2020年07月26日

A1137:朝は『王冠を賭けた』タバコで



どうも、モッズおじさんです。


自由が丘のお店から取り寄せたのはこの3缶… 腹積もりとしては 朝イチの GROUSEMOOR の代替品として機能してくれれば
最悪強すぎたとしても GOLDEN GLOW の位置で 夕食後の1服 で楽しめればいいか… と.






前回朝イチで試した EARLY MORNING は SKIFF MIXTURE を軽くしたような喫味で

大変美味しいブレンドでしたが 何かモヤモヤしたものが残る。。。

っつー事で 今回は遊ばせてた Peterson SYSTEM STANDARD 317 を用意して

朝イチで Peterson ROYAL YACHT を詰めてみます。。。



例によって喫煙の話なんで
        未成年者と禁煙ファシストとユーゲントは『続きを読む』はご遠慮ください。



 



ROYAL YACHT は GROUSEMOOR より GOLDEN GLOW と比較される事が多いけど

ニコチンが強めで 銀座・菊水さんの担当者さんは朝からは強すぎる と仰ってました。



近年映画にもなった型破り&お騒がせ国王だった エドワード8世は既婚者のアメリカ人女性を略奪婚 からの王位退位っつー
イギリスの歴史をひっくり返した国王 と言われてるんです.






Dunhill のカタログに ROYAL YACHT が初めて掲載されたのが1912年で

当時の Prince of Wales (後の『王冠を賭けた恋』のエドワード8世) 叙位を記念して命名された っつー

朝から随分と高貴ないわれのブレンドで 先日の EARLY MORNING の背徳感とは真逆。

早速封を切ると チョコレートのようなレーズンのような甘い香りがうっすらと。。。高貴!



意外と重要なのが最初に封を切って 中敷きの蓋紙にどれだけタバコ葉がへばりつくかを見ておく事… ROYAL YACHT は意外と
サラッとしていて この手のタバコ葉は加湿しなくても美味しく喫える奴 って分かるんですね.






少々茶色の印象が強い葉組は よく見ると黄色めのと濃茶が入り混じった

これまたお約束の細かいカットで Dunhill オリジナルから継承されてる奴なんでしょうね。。。

早速詰めて火を点けて… コレだ! コレなんだよ!

と EARLY MORNING のモヤモヤが 一瞬で吹き飛んだ。。。



個人的な趣味趣向で ストレート・ヴァージニアはちいちゃい火皿でチビチビやる… 飽くまでクール・スモーキングをキープ
で DunhillのGROUP 1 に相当する火皿の Peterson SYSTEM STANDARD 317 に 詰めてみます.






のっけから雑味の少ないアカシアの蜂蜜のような甘味が太い芯のようにブワー… っと入ってくる。

この高級な甘味が最後まで土台として続く ってのも気に入ったんですが

EARLY MORNING で足りなかったのは 着火直後から来る一気に目が醒める感覚

要するに俺には朝イチにガツンと目を醒まさせるニコチンの強さが必要 って事だ。



当方ど素人なんでヴァージニアとバーレーの葉っぱの違いは 刻まれちゃうと分かりません… がパッと見たら黄色いの赤いの
茶色いの がミクスチャーされてるのは 素人目にも分かります. 喫ってみると バーレー入ってない と確信するんです.






時に 国内外問わずタバコ屋さんの紹介では ヴァージニアのみとヴァージニア+バーレー と

表記が真っ二つに分かれるんだけど。。。 コレ ストレート・ヴァージニアだよね?

バーレーだと鼻腔の奥や喉にチリチリ感が来るけど コレは舌や口内にピリピリ感が来る。

ピリピリ感はレモン・ヴァージニアの特徴なワケで



数種類の厳選されたヴァージニアと若干のバーレーが加わった Peterson の人気銘柄で しばらくは朝イチに喫ってたんだけど
体調や気分によってはバーレーのあの『軽金属舐めた』みたいな感じがダメな日があったから…






いや実は GROUSEMOOR が切れてしばらくの間 SHERLOCK HOLMES 喫ってたんだけど

朝イチのバーレー ってのがどうにも相性が悪くて… で今回に至るんだけど

ROYAL YACHT ではあの軽金属のような感じは感じられない

。。。で ROYAL YACHT にはバーレーは入ってない を確信してるんです。



いや実際ストレート・ヴァージニアだから FULL VIRGINIA FLAKE と同じキャラを感じて当然なんだけど 黄色いのと赤いのが
チリチリ感を和らげてくれてるようで 朝から強烈 とは感じません… 俺はね?






と 話を進めているうちに中盤に差し掛かりまして… 少々煙を感じるな。。。

とはいえコレはタバコ 煙を感じるほうが当たり前だけど

さほど喫味の変化は感じられない。。。 ちょっと肩透かし。

強いて言えば Samuel Gawith FULL VIRGINIA FLAKE の甘い部分だけが現れてくる 的な



Dunhillの伝統らしいけど ファインカットは火付と火持ちを優先しただけに うっかりすると燃焼が良いせいで火種が大きくなり
ヴァージニアなどは辛味の元になる… でいつもよりひと摘み多く詰めてその分圧を掛けて調整しています.






甘味だけで勝負してるブレンドなのかな?… いや少々ピリピリを感じる。

FULL VIRGINIA FLAKE 程ではない程良いピリピリ感で 軽いアクセントで収まってる

。。。 諸先輩方は『ヨーグルトの味』とか『ミルクティの喫味』とか色々表現してるんですが

はて… それはいつになったら来る事やら。。。



実際 Dunhill時代も自社生産~マクレーランド~マレー~オーリック… と委託先が変わる度に香りも喫味も若干変わって
現在に至る らしいっす. 残念ながら俺は そこまでヨーグルトは感じませんでした.






結論から先に申しますと… 来ませんでした。

いやストレート・ヴァージニアやバ-レーのような無味無臭な無着香タバコ葉とのブレンドだと

詰めた時の密度や圧で喫味が変わってくる らしいっすよ。

俺も Peterson SHERLOCK HOLMES で経験してますけど ね。



とりあえず『朝イチのタバコ』として GROUSEMOOR の代替で喫うのは ROYAL YACHT で 決定です. 一気に目が醒めるからね?
ただ 濃いめのコーヒーより普段から紅茶党 とか緑茶党の方には 刺激が強すぎます.


A1137:朝は『王冠を賭けた』タバコで



っつー事で Dunhill タバコ伝統(?)の細いリボンカットなので Samuel Gawith の時より

ひとつまみ程度多く詰めて圧縮もチョイ強め で詰めてるんですが 最後までアカシアの蜂蜜のような

上品で濃厚な甘味が続きまして 後半では若干の酸味と青臭さも甘味とともにブーストが掛かった

かのような怒涛の盛り上がりが来まして。。大変美味しく頂きました。



この喫味で喫煙時間帯とその人のパイプの技量によっては Dunhill で言う GROUP 3 迄なら美味しく喫えるんじゃないか と.
火種の大きさには要注意 だけどそこさえクリアすれば 割と懐が深いブレンドかも.






個人的には ストレート・ヴァージニアはちいちゃい火皿でチビチビ喫う なんだけど

それでも火持ちが良いから Samuel Gawith より30分は早く喫っちゃう。。。

コレが不満と言えば不満… かな。。。 この喫味なら DunhillのGROUP 2か3までのサイズでも

美味しく楽しめそうだし 喫味の変化も違ってくる。。。かもね。



禁煙ファシストには こういう大人の楽しみがなくて 残念ですな。


 



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Posted by モッズおじさん  at 19:00 │Comments(0)大人の趣味 パイプタバコの話

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