2019年12月27日
A1031:釣り用のタバコ 最有力候補 現る
どうも、モッズおじさんです。
今月はいつものヴァージニア3種と ラタキア物ではPERFECTION それに実は半年ぶり位に取り寄せたバラ入りタバコ と
ペリク物を新たに試してみよう と取寄せたんっすね.
今年は露骨なまでの暖冬で来年の渇水が今から心配な鹿角市界隈なんっすけど
パイプの話では Peterson WILD ATLANTIC は『決定』ですが 喫味の変化として
Rattray’s OLD GOWRIE が最有力 なんっすけど如何せん値段が…
っつー事で 今回はペリク物でもベッタベタなベタな奴を取り寄せてみたんっすけど
例によって喫煙の話なんで 未成年者と禁煙ファシストとユーゲントは『続きを読む』はご遠慮ください。
紙巻きタバコ業界ではもはや常識 知らない奴はモグリ とまで言われてるのが
ペリクってのはぺリックと表記されてる場合が多くて アメスピが独占販売してるのが本物のペリクで
紙巻きタバコでは賛否両論 しょっぱいのが受け入れられるか否か なんっすけど 湿らせてあるシャグやパイプタバコで喫うと
ペリク本来の旨味が分かるらしいっす. もっともシャグでも紙自体が味を阻害する要因だったりするワケで
Rattray’s 等で扱っているペリクは ペリクの技法に近い製法で作られたペリクっぽいもの
ってのが真実なんっすよ… 元々は広く作られてたタバコの漬物生産業者が 最後の1件にまで減少して
危機感を抱いたアメリカンスピリッツ社が全部買い取る で製法と工場を救済している と
なかなかの美談なんっすけど… Samule Gawith は本物のペリクを使ってるんっすよね。
どうしても紙巻きタバコの「スッハ~」をやりたいなら 個人的にはヘンプ(麻)の極薄で手巻き かキセルでチョイ喫いが
お勧めなんです… ヘンプは麻繊維なんで大麻と同じ植物から取ってますが 大麻の効果は表れません念のため.
どうゆう事???… そこはUK最古のタバコメーカー 我々凡人の及びつかない影響力と
限りなく未知な仕入れルートを持ってるんでしょうねぇ。。。
っつー事で 以前ストロングな CABBIE’S MIXTURE を試してみたんっすけど なかなか良い
けど火付きの悪さとコインカットの塩梅が良く分からず 釣り用候補からは脱落。
実は最近までペリク物は苦手分野に入ってたんっすけど Rattray’s OLD GOWRIE とコレは妙にハマる 実に美味しいタバコ.
フレイクなので タンピングが最低限で済んで釣りに集中できそう… で取寄せてみました.
で 値段も他の Samule Gawith と同じ な St. JAMES FLAKE を今回試してみたんっすよ。
コレはペリク物では一番評判が良い っつー体感があるんで期待値は上がるけど
如何せん SG のFLAKE は火付きと火持ちに難がある が FULL VIRGINIA FLAKE 以来の
非常に宜しくない個人的な印象が削ぎ落とせないままなんっすけど
普段は Samule Gawith でも FULL VIRGINIA FLAKE の個体差出まくり・結構雑なFLAKEに慣れ親しんでるだけに新鮮な驚き.
やればできるじゃないかSamule Gawith 均等で奇麗なフレイクが詰まってました.
封を開けてみると… あれ?っつーのが第1印象で FULL VIRGINIA FLAKEのような
結構雑で厚めにスライスされたFLAKEではなく 割と整然と均一に近いスライスで
以前試してみた Ilsted Own GOLDEN FLAKE を思い出させる 薄めのFLAKE。
それだけに Parker Group 3 でも1枚半を詰めないと過燃焼に陥るほどスッカスカ。
Parker Group 3 だと1枚半でもちょっとスカスカかな?とか思うけどこれ位が丁度良いようで 紅茶との相性がグンバツ.
ただし最初の火付きは 他のSG FLAKE 同様 期待できません.
消費量は Rattray’s OLD GOWRIE 並 かもしれない。。。と少々覚悟を決めて着火してみると
案の定 火付きが悪い… いや 表面を満遍なく黒く焦がしてから中央を炙って
白色炭化させると 意外と種火が安定する。。。 この辺はRattray’s OLD GOWRIE並で
概ね高評価… 悪くないぞコレ。
表面を白色炭化させてから再着火するとアラ不思議 とても火持ちの良いタバコになるんです…
正直 Orlik GOLDEN SLICED のほうが火持ちが悪いと感じられるくらいでして.
で しょっぱなから来るのが 諸先輩方が良く用いる『トロンとした甘味』で 強烈に旨い。
SG のヴァージニア葉は ストーブのせいなのか熟成のせいなのか産地のせいなのか
独特の匂いが乗っかってて… 諸先輩方が良く言う『石鹸の芳香』で コレが心地良くて
多分俺 今の所SGのヴァージニア葉って一番好きだと思う。。。
釣り用のタバコとなると… 火持ちの良さは重要な要素になるワケで FULL VIRGINIA FLAKE のように火持ちが悪いと
再着火のために釣り中断 の連続だとイライラしちゃって釣りに集中できないけど コレなら…
BEST BROWN FLAKE の蜜味の部分が思い切り前面に押し出された実に官能的な喫味で
OLD GOWRIE より輪郭のハッキリした キャラが際立った喫味が。。。うめえなぁ。。。
と BEST BROWN FLAKE では感じられなかった満足感は おそらくペリクから来てるんでしょう。
中ほどまで喫うと塩味っぽいペリクの味が明確になって来るんっすけど
ペリク物は以前にも色々試してみたんですが 釣り用と限定すると意外と見当たらない… ちょっと意外な話ではあるんですが
Orlik はスライスが長すぎて調整が難しい CABBIE’S MIXTURE は詰め方が難しい と 腰を据えて喫う用.
あんこの隠し味でひとつまみの塩を入れると甘味が引き立つのと同時に深みが増す っつーのは
日本人なら知ってて当然なんですが まさにこの理屈通りで
どストレートな BEST BROWN FLAKE だと特徴のぼやけた喫味のSGのブラウンヴァージニア葉が
ペリクの芳香と塩味で劇的な『個性』になっているんっすね フムフム。。。
Rattray’s OLD GOWRIE は上品な喫味が好感持てたんっすけど 野外で喫うには少々神経を研ぎ澄ます必要がありそう で
程良いボディの St. JAMES FLAKE のほうが釣り用には断然向いているんじゃないか と…
この辺はKaywoodie UK でも同様ですが。。。個人的にはオイルキュアードで喫ったほうが
素直に甘い・美味いと感じられたんっすね。。。
いや実際 Rattray’s OLD GOWRIE と比べると 値段も安くて程良いボディで
釣り用に って縛りを入れると断然 St. JAMES FLAKE に分があるワケっすよ。
そうなんです 美味しくてすぐ全部喫っちゃうでおなじみの Rattray’s OLD GOWRIE は値段もさることながらブロークンフレイク
だからタンピングを適時行わないと火が消えちゃう… コレは釣り用にするにはなかなかな大問題で
実は OLD GOWRIE で行く気満々だったんっすけど 喫ってるうちに気になったのが
OLD GOWRIE はブロークンフレイク&リボンカット等 なだけに
タンピングを怠ると火が消えちゃう。
普段はイイんだけど 釣りの現場だと集中力削がれるタイミングだったりするワケで
これがLONDON MADE と思われる No Stamp のパイプとも相性が良くて… FFではコンパクトに咥えられるベントタイプが理想
なので メインはこのパイプで釣りをする ってのが一番よろしいようで…
この辺に少々 難を感じたんだけど 反面 St. JAMES FLAKE はやや薄めのフレイクで
タンピングは基本要らない でSGだからと心配していた火持ちは薄めのフレイクと言う事もあって
俺の喫い方だと3.5~4hは持続するんっすよ。
ボディも程良い濃さで確実に St. JAMES FLAKE が釣り用に決定 ってイキフンですが
とはいえ St. JAMES FLAKE の連続喫煙は確実にタンバイト誘発コースなので St. JAMES FLAKE を喫い切ったら
WILD ATLANTICのローテーション だろうね. 合計6時間の喫煙時間なんで 充分でしょ 多分…
なんだったら Peterson WILD ATLANTIC がサポートに回る位にメインを張れるブレンド
だけど… タンバイト つまり舌焼けが結構出やすいのが悩みの種でして。
糖度が高い証で 美味しいタバコ って事ではあるんだけど。。。
今の所 釣り場のタバコの 最有力候補に躍り出ています。
禁煙ファシストには こういう大人の楽しみがなくて 残念ですな。