2018年06月30日
A674:ARメソッドを やってみました
どうも、モッズおじさんです。
アレは確実に昭和の頃 こんな事やって何になるんだろう と思いながら授業でいじっていた試験管とかを まさか購入する日が来るとは
もっともコレが 自民党政府による執拗なまでの取りやすい所から取る税金対策 にもなるんっすよね
![]() 気体発生用試験管 5本 L字 DJ-0005 |
さぁて。。。フィリップ・モーリスがマールボロ他銘柄の値上げを発表したからなのか
釣竿屋のブログなのに 趣味のパイプ記事へのアクセスがすごいんっすよ。
で 鹿角ではまず手に入らない 試験管その他を取り寄せまして
。。。コレがパイプを安く手に入れる武器になるんっすね♪
例によって喫煙の話なんで 喫煙に偏見を持たない大人の方だけ『続きを読む』に進んで下さい。
俺が吸い始めた頃の Marlboro は250円で高っけえ!っつってたのに もうすぐ500円越え
タバコ屋さんでは一生懸命 電子タバコやヴェポライザーを売ろうとしてますが 俺はリアルな紫煙が好き。。。
とにかく肉厚で とにかくデカい その割には火皿は標準的で 少々エキセントリックな風防が付いたデザインで
意外と握り心地が良い っつー事で親方位の大柄な人向け
先日買った7本のパイプのうち1本 明らかに柘製作所さんが出してるハンドメイドキットで
好事家が製作したと思われる大振りなハンドメイドパイプが あるんっすよ。
大振りなんだけど 火皿は普通の大きさ… こういうのはガタイが大柄な親方位しか似合わない奴ですね。
っつー事で親方 取りに来られるなら1.000円でも500円でもイイっすよ。
中古パイプでは標準的と思われる火皿の中身の状態 燃え残りの葉っぱが見えますね… コレでも中古パイプ界では標準的な状態
らしいんで これからキレイに仕上げる予定です やった事ないから 分かんないけどね?
っつーのも このパイプはARメソッドってのを試す実験台として一緒に取り寄せた奴だからね。
ARメソッドってのは Alcohol Retort Method アルコール蒸留法 っつーパイプ内部洗浄法で
アルコールを熱して蒸発~冷えて還元 っつー動作の中でパイプ内の汚れをアルコールが削ぎ落とす
っつー 中1の化学の実験でやる事を応用した US発祥と思われる洗浄方法なんっすよ。
間違えてL字ガラスパイプの奴を取り寄せちゃったけど問題なし 試験管キットはこうやって組み上げます
要はエタノールが確実に 火皿まで到達すればいいワケで
なにせ中1の化学レベルなんで難易度で言ったら超簡単 なんだけどココは鹿角 横浜みたいに
「東急ハンズで揃えよっと」が出来ないんで 楽天で取寄せましたよ試験管と周辺器具。
アルコールは消毒用エタノールを使用します。。。燃料用は パイプが痛むし何より危険ですいろんな意味で。
っつー事で 届いた試験管キットで早速組み上げまして
アルコールランプで熱して エタノールを蒸発させますと… 昭和の頃に見た あの実験みたいな光景が と懐かしんでる間に
沸騰したエタノールが自動でパイプ内部洗浄をやってくれるんっすよ
適量のエタノールを試験管に入れて シリコンホースをマウスピースに装着したら
火皿に綿を詰めて試験管を炙って エタノールを沸騰蒸発させるんっすね。
コレは100円ショップの園芸用試験管じゃ出来ねえだろ
沸騰したエタノールが試験管の中から全部出てったら 火から離す でエタノールが戻って来るからアラ不思議。
試験管の中が空になったら アルコールランプから試験管を外す すると… 噴き出されたエタノールが戻って来る
キッタネエ毒々しいヤニを引き連れて コレを何度もやるんっすね
俺の中1時代 昭和だからすっかり忘れてるけど 1発で毒々しいキッタネエ奴が戻って来るから
なんか 楽しくなってくるんっすよね。
このキッタネエのを3回か4回使い回して 戻って来たらまた沸騰 冷やして戻してを繰り返して
エタノールを5回ほど交換すればヤニから前オーナー作製のカーボンから ゴリゴリに削ぎ落としてくれるんっすよ。
こちらは Chacom のパイプをARメソッドで洗浄してブレイク・イン してみたけど どうにもいつもの Sherlock Holmes の味じゃない
どうやら洗浄がまだ足りなかったみたいで 再度ARメソッドで洗浄を掛けました
っつー事で 7本のパイプのうち どうしても休憩を入れてやりたい Esterd のビリヤードの
ピンチヒッター的な Chacom を洗浄して。。。出るわ出るわ
で カーボンを除去したんでブレイク・イン… までは良かったんだけど
どうにもラールセンの味が混ざって来るんっすよ 除去したはずなのに。
こちらも2度 ARメソッドを掛けたけど まだカーボン壁は残ってるね カーボン自体は柔らかくなってるからナイフで削るのも
そんなに厳しいモノじゃない
それに唇全体が軽くヒリヒリする。。。っつー事で詳細を記したサイト を参照して
適当な手順と適当な回数 それにエタノールの適量を5ml./回 と割り出して再度ARメソッド施工
そして半日以上安置して エタノールを飛ばす っつー。
お陰様で 臭いも取れて カーボン除去もほぼ完了 火皿の隔壁の地肌が見えるまでになりましたよ。
元々外観はそんな汚れてなかったから その他のケアは楽勝でした っつー事で親方に似合いそうなパイプは任務完了
コレである程度なら中古パイプに手が出せるようになりましたね より安く より美味しい喫煙ライフ 万歳
っつー事で 親方が似合いそうなデカい奴を再度ARメソッドに掛けて
。。。相当キレイになったけど コレは器具でゴリッゴリ削ったほうがイイっすね?
もっともその手の作業はこのパイプを手にする人に 委ねましょうかね。
で、最後はボウルとシャンクの汚れを落としと艶出しで 工業用椿油を塗ったら拭き上げて ピッカピカです。
下手なオイルキュアリングより 効果はあると思います。