみに攻撃を加えない当時の紳士協定を忠実に守って



本名は Manfred Albrecht Freiherr von Richthofen. WWI で80機撃墜+未確認3機 と大戦参加国最高撃墜記録を持つ
泣く子も黙るエースパイロット. 騎士道精神に溢れ男前で誇り高くストイックで 一度熱中すると周りが見えなくなる欠点も.







弱い奴ほど容赦なく叩くけど本当に強い人ってそうなんだよね 大空では誰よりも紳士だった

だけに 敵である英仏空軍から一目置かれ 赤い男爵(RED BARON) と呼ばれまして

『赤い彗星』シャア・アズナブルの赤い専用機とドイツ帝国時の軍服をモチーフにした服装と

紳士的に振舞う『好敵手』っつーキャラ着想で大いに参考にしたのだとか。。。



イギリス軍が西部戦線に投入したのが Pilot Killer の異名を持つほどバランスを取るのが難しく 特に着陸時に事故が多発した
Sopwhith Camel で ドイツのレッドバロンを撃墜した事から最強以上の英雄的戦闘機に なったんっすわ.






大丈夫ですよ?パイプの話ですよ?

そのレッドバロンを撃墜したとされるブラウン大尉が操っていたのが Sopwhith Camel っつー

イギリス軍が西部戦線に投入したロータリーエンジン(!)の複葉機だったんっすよ。

Sopwhith Camel(ソッピース・キャメル) はやたらトリッキーで 乗り手を選ぶ戦闘機だったんっすけど



Peanuts で Snoopy が撃墜王ごっこするエピソードがいくつかありますが Snoopyが操ってるのは当然 Sopwhith Camel
で 戦う相手は当然レッドバロン… 犬も憧れる Sopwhith Camel って事で.






英仏連合軍と途中参戦したUSではブラウン大尉とともに『英雄』として語り継がれていて

スヌーピーが犬小屋の上で第1次大戦の撃墜王ごっこをするのは まさにこの機なんっすね

。。。 大丈夫ですよ? パイプの話ですよ?

スヌーピーすら憧れるソッピース・キャメルのイラストが冠されたパイプタバコってのが



Samuel Gawith SQUADRON LEADER にはその Sopwhith Camel が描かれた いかにも男の子が欲しがるようなパッケージで
前々から気になってたんだけど ようやく手に入れる事にしまして…現行品は警告文で台無しだけどね.






Samuel Gawith SQUADRON LEADER でして。。。 SGの歴史では割と新しめのレシピで

1914年にUK航空兵に捧げられた っつー軽めのラタキア+オリエント なんっすよ。

前々から気になってたんだけど どうした事か12月に入ってから急に

狂おしい程ラタキアが喫いたくなっちゃいまして



なにせ戦前Comoy’s 詰めるタバコも少々慎重になりまして… 広口で標準的な深さのComoy’s 常道パターンの火皿には
ラタキア系が相性が良い ってのが俺の方程式. だったら歴史ある未経験のブレンドを試そうか と






いやストレート・ヴァージニア主体の毎日だから必然的にそうなっちゃっただけなんだけど

その ラタキア渇望 は他ならぬ 戦前Comoy’s とGBD/Orlik の入手がトドメで

届くまではストレート・ヴァージニアを喫うぞ と思ってたんだけど 実際手に取ると

Orlik CORONA はともかく手持ちの Comoy’s と GBD はラタキア/オリエントに良さ気なイキフンを



ベテランスモーカーの中には伝説の BALKAN SOBRANIE に一番近い喫味 と 結構軽い常喫タイプ 評するケースも多く
期待値ムンムンで喫ってみたら… うめえ… けど 軽くは ない… 結構分厚い. 噂はウソだったのかな?






プンップンに出しまくり… で 取寄せちゃったんですねSQUADRON LEADER。

早速詰めて喫ってみますと。。。 むむぅ…軽くは ない

Dunhill/Peterson EARLY MORNING を数段濃いボディに仕上げた感じで 結構厚い

オマケに火付火持ちが悪いでおなじみのSGなのに 連続燃焼に何のストレスも感じない



いやコレは… Barling’s の時と同じで 戦前Comoy’s のブレンドの持つ喫味を全部口腔内に運ぶ性能がなせる技で
1914年当時のパイプで喫えば なるほど英国航空兵が喜ぶボディに なるんでしょうなぁ… とひとり納得.






。。。。。。ってか それって 戦前Comoy’s で喫ってるからじゃね?

って気が付いたのは火皿の半分を喫った辺りでして… どうりで!

諸先輩方のレビューと こうまで喫味が違うのは パイプのせいだった

。。。諸先輩方の『軽い』『物足りない』はどこにも見当たらず むしろ『コク』すら感じるワケで



着火直後はバナナのようなコクのあるねっとり感と独特の芳香 火が落ち着くと黒糖から味覚糖の純露のような喫味に時折
八丁味噌やイチゴのような… 中盤から苦味渋味が紅茶のように浮き上がり 酸味も感じる… って 普通のパイプでも そう?






なんだったら Dunhill/Peterson MY MIXTURE 965 の次位に重厚・濃厚に感じられまして

。。。いやコレはレビューとして成立せんぞ? 明らかにパイプが全ての喫味を引き出してる

なるほどね… 諸先輩方の中には「当時はこの軽さで良かったのかなぁ」的な事を言ってるけど

いや 少なくともWWII以前の戦前パイプと組み合わせないと真意は伝わってないかもしれない。。。



いや結局 COMMONWEALTH はBen Wade でしか喫わなくなっちって… 美味しい奴だとそうなっちゃうんだよね っつー事で
多分 SQUADRON LEADER はこの戦前Comoy’s SPECIAL 483でしか喫わなくなっちゃう だろうなぁ…


A1194:戦前 Comoy’sはレビューに向かない



なにせ SQUADRON LEADER が生まれた時はWWIIより前の WWI 真っ最中だったから

当時の人達が詰めてるパイプも自動で戦前パイプに なっちゃうんだよね。。。

幸いにもたまたま戦前Comoy’s で喫う事が出来て 重ね重ね幸せな俺ですが

と同時に 他のパイプで SQUADRON LEADER を喫う勇気もなくなるのが 俺の小市民な所でして。。。



禁煙ファシストには こういう大人の楽しみがなくて 残念ですな。


 



同じカテゴリー(大人の趣味 パイプタバコの話)の記事

Posted by モッズおじさん  at 23:00 │Comments(0)大人の趣味 パイプタバコの話

※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。