2020年03月16日

A1072:少々贅沢な Dunhill 41091 の日常使い 決定です



どうも、モッズおじさんです。


『日常使いのDunhill』として購入した2本… 31030 は FULL VIRGINIA FLAKE との相性がバッチリですぐに日常使いに活躍.
反面 41091 はどうにも「コレだ!」っつーのが見つからず 宙ぶらりんの状態でして.






さて Dunhill 31031 に Samuel Gawith FULL VIRGINIA FLAKE は絶妙ですが

41091 は少々分が悪いスタートを切りまして ちょっと宙に浮いてる状態。

コレは Samuel Gawith SQUADRON LEADER かPlanta PRESBYTERIAN MIXTURE の

専用パイプにしたほうが良いのかな とタバコのオーダー掛けるまでは思ってたんっすけど



例によって喫煙の話なんで
        未成年者と禁煙ファシストとユーゲントは『続きを読む』はご遠慮ください。



 



SQUADRON LEADER は未体験なんで 買ってもイイのかな とか思ったんっすけど

事Dunhill に Planta PRESBYTERIAN MIXTURE は軽薄かなぁ… とか考える



Planta PRESBYTERIAN MIXTURE は BBB SUPER GRAIN 745 で燻らせたら非常に美味しいブレンドで
パイプとの相性はバッチリ. ただどうした事か Cohiba CLUB のような喫味の向こう側に BLACK VANILLA のイメージが…






いや前にもこのブログで触れたんっすけど Planta PRESBYTERIAN MIXTURE は

最近ハマった Cohiba CLUB シガリロと喫味が非常によく似てるけど

同時にどこか BLACK VANILLA を思い出させる喫味でもありまして

そりゃそうだ どちらもPlanta が製造してるから 同じヴァージニア葉を使ってるんだろうね。



本当の本音を言うと… 気が付くと Samuel Gawith ばかりになって 少々視野が狭くなっていないか?っつー自戒の念もあって
今回は 先月下半期に加賀屋さんでも通販で販売開始した『銘品』を取り寄せてみました.






逆に言えば BLACK VANILLA って よっぽど良いヴァージニア葉を使ってるって事だけど

この辺の喫味がどうにも… 詰めるパイプが BBB なら問題ないけど Dunhill だからね?

完全に貧乏人根性丸出しな発想ですが どうしても抵抗がある。

で SQUADRON LEADER で決まりかけてたんっすけど 実際に取り寄せたのは



もう言わずもがな の『ラタキア入門用タバコ』として紹介されてきた銘作ブレンド. Dunhill がパイプタバコ生産終了して
衝撃が走りましたが… Petersonがレシピと工場を引き継いで 生産再開と聞いて 買ってみました.






Peterson MY MIXTURE 965… はい Dunhill MY MIXTURE 965 の正式な後継タバコです

さすがにDunhill を名乗るのはNGだったけど Dunhill のレシピと工場を丸ごと引き取って

Peterson が English Traditional Mixture Series として復活なんです。

コレは俺の「Dunhillロス」を補うのに必要なスキル なワケでして。



なるほど「ラタキア入門用」と紹介される機会は多いですが コレを『常喫』としている人が多いのもまた事実.
正式な後継タバコっつー事で 俺の「Dunhillロス」も コレで解消… なんですね.





尚 日本で販売される Peterson名義の復活Dunhill は

MY MIXTURE 965
FLAKE
EARLY MORNING
NIGHTCAP
ROYAL YACHT

の Dunhill時代から評価の高かったブレンドが厳選されて5種 なんっすけど

41091 に詰めるタバコに窮してたから まさにこれは『渡りに船』



今月は Samuel Gawith は常喫のヴァージニア3種に抑えて SHERLOCK HOLMES に 少々値の張る Rattray’s OLD GOWRIE
それにMY MIXTURE 965 を買ってみたんです… もうね 待たされた分 MY MIXTURE 965 喫ってみたくてしょうがねえ…






ネックは価格が Rattray’s の次位に高い価格帯で どう考えても Samuel Gawith や

Planta のほうが良心的ではあるんだけど 名作・MY MIXTURE 965 だからね?

(まぁまぁコレでダメなら SQUADRON LEADER で固定すればいいか っつー計算もあるんだけど)

届いたんで早速缶を開けますと…



MY MIXTURE 965 で気になるのは 蒸してから加圧する英国伝統のキャベンディッシュはどういう喫味で現れるのかでして
Samuel Gawith COMMONWEALTH のストーブ加熱からの加圧のヴァージニアFLAKEとの違いを 知りたいんっすね.






革だ… コレは 以前何かのラタキア物で表現したけど まさに新品のリーガルシューズの匂い。

革の匂いの向こう側に 紀州梅の梅干しの匂いも… わぁ大人が喫うタバコの臭いだぁ。。。

噂には「強烈な臭い」と評される MY MIXTURE 965 ですが実際 そうでもない

ラタキアに慣れたせいなのか 単に俺が納豆の郷・茨城の血を引いてるからなのか



さすがにブランド銘Dunhill の使用は許されなかったそうですが 版権からレシピから工場まで まるっと買い取ったPeterson の
ウチが勝ち取ったっつー意地とプライドがあるのでしょう… 中敷きの紙は SHERLOCK HOLMES と同じものが.






で リサーチによるとDunhill パイプタバコは自社生産からOrlik に Orlik からコールハスに

コールハスからマッコーネルに… とOEM生産を渡り歩いてて その度に「喫味が変わった」と

言われ続けて今日に至る… だそうですが 俺はコレが初めてのDunhill パイプタバコ なんで

以前の喫味は知らないんっすけど 缶を開けるとSHERLOCK HOLMES と同じ乾燥防止の紙の蓋が。



ラタキアの匂いなんでしょう 下ろし立てのリーガルシューズの匂いがします. そして鼻を近づけて嗅ぐと 遠くに紀州梅の
高級梅干しのような匂いもします. もうね Dunhillロスを埋められるんで ワクワクしかありません…






こういう所に 地味にPetersonの主張が入ってるんですね?

っつー事で 流浪の 40191 に MY MIXTURE 965 を詰めまして…

俺の『Dunhillロス』を埋める 個人的には記念日的瞬間

火を点けますと。。。



たいていは「初めてのラタキア」での体験なので 独特なティン・ノート(開封時の匂い)に圧倒されるんでしょうが 俺は…
そんなでもない いい匂いとすら感じた. ごく普通にリボンカットの詰め方で詰めて 着火すると…






なるほどこう言う事ですか としみじみ…

革の匂いや高級梅干しの匂いの薫香は 程良い弱めの酸味とコーヒー紅茶のような僅かな苦みが

甘味を際立たせておりまして… まさに キューバ葉巻 に酷似しているんです。

愛飲している Cohiba CLUB が 俺が経験したタバコの中でも1番近い喫味なんですが



Planta PRESBYTERIAN MIXTURE よりも Cohiba CLUB の喫味に近いのには少々驚きましたが MY MIXTURE 965のほうが
甘味が広がる ってイメージ… 一気に エラい大人になった気分になれます.






Cohiba CLUB だと甘味の芯があって それを取り巻くように渋味酸味苦味が取り巻いて

境界線にグラデーションが掛かってる感じなんですが MY MIXTURE 965 では

ちょっと崩れた堂島ロール的に 甘味に芯はないけど全体を支配していて 表皮に渋味酸味苦味が

へばりつくようにブレンドされている っつー感じで表現こそ少々下品ですが



個人的には未経験なんで想像の域を出ませんが 映雄と007の葉巻で有名な Romeo y Julieta がこの喫味と近いかも と.
高級葉巻を意識したブレンドが Balkan Blend じゃないか と考えちゃんですね俺は.






非常に上品で Cohiba CLUB に足りない要素が入ってるんですね。

ひょっとしたらChurchillやJames Bond のタバコ・Romeo y Julieta の喫味はこうなんじゃ

と 勝手に想像してしまうんですが。。。

なるほど コレは銘品だ



多分長野の前オーナーの方は勧められるがままに MY MIXTURE 965 をコレに詰めて喫ってたのでしょう… ベットベトな吸い殻と
煙道がガッツリ詰まった状態で手元に届いたんです… パイプとの相性ってのは とても大事.






そう言えば 手持ちの Butz-Choquin DOMINO の底にへばりついてたタバコ葉は

この MY MIXTURE 965 だったようで 同じ臭いがします…

販売中止以前から MY MIXTURE 965 はラタキア入門用として 広く勧められてましたが

UKパイプとUKタバコは ドンピシャな火皿口径と形状を探し当てないと悲惨な事になるワケで



41091 との相性は最高で 火持ちの良さは COMMONWEALTH 以上 で長いシャンクのお陰でクール&ドライスモーキングで
極上の喫味が楽しめました. 41091 は MY MIXTURE 965 専用と 決定です.


A1072:少々贅沢な Dunhill 41091 の日常使い 決定です



逆にドンズバな組み合わせを見つけると最強 っつー事で 41091 は っつーっと。。。

俺がFLAKE 慣れしてタンピングをサボって消した以外 火種が途切れる事がない

オプションとして 長いシャンクが余計な水蒸気を吸い取ってくれてクール&ドライスモーキング

で。。。 至極の組み合わせ ようやく辿り着きましたとさ めでたし めでたし。



禁煙ファシストには こういう大人の楽しみがなくて 残念ですな。


 



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Posted by モッズおじさん  at 01:11 │Comments(0)大人の趣味 パイプタバコの話

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