2019年04月30日
A887:禁断のパイプの片鱗に 触ってしまった…
どうも、モッズおじさんです。
コレだよ! で手持ちの 64 Dunhill 1970年製の専属タバコ葉に決めた Samuel Gawith GOLDEN GLOW で 相当旨い超旨い
と ベテランスモーカーでもなかなか出来ない ひとつのタバコ葉にひとつのパイプ は中古だから出来る事でして…
っつー事で 和三盆を連想させる喫味の GOLDEN GLOW は手持ちの 64 Dunhill 1970モデル専用で
相当旨い… 素晴らしいなDunhill コレなら人気が桁違いなの 理解できるわぁ…
なんっすけど ひとつのタバコ葉ブランドにひとつのパイプ っつー贅沢を新品でやってたら
確実に破産してるな俺
例によって喫煙の話なんで 未成年者と禁煙ファシストとユーゲントは『続きを読む』はご遠慮ください。
なにせ新品で買ってたら Peterson でも15.000円前後で White Spot (Dunhill) に至っては
80.000円前後だからね?気軽に破産できるコースです。
今回手に入れたのは BLACK PRINCE っつーベントタイプのパイプで 名称以外はまるで謎 だけどとてもバランスの良いパイプ.
英国製ではありますが 確実にオイルキュアード物ではなさそうです
っつー事で あとはDunhill と Peterson に絞り込んでパイプを買おうと思ってたんっすけど
今回は Black Prince っつーベントタイプのパイプを入手しまして。。。
この Black Prince の名が付いたパイプが この世には複数ありまして
Orlik が以前出していた Black Prince ってのが市場に地味に数多く出回ってるらしいんっすけど
BLACK PRINCE と言うモデルが Orlik にあるんで 人によっては自動で Orlik 製 と紹介してしまう奴ですが Orlik のセオリーで
ステムのOマーク・モデルコードが必ずあるんですが このパイプにはそれが1個も無いんっすよ.
Orlik の場合 まずOrlik の刻印が打たれてる 次にステムに真鍮の ’O’ マークが刻まれてる
そして コードナンバーが刻印されてるワケだけど 今回入手した Black Prince はそれが1個も無い
っつー事で このパイプに刻まれてる Made In England を手掛かりに探すと1個だけHITした
それが。。。 Barling のセカンドブランドだっつー。。。
セカンドブランドの多くは購入者層を広げて いつかは最高級品を買ってもらうためのアピールも兼ねて販売される廉価版
ってのと 諸事情で別ブランド名で勝負を掛ける場合が あるんですよ. Charatan’s と International Selection は…
セカンドブランドってのは メインブランドの2流品を売るため とか海外で展開するために
戦略的に立ち上げたブランド名… トヨタとレクサス Fender とEsquire 的な奴だったりするワケで
前にもありましたね? 喫いやすいなぁと思ってたら Charatan’s のセカンドブランドの
International Selection だった っつー。。。
Barling は 特に買収前の60年代初頭以前のモノはDunhillと同等もしくはそれ以上の値段で取引されてます. なにせ使用してる
ブライアーは 100年物で『若い』と呼んで 200年物を使う事も珍しくなかったのだとか.
Barling っつーのは Charatan’s や BBB と共に粘土やメシャムのパイプを捨てて
今のパイプの基本である ブライヤー瘤 でパイプを作ったパイオニアで 喫味はDunhillを超える
と囁かれている… どころかBarling でクビになった職人をDunhillが喜んで雇って責任者にしたっつー
まさに英国パイプ界の神 若しくはレジェンド なんっすね。
相当大事に使われていた個体らしく 非常に奇麗なコンディションで 英国系タバコを愛飲していたようで… 手を加える所は
全く無し. 手持ちのBBB よりチョイちいちゃいだけの 割と容量の大きめなパイプなんですね.
ところがこの Black Prince に関して言えば Barling のセカンドブランドという以外
ロクに資料がHITしない… ぶっちゃけ 出所明瞭・履歴不明瞭 で今の日本企業では確実に
採用を見送るような人材なんっすけど 仕事は丁寧 で 妙に美しい
オマケに必要を感じてたベントタイプなんで 買っちったんですね♪
ヤニ止めも付いてきましたが ヤニの付いた痕跡無し. もちろん俺も外しちゃうけど とても状態が良くて すぐ喫える.
ぶっちゃけ 大当たりなパイプで 詰めるタバコも既に決めてまして
で。。。相変わらず何気にレア物をシレッと購入してしまう引きの強さ なんっすけど
手触りも咥え心地もよろしくて なるほど Barling の噂通りに喫いやすいパイプなんです。
ヤバい。。。コレは。。。。。。謎のまろやか系なのに喫味がスポイルされない 理想的なパイプじゃねえか。。。
Samuel Gawith PERFECTION が 死ぬほど旨い
正体不明の謎だらけのパイプですが Samuel Gawith PERFECTION を詰めて喫ったら 死ぬほど旨い. まさにパーフェクト!と
膝を打ちたくなる. コレは完全に 禁断の領域に足を踏み入れてしまったような…
元々 Barling は禁断のパイプで 戦略的なセカンドブランドなら中身はほぼ Barling。
謎だらけのブランドなだけに根拠は乏しいですが俺 確実に禁断の領域に入ってしまったような気が…
で シレッと Samuel Gawith PERFECTION を火皿に詰めてますが
PERFECTION については 次回話します。
禁煙ファシストには こういう大人の楽しみがなくて 残念ですな。