2019年11月30日

A1021:Barling’s で喫ってみる。。。



どうも、モッズおじさんです。


花のお江戸の神田明神で 同じ一服するならBarling’s で… っつーささやかな夢がかないました. コレがまた格別の味でして.
初めての神田明神でパイプ をレジェンドパイプ Barling’s で実現できたのが 実に幸運でして. 何故なら…


A1021:Barling’s で喫ってみる。。。



Barling’s でSamule Gawith GOLDEN GLOW を喫ったらまるで別のタバコ

まさにレジェンド まさに『異次元の喫味』なんですが どう自慢し伝えようか。。。

と 丁度 GOLDEN GLOW は 64 Dunhill 1970年 で喫ってるから

対比で紹介するとイイかもね。。。



例によって喫煙の話なんで 未成年者と禁煙ファシストとユーゲントは『続きを読む』はご遠慮ください。


 



Dunhill をはじめとしたUKパイプ群で評価が高いのは決まってオイルキュアード物ですが

Barling’s は充分乾燥させたエアキュアードで 丁度良い対比になるんですね。



もっとフェアにやるなら Dunhill は戦前モデル位で釣り合いが取れるんでしょうが そんなの高くて買えねえよ.
それでも割と豪華な対比で パイプの諸先輩方にしてみれば『ナマイキな』な組み合わせっすね?






で 早速 Barling’s に GOLDEN GLOW を詰めて着火しますと…

GOLDEN GLOW の甘味と酸味それにヘイタイプという草のような芳香がドカンと来る。

コレは完全に意表を突かれた『爆弾』のような感じで 正直… 腰が抜けそうになった。

けど着火直後はたいていエグい物で 火が落ち着くと。。。。。。 あれ?



Samule Gawith GOLDEN GLOW もブロークン・フレイクなので OLD GOWRIE で学んだ『縦を意識して詰める』を統一して
まずは Barling’s を喫ってみますと… 知ってる GOLDEN GLOW より遥かにボリューム満点 っつー謎の現象が.






思わずタバコの缶カンを確認しちゃう。。。FULL VIRGINIA FLAKE じゃ ねえ…よな?

確かに GOLDEN GLOW です。。。何このボディ 何このボリューム

それでも確かにこの喫味は GOLDEN GLOW。。。 チョイ混乱

にしても。。。うめえ。。。。。。



シャンクの細めなDunhill のビリヤードは やっぱカッコイイんっすよ. シェイプナンバー64 はドンズバで俺の好みそのもので
もちろんお気に入りの1本で 最高の喫味 と思っていたんですが…






と インプレにもなってない ただのバカ表現と伝わらないパイプ自慢で終わっっちゃう

イカンイカン… っつー事で 頑張れば手に入る60年代オイルキュアード物のDunhill と

喫い比べで 同じ GOLDEN GLOW を喫ってみますと。。。

うんうん なるほど… Barking’s 喫った後だとボディが物足りない



正直『最高』『至極』『究極』と思っていた Dunhill を 正直『軽薄』と感じる瞬間が来るなんて夢にも思わなかった…
もっとイイ奴 もっとすごい奴が現れた みたいっす.






正直序盤は まさかの感情ですが Dunhill が軽薄な喫味に感じられてならない。

とにかく Barling’s は『太い』っつー印象で Dunhill だと物足りない

いや 元々GOLDEN GLOW はライト~ミディアムのお気軽に喫えるブレンドなのだから

Barling’s が甘味・酸味それに芳香の全てがスポイルされず引き出されてる って事か?



もちろん Dunhill が不味く感じるってワケじゃなくて 中盤から感じる『和三盆』のような奥深い甘味は Dunhill じゃないと
感じられなかった… ただ Barling’s と喫い比べると コレがブレンド本来の甘味ではない事が見えて来まして






その辺が中盤で明確に違いとなって現れるんですね… Dunhill は中盤に差し掛かると

前にも記した『和三盆のような甘味』が姿を現して 至福の瞬間を迎えるんだけど

Barling’s は甘味だけを言えば せいぜいが純度の高い砂糖で

コレは全く考えていなかった展開でして



当然素人の推測なんで情報ソースとしての信頼度は限りなく低い ですが この煙道の太さ・直径が絶妙なんだろうなぁ…
エア・コントロールが取りやすい上に 喫味を損なわない絶妙な直径を 導き出してたんだろうなぁ…






Barling’s はむしろ甘味・酸味それに芳香がそれぞれのバランスを保ちながらフルスロットルで

口に入って来る けどブーストが掛かった角の立った喫味ではなく 飽くまで自然。

ココで気付くのが Barling’s の煙道の太さで あの煙道の太さこそが

なにも引かない なにも足さない 本来のブレンドの喫味を100%引き出すポイントだ と。



Dunhill の場合 オイルキュアードじゃないと意味がない と俺は勝手に価値を見出していますが それだけに下手にカーボンを
蓄積させると喫味が損なわれる… と考えてリーマーで調整してでもオイルキュアードを維持したくなるんです.






対してDunhill は オイルキュアードの影響からか 酸味が抑えられて さらに甘味に

オイル由来と思われるコーティングのような物が施されるようで

それが『和三盆』にも似た喫味を引き出しているようで。。。

正直コレは ジャッジすべき所ではない 優劣を付けるのは野暮というモノ。



終盤の独特な芳香は 実は Chacom や Butz-Choquin 等のエアキュアード物で散々味わってるのと基本的には同じ香り.
だけど芳香ひとつ取っても どこか違うと感じるのは 気のせいかアルジェリア産ブライアーの特徴 だろうね.






そして終盤にはそれぞれの違いが明確に出る… GOLDEN GLOW は最後は煙を楽しむようで

タバコ然たるスモーキーな タバコ喫ったぜ っつー領域に入るんだけど

Dunhill はクルミやアーモンドのような油っぽい物が舌に絡みつくのに対して

Barling’s はエアキュアード特有の鼻に抜ける芳香が心地良い。。。



マジ驚異 な喫味はブライアー以前のメシャム・パイプ期に培われたエアコントロール技術らしく 正確無比な貫通技術は驚愕です.
Comoy や Chacom も太い煙道が特徴ですが Barling’s はその比じゃない太さなんです.






コレは露骨なまでにオイルキュアードとエアキュアードの差 なんですよね。

Dunhill は損なわれた甘味・酸味それに芳香をオイルで包んで旨味を出すのに対して

Barling’s は完璧なエアコントロール技術で甘味・酸味それに芳香が100%損なわれない

だから甘味・酸味それに芳香のバランスはそのままに ボディが数段太く感じられる と。



今は無き Dunhill FLAKE と比較されがちな Samule Gawith GOLDEN GLOW はただ甘いだけではない
ヴァージニアの真価がある と称賛する人多数 で明らかに日本人好みのニコチン強めの とても美味しいタバコです.





麺類で例えるなら 例えば うどん で 物凄く美味しいあんかけを絡めて美味しいうどん

に対して 物凄く素材にこだわった名匠の極太麺をつゆだけで食う の美味しい

位の差が出るんですね。。。 どっちも美味しい奴だけど その差は歴然。

それが Barling’s の『伝説』の正体だけど どうやったらこんな事が出来るか は未だ謎 なんっすね♪



この場所で喫煙OK なんですが振り返ると紙巻きタバコやVape系のタバコ連中ばかりで毒々しい煙が… だから せっかくの芳香の
Cohiba を中止したんっすけど Barling’s は19世紀ロンドンのスモッグで鍛えられただけに 毒煙に負けませんでした.






だから Dunhill はダメ とかそういう優劣を付けるつもりは無いんですね そんなの野暮。

多分Dunhill で得られる『和三盆』の喫味が喫いたくなる瞬間は必ず来るし

Barling’s の『異次元の喫味』に浸りたい瞬間も必ず訪れる。。。

違いの分かる男は GOLDEN GLOW を喫い分けるんですね♪



禁煙ファシストには こういう大人の楽しみがなくて 残念ですな。


 



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Posted by モッズおじさん  at 02:15 │Comments(0)大人の趣味 パイプタバコの話

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