2018年02月27日
A611:こういう事するのが楽しい人は フライフィッシング向き
どうも、モッズおじさんです。
イワナは岩を釣れ ヤマメは流れを釣れ と昔から言われてますが さすがのヤマメでも身を隠せる岩がないともっといい所を探して
上流へ上流へと遡上して 行き場を失う堰堤で溜まる…と なかなか不健全な状況が小坂大湯のようでして
今日は平日なんで 12:00~19:00 でショールームやって 明日も同じ時間に開ける予定です。
さて秋田県では4月1日から解禁 ですが。。。日本国では通常3月1日が解禁日 っつー事で
この鹿角市周辺の渓流を検討していきましょうか
フライフィッシングの楽しみ その1 は『自然観察~ フィールドを知る』だからね。
思えば明後日には日本全国大体の所で解禁日を迎えるわけですが 官僚主義の秋田県では4月から… そろそろ地図でフィールド確認を
って時に 国土地理院の地図は林道まで細かく乗ってるから 色々便利なんっすよね
行った事ある だから知ってる… で完結するのは愚か者のやる事 知るという事は調査研究してようやくスタート
っつー事でイワナ坊主さん、懐かしいでしょこういうの
前沢工房時代にはショールームでPCを駆使して よく調べましたよね?どこが入渓点でどう川が流れててどうやって釣り上がるか
そういう時は国土地理院の地図が 大変モノを言った と。
遠征客を呼べる川と呼べない川があるけど 小坂大湯は呼べない川… 地元の人は何の疑問も抱かず能天気顔全開で竿出してるけど
コレならリヴァスポット早戸で3000円で半日釣ってるほうが割安感が高い…
それにGoogle Map が加われば最強。。。と思ったんっすけど どうにもこの鹿角市の川ってのはパッとしない
。。。いや 小坂川と大湯川なんっすけど コレがまたびっくりする位パッとしないんっすよ。
っつーのもこの川でヤマメの反応がイイのは堰堤だけ それも落ち込みだけで
やってる事はリヴァスポット早戸と同じ 初心者レベルなんっすよ。
高2なのに黒尽くめの組織によって体がちいちゃくなって 小学校からやり直しのコナンくんの気持ちが知りたければ遠征も良いかも
黒尽くめの組織っつったら この辺の若いのはジンやウォッカの仲間なのか?
コレは辛いぞぉ。。。やれピンポイントキャストやストーキングやメンディングやナチュラルドリフトを
20年掛けてマスターしてきたのに 川なのにマラブー引いてた頃に逆戻りって
高2なのに小学1年生からやり直しのコナンくんの気持ちが痛いほど良く分かる。
小坂川と大湯川のポイント? 堰堤行きなさい堰堤。。。以上!
去年1番の尺ヤマメは 実は堰堤ではありません 朧気ながら自然観察で良さそうと俺の灰色の脳細胞がピク付いたポイントだった
けど どうやら今回の話と因果関係がある結果のようでして…
県境超えてはるばるやって来て 堰堤 って… 青森八戸ナンバーの皆さん 空しいなぁ。。。
っつっといて 俺が「漁場」と呼んでる所や 大湯のいつものポイントは堰堤じゃあないんだけど
何故かヤマメがガンガン釣れる… それこそ堰堤並みに そこそこイイのが釣れちゃうんだよね。
元ギリーさんは「放流ポイントだったんじゃないの?」っつってたけど ホントかな?
堰堤巡りでねっちねちセッコセコなんにも考えず釣りしてきた連中には考えも及ばない所にいるモッズおじさんは 放流モノと
天然物の違い位 見分けが付いてると思うよ? 失礼な奴だ…
一応FFだけで20年やってるから 放流モノとネイティブの差 位の見分けは出来るんだけどね?
個人的には足の裏で感じた感触の違いが大変気になるワケでして
なんかないかなぁブラタモリで地質の紹介とかしてくんねえかなぁこの辺
って思ってたら… あるんですねタダで見放題の地質図。
地質図はこういう感じで示されます コレを見ると鹿角盆地自体が堆積岩を岩盤にしているのが良く分かる って事は周辺の
山々の土砂が細かくなって溜まってるんで イワナやヤマメが隠れる岩が埋もれやすい…と 普通の清流ですね
ネットってのはつくづく便利で お陰様でタダで地質図を覗き見できる時代になっちった
っつー事で調べてみると。。。小坂川は ほぼ堆積岩の土台なんっすね
大湯川も温泉街のチョイ先ま堆積岩の土台だっつー
。。。それがどうしたの?
自分の実績から比較として見てみると… 南股川は黒滝温泉の例の橋の所から上流が良く釣れるポイントだけど 合致するように
合致するように火成岩質に変わってる… 胆沢川なんかも コレを根拠に火成岩盤を攻めてみたら…
でも共通1時2次試験時代の測定で偏差値67の俺の灰色の脳細胞が軽く痙攣したんで
親方 お待たせしました 衣川を地質図で見てみますと。。。驚いちゃったねぇ。。。
どうした事か イマイチとかパッとしないとか言われてる里川エリアはどこもかしこも堆積岩盤で
バカみたいに釣れる っつってウッハウハ言ってた山岳エリアはどこもかしこも火成岩で
産女川に至っては オッソロシイほど合致する なるほどあそこの合流地点はパッとしないけど 火成岩質のエリアに入ると途端に
サカナっ気が濃くなるのを臭いで感じるワケで…
興味深いのは「ココから釣れる」っつーポイントが 堆積岩から火成岩に変わる境界線と
オッソロシイほど一致しちゃう。。。コレは。。。大発見かも。
試しに衣川の隣 一関の産女川を見てみると。。。やっぱココから釣れる と岩盤の境界線が一致してる。
やっぱそう言う事なのかな?
杜の都仙台でも 愛子の辺りからトラウトの実績が多数上がるけど コレまた火成岩質の地盤がオッソロシイほど境界線と合致する
当然仙台でも好漁場好釣り場とされるポイントは火成岩質でして…
で、チョイと意地悪して仙台の 俺が初めての東北ヤマメを釣った大倉川とか秋保温泉周辺を見てみると
。。。やっぱ「ココから釣れる」は火成岩と堆積岩の境界線と一致してて
どれもこれもバカスカ釣れるでおなじみの所は火成岩盤っつー。。。
なるほど堆積岩盤ではヤマメが隠れる岩場が堆積物で埋もれちゃうから 居つかないのかな?
ポイントの写真乗っけんな迷惑だ とマジ切れコメント送って来るセコイのがいたけどね 小坂大湯は堰堤争奪戦会場です
小学生の釣りデビューの会場なら悪くはないけど どうやら岩盤から見ると別のアプローチが見えて来そうな
っつー事で 2018年はちょっと『火成岩盤』を意識してフィールドをセレクトして行きましょっか。
あと堆積岩盤でも大岩が隠れてない所 とか。。。
俺は地質学者でもなければ理系の人でもないんで憶測の域を出ないんっすけど
素人にしちゃあ 結構イイ線突いてると 自画自賛してますわ。
コレでGoogle Map 上で 行くポイントが随分絞り込めてきましたわ。