2019年11月03日
A1004:ハウスメイドビルダーだから 出来る事
どうも、モッズおじさんです。
POLANO の基軸にして自信作のロッド the ‘Mk. 1’ は ガイドサイズはシルクラインDT4を リールシートは Hardy のリールを
装着前提で組み上げているんですが コレだとより多くの人が無難に使う事が出来るんっすよ. だけど
今日は日曜日なんで 10:00~20:00 でショールームやって 明日も同じ時間で開ける予定です。
さて3連休ですが 特番的なお話をするのにふさわしい(?)話でして
お陰様で POLANO の基軸にして自信作の the ‘Mk. 1’ のオーダーを頂きまして
御足労の末オーダー頂きありがとうございます。
まだHNは未決のお客様が愛用しているのがチャイナ以前のPflueger MEDALIST で ロッドを選ぶフット形状の時代の奴なんです.
それにドライフライをPVCラインでやりたい っつー事で 細かい意匠変更を入れるんっすね.
予約と記述したのは便宜上で 実際には既に仕上げていた the ‘Mk. 1’ ネイキッドブランクに
お客様の使用するリールとラインに適合させたパーツを組み込むという
セミオーダーを頂いたんですね。
お客様のHNは今の所未定なので追々ふさわしいのを考えるとして
AFFTAがAFTMA 名称だった頃に 3M/SA が統一規格物として販売した初のPVCフライラインが Supreme シリーズだったんです.
計測位置と重さと番手の相関関係を規格化して メーカーごとモデルごとのバラつきが無くなったんっすね.
the ‘Mk. 1’ は標準でシルクライン使用前提でのガイドサイズでセッティングしていて
。。。コレが「中至近距離重視のセッティング」の根拠なんですが
お客様の要望で 一般的なPVCラインでのセッティングを施しまして ある程度の飛距離確保
で 全てのPVCラインの基準となっている 3M/SA SUPREME 使用サイズに変更しまして
通常品だと the ‘Mk. 1’ はブリティッシュ・スタイルで丸棒のリールシートスペーサーにキャップリング&ポケット なんですが
リールフットが厄介な時代の MEDALIST なので TARGET MARK by Polano で採用したスペーサーを採用して調整です.
お客様が使用されているリールが Japan かそれ以前の Pflueger MEDALIST で
リールフットが少々個性的で たいていのポケット&リングが太刀打ちできないので
専用のリールスペーサー&リングを作製 っつー事で
通常 ¥80.000- ですが セミオーダー品っつー事で
プライベートビルダーさんをメインにPOLANO のロッドビルディング裏技をひとつ披露しまして… スペーサーのポケット側上部を
0.5mm程度 適度に削ってセンターを僅かにずらして フット挿入溝幅を広げるんですね. 見た目では分からないオフセットです.
¥80.000-です。。。
通常ロットと 変わらない っつー… 掛かるコストは 一緒だからね?
セミオーダーは コメント欄からも受け付けてますが 実際にはショールームに来てもらったほうが
断然素早く確実に正確に対応できるのが強みで 特にPflueger MEDALIST の厄介なフットに対応するっつー
元々が高級パーツを何気に投入しているだけに POLANO ではセミオーダーを掛けても値段はあんま変わらない.
いや 今回は通常モデルとの価格差は ありませんでした.
痒い所に手が届く仕様が出来るのが セミオーダーの強みで 特にショールームに来られる方の
強みでもあり 俺みたいな Homemade Rod Builder の姿であるんだけど… すぐには持って帰れない。
すぐ欲しい お金払ってすぐ釣り行きたい って人のために ごくごく標準的に使える竿を普段は作ってる と。
で、今回は「とても正しいロッドビルダー」をご紹介できるワケですが
ブランクからのフルオーダーとなると 最低15万円から ってなっちゃうんだけどね?