2019年04月29日
A883:和三盆を知っていたら 感動します
どうも、モッズおじさんです。
コレは3月に取り寄せたタバコ… 1日1箱の普通のタバコキングサイズを喫う人なら コレで同じ値段っつー…
もちろん1か月で喫い切れるワケがなく 何箱かは来月に持ち越してしまうワケで
さてヴァージニアにハマって 順当に Samuel Gawith にハマってるんっすけど
200年の歴史を誇る老舗が21世紀にリリースした『最新作』がどうにも気になる。
言ってみれば赤坂警察並びの羊羹でおなじみの『とらや』や四谷の高級ふりかけ『錦松梅』が
最新作作りました ってのと同じ位の衝撃と好奇心に駆られるワケでして
例によって喫煙の話なんで 未成年と非喫煙者の方は『続きを読む』はご遠慮ください。
この話題は3月に取り寄せたタバコを元に 3月に書き上げた原稿で GW公開まで書き貯めといた
ストック現行で 季節感とか少々タイムラグが生じている場合があります。
ウチでも接客用に和三盆を取り寄せようか とか考えています. もっとも砂糖で取寄せてもお客さんの殆んどは砂糖入れない派
なんで こういう和三盆を固めただけの和菓子を用意したほうが良いワケです 角砂糖代わりに使う贅沢も アリだけど.
ところで皆さん 和三盆って知ってます?
日本でおそらく1番高価な砂糖なんっすけど 砂糖と言ったら奄美~沖縄 なんっすけど
8代将軍徳川吉宗公が 享保の改革で全国にサトウキビの栽培を奨励して以来
四国の阿波と讃岐で作られている 非常に手間暇の掛かる淡い黄色の白砂糖 なんっすね。
いやマジで 製品全部に入れる必要は無くて 和三盆を入れた特別仕様をメニューにひとつ加えるだけで 看板商品になる
破壊力を持ってるんですね. 実際ウチでも砂糖で置きたいんっすよ.
和三盆は思いっ切り雑に言えば黒砂糖を手作業で精製したものだから黒砂糖よりまろやかで
独特の風味があるんっすけど 全国の高級和菓子では外せない『味の決め手』なんっすね。
マジで イマイチ全国区でブレイクしない高級菓子メーカーは 一度和三盆を試してみると良い 高いけどね?
で この「盆の上で三度砂糖を研ぐ」から『和三盆』を覚えておいて頂いて。。。
本当は1月に取り寄せるつもりでしたが 諸事情で3月に取り寄せる事になった GOLDEN GLOW… 念願になりつつあっただけに
期待値はグングン上がって ようやく喫える日が来ましたとさ.
3月に取り寄せたタバコの中に Samuel Gawith が21世紀にリリースした新作の
GOLDEN GLOW はブロークン・フレイクで火付きも火持ちも良いヘイタイプ
。。。と柘製作所さんの売り口上に書いてある で相変わらず伝わり辛い。
で 封を切ってみると… 昔のピース缶やショートホープの香りっつー。。。
封を切ると70年代のタバコの主流 な臭いが… 個人的には子供の頃を思い出す とても懐かしい匂いなんっすよね.
ブロークン・フレイクとなっているけど VIRGINIA No. 1 より桃山のリボンカットに近い感じ.
ヘヴィースモーカー一族だった我が家では 親父や叔父さん達が喫ってたタバコの匂いで
子供心ながらに直観で『軽金属の匂い』と形容してた… コレがヘイタイプかぁ。。。
ヘイタイプって言葉自体 柘製作所さんの造語なんだけどそれはさておき
早速 64 Dunhill 1970モデル に詰めてみる。
もちろん目的は 手持ちの 64 Dunhill 1970モデルに詰める専用のタバコ探し っつー事で1も2もなく詰めて喫ってみます.
着火直後は火種がデカいだけに タバコの喫味がひとまとめでドーン!と来るのは仕方がないけど…
面白いモンで Samuel Gawith 21世紀の最新作は200年前の GROUSEMOOR と同じ色
イエロー(オレンジ?)ヴァージニア なんっすね。。。 封を切ると徐々に茶色く酸化するけど 熟成が浅いだけに
タンバイトがチョイ怖い… 実際最初のひと喫いは甘みと『軽金属の匂い』と刺激が結構来る
けど火種が落ち着くと本当に最低限の刺激で心地良く 甘みやヘイタイプの香りが際立つんっすよ。
ハイ出ました和三盆… ゴリッゴリの英国タバコは どうした事か和のテイストの中でも上品な奴と被って来るっつー嬉しい展開.
実にまろやかで深い甘みと心地よい香り… オイルキュアードの影響もあるかもね
で このタバコは中盤域に劇的な展開が待ってるんっすよ。
ピリピリの刺激は完全に影を潜めて印象的な甘みが広がって… この甘味がまさに和三盆
ついでに独特な香りも和三盆を彷彿とさせる 非常に『和』を思わせる上品な風味なんっすよ。
コレは オイルキュアードの影響も あるかもしれないけどね。
どうした事か Dunhillの普通のタバコから紙と発火剤の臭いを完全除去したような満足感なんですね. コレは実に旨い.
っつー事で 俺の 64 Dunhill 1970モデルは GOLDEN GLOW しか詰めない事に 決定しました.
っつー事で 終盤には濃い和三盆とタバコらしいスモーキーな喫味で タバコ喫ったな って充実感で
明らかに 普通のタバコからシフトした人向けの仕上がりって感じですな。
正直 期待以上のタバコ葉だったんで 決めました
GOLDEN GLOW は 64 Dunhill 1970 専用タバコにします。
禁煙ファシストには こういう大人の楽しみがなくて 残念ですな。