2019年10月06日
A985:安いからとバカにする奴は バカを見る
どうも、モッズおじさんです。
定番のネイル・タンパーですが俺 持ってませんでした… っつー事で買っちゃいました. Kagaya さんのポイントで新品買っても
良かったんだけど 中古でオマケ付きってのが売ってたんで買っておきましたが コレがまた…
さて… タンパーというツールがパイプでは必要なんっすけど コレも色々ございまして
どうした事かこの釘のようなネイル・タンパーっつー奴が どうにも無性に欲しくて
ついに1本 手に入れたんですよ。
で… このネイル・タンパーのオマケで付いてきたのが
例によって喫煙の話なんで 未成年者と禁煙ファシストとユーゲントは『続きを読む』はご遠慮ください。
かつて19世紀頃には人類は先進国でも逞しく 親指でタバコの灰を押していたワケですが
21世紀の人類は 19世紀ほど指の皮が厚く出来てないワケでして
定番の Amphora FULL AROMA と掃除用モールと Bruyere Garantie っつー あからさまな入門セットの奴が付いてきました.
入門用かよ 安物じゃん と侮る事なかれ アタリに出くわすと思いがけない優良な喫味が味わえるんっすよ.
とにかくネイルタンパーのオマケで付いてきたのが Amphora FULL AROMA と掃除用モールと
Bruyere Garantie っつーフランスのパイプだったんっすわ。
このフランスの Bruyere Garantie っつーのは Chacom や Butz Choquin も工場を置く
世界最大のパイプ生産地・Saint Claude サンクロードのパイプ生産組合的な所が
侮れないのは新品でも激安価格で買いやすく 良い個体に当たれば喫味も良く 惜しみなくガンガン使い倒せる魅力的なパイプです.
もちろんDunhillなどのハイクオリティ・パイプと比べるとアタリとハズレの振り幅の大きさは苦笑い ですが…
サンクロード中のパイプメーカーの検品を行って弾かれた2級品に刻印されるブランド銘で
日本の柘製作所さんも入門用パイプセットとして売ってたりするんっすね。
今やDunhill やCharatan’s や Ben Wade やあれやこれやを手に入れた身の上では
今更こんなの… と思われる人もいるかもしれませんが
メルカリ掲載時にロゴが僅かにしか写ってなくて カーブドロゴから「まさかの 価値知らない人が出品したBarlingか?」と
コメントで確認しても良かったんだけど 賭け的に買ってみたんです. 勝っても負けても 痛みのない賭けだけど.
コレが結構バカに出来ない 思っていた以上に喫いやすいパイプなんですね♪
ただし そういう事情で世に出てるパイプなので 中間煙道の個体も当たり前 なんで
Dunhill 越えるんじゃね?的な過度な期待は禁物。
もっとも俺も 写真で見た限りロゴが「…Barling かな?」と当て込んでの 賭け的な購入だったんっすけど
フランスのパイプ って事でEUタバコとの相性はさすがです. Dunhillで言うグループ①とグループ②の間位の火皿サイズで
出番を選ばない 意外な使い勝手のパイプです. いわゆる掘り出し物.
990円で買ったんだから イイよね?賭けに負けても。
それでも Torben Dansk BLUE NOTE を詰めて喫うと… コレが結構美味い。。。
意外なマッチングから やっぱパイプは値段だけでは語り切れない奥深さを再認識したワケですが
その Torben Dansk BLUE NOTE は 2019年は『釣り用パイプ』と位置付けていたんっすけど
運転用に使用していた Peterson ALAN ですが ストレートヴァージニアを燻らすには少々トリッキー. で釣り場でバニラは禁物
って事で 詰め物を変えて釣り用にコンバートする事にしまして…
バニラはクマを引き付ける っつー事で ただでさえ熊だらけの北東北の 人食い熊が出る鹿角市では
単純に純粋に『自殺行為』… っつー事でラタキア物を詰めるために運転用の Peterson ALAN を
釣り用にコンバート。。。っつーのも俺のパイプ公式では20mm以上の広口火皿でヴァージニア燻らすには
火種のコントロールがシビア ってのを日々実感してまして
Samuel Gawith COMMOMWELTH を知ってから改めて喫うと少々荒い喫味ですが それでも美味し
Peterson WILD ATLANTIC を釣り用に決めまして. やっぱラタキア物は喫いたい環境なんだよねぇ渓流って…
手持ちのALAN はStandard 303 と同じボウルを共有してて REJECT 物は314と同じ で
314はFULL VIRGINIA FLAKE と相性が良く とても美味しく喫えるんですよ。。。
っつー事で ALAN を Peterson WILD ATLANTIC 用にシフトして。。。さて運転用の空席を埋める で
BBB Ultonia を購入したんっすね。
何気に俺 好きなんですねBBB.
卒の無い咥え心地 それが却って軽薄に感じる人もいるようですが…
BBB のベントタイプはジュース溜りを装備してて 既にTwo Star を持ってるんだけど
今回はワングレード上の奴を手に入れる事が出来たんですね♪
コレが上手い具合に Peterson System Standard 314 の火皿と全く同じサイズで
買ってから1か月経つけど 非常に塩梅が良いんですね。
Dunhillで言う グループ④と⑤以上 っつー大型ボウルの Parker Pre.67 と 戦前物Ben Wade のオイルキュアードシスターズを
独立して専用のパイプスタンドで保管しよう と2本用パイプスタンドを安く買ったんっすけど…
さらにさらに… Samuel Gawith COMMOMWELTH 専用機の Ben Wade とPre. 67 Parler の
オイルキュアードシスターズを立てるパイプスタンドを購入したんっすけど
。。。本来掃除用モールを立てる穴が コレがまた丁度 Peterson BELGIQUE をスン… と立てる事が出来る
と それだけでもお得感満載で嬉しいのに オマケまで付いてきまして
このブログでは初登場の フランス St. Claude のパイプ職人3人の頭文字を取った GBD でして… Cadogan 買収後の
現行品のようでコレクター価値はゼロ ですが コレが思わぬ伏兵でして…
それがフランス生まれUK育ちの USで妙に人気の高い GBD なんっすね。
特に細かい事を質問せずに購入したんっすけど 明らかに Cadogan 買収後の安物扱いの奴なんで
。。。元々 GBD はどうした事か過小評価されてるブランドなんっすけど
Pre. Cadogan の GBD の喫味の良さは定評があるそうで。
GBD は元々フランスのパイプでしたが ワケあってイギリスとフランスに分裂… 後にイギリス1本となるパイプ界の白鵬的存在
買収前はメタルロゴがステムに装着されてたけど 買収後は白抜きホットスタンプロゴ と分かりやすい仕様.
実はこの GBD の Post Cadogan 物 は 8月20日に復活した Peterson SHARLOCK HOLMES 用に
使えるちいちゃいサイズなんじゃねえかな と… 一種の賭けでオーダー掛けてみたんっすよ。
この賭けに勝っても負けても オイルキュアードシスターズのスタンドは確保 なんで
痛みは全然ない スリルはゼロの賭けなんっすけどね?
自慢の 67 Dunhill 1970モデル と比較しまして… ガッツリとグループ①と同じサイズ. ちいちゃい火皿でチビチビ喫うと旨い
がすっかり俺のヴァージニアタバコの方程式になってるので まさに願ったりな1本なんです.
デカかったな… だったらラタキアかペリク物に回せばいっか っつー読みもあるんだけどね?
っつー事で届いたのは Dunhillで言う所のグループ1と同じサイズで
まさに俺が探していたサイズで… 賭けに勝った。
オマケに まだブレークインが完了していない 未使用品に限りなく近いコンディションで
日本でめでたく復活した Peterson SHERLOCK HOLMES は若干のバーレーが着火剤として入ってるけど 3種のヴァージニア葉が
ブレンドされてる っつー事で ちいちゃい火皿でチビチビ喫うのが正解じゃねえか と踏んでGDB のちいちゃい火皿を選んだら…
うっすらと人工カーボンの臭いが残ってる どこをどう取ってもアタリ物件ですね。
もっとも20mm近くある火皿の直径に38mm程度の火皿の深さはちょっと径が広いかな?
。。。ストレートヴァージニア喫うならね?
飽くまで個人的な感想で 個人ルールな話なんだけど ストレートヴァージニアにはどうかな?だけど
今まで使ってきたどのパイプより火のコントロールがしやすくてスッゲエ旨い SHERLOCK HOLMES との相性が一番イイ
お利口パイプでした… 元々GBD は買収前のモノでも過小評価されてるパイプで 優秀なパイプなのに安い っつー.
幸い Peterson SHERLOCK HOLMES はブラジル・インド・マイソールのヴァージニアに
少量のバーレーがブレンドされてるから 割と火付きはいいほうで 却って広口のほうが美味しいかな?
と思って詰めて喫ってみたら… スッゲエうめえ。。。
モデルNoも打たれないような安物扱いの Post Cadogan 期の GBD まさかのメイン決定です。
実はこの3本 設計こそブランドの本拠地だけど製作は全てフランス St. Claude 製. エアキュアードでハズレが多いのも事実.
ですが 高いパイプみたいに変に緊張して喫わないで気軽に喫えるのが最大の魅力 だったりする…
いや実際 DunhillにしろHardcastle’s にしろBen Wade にしろ 高いパイプはまず美味しい。
けど じゃあ安いのはまずいのか っつったら… 価格と喫味は決して比例しないという事実。
じゃあ旨いのか っつったら。。。 いや 安いパイプはアタリとハズレの振り幅が広い って事で
今回は やたら満足度の高い買い物でしたとさ。。。 めでたし めでたし。
禁煙ファシストには こういう大人の楽しみがなくて 残念ですな。