2018年01月16日
A591:ブランクだけでも 高級なヤーツ
どうも、モッズおじさんです。
the ‘Mk. 1’; the ‘Mk. 1’ - SPITFIRE; the ‘B-Type’; the ‘CROSSROAD’; il ‘Midget’; il ‘Quadrifoglio’; the ‘Shamrock’
と 一連のぶっ飛んだNEWなモデルを出し続けた 2017年でした 今までの鬱憤 全部晴らす 的に
さて。。。POLANO が毛馬内に移転してから ようやく本来やりたかったFFロッドをメインに据えた
バンブーロッド作製作業が本格的に行えるようになったワケっすけど
なにせ前沢工房時代のロスタイムも加算された2017年 やたらNew なモデルが登場したんっすね。
それでもまだまだ全部出し切れてるワケでもなくて 毛馬内工房に来てから急に出来たモデルもあるワケで
本日捨て代をカットして いよいよその全貌を現わした the ‘MOD’ MODとはMODERN の略で 現代風のクラシカル・アクション
典型的なBritish Action なんっすけど こういうのが却って新しい
で、昨日漆室からふたつのNew なモデルが誕生しまして あとはファンデーションのみ
なんっすけど ふたつを一気に紹介すると例によって話が散っちゃうから
まずは皆様がお忘れになってる POLANO 渓流四部作のCODA… the ‘MOD’
7ft6in DT4 3pcs 2top の漆塗りが完了したんっすわ。
通常10~12回の重ね塗りで終わらせるのが POLANO のスタンダード なんっすけど the ‘MOD’ に関しては20回重ね塗りして
フレームド・ブランクのような渋い色に仕上がってますが ストローブランクなんですコレがまた
コレは前沢工房時代に考え抜いた『東北スタンダードに成り得る竿』をコンセプトに
ウェットも行けるドライ&ニンフロッド っつー盛り沢山なブランク なんっすね。
そんなブランクには合計20回の重ね塗りを施したんっすけど… 通常は10~12回なんで
結果 the ‘Mk. 1’ のようなフレームド・ブランクのような色合いになってるんっすけど
とにかく透明度がニセうるしには再現不能 な深い透明感が所有する喜びを掻き立てる… 狙いはズバリ そこなんです
もちろん釣りには直接関係ありませんが FFでは重要なファクターなんで このモデルで採用しました
コレは正真正銘 ストローブランクです… ニセのインチキ『うるし』ではなくて浄法寺産生漆で
とにかく浄法寺産は透明度が違う 純度が違う で明らかに仕上がりが違うんっすよ。
コレが the ‘MOD’ の位置付けを強烈にアピールしている部分で
今の所 POLANO の最高級品 の分類になるんっすわ。
同じストローブランクの the ‘B-Type’ と比べると… 色味の濃さは一目瞭然 褪色するといずれ同じような色味になるんっすけど
元々の被膜の厚みが倍 なんで耐久性も倍 っつーのが単純な理屈でして…
当然ロッド購入でホームセンター辺りの一角にある 中国製の雑にパーツを貼り付けた竿と
比較して検討するような代物ではございません。。。最高級だからね?
コレで渓流4部作は the ‘Mk .1’ – SPITFIRE から the ‘MOD’ まで
全部揃う事になりますね。。。完成を お楽しみに。
次回は the ‘MOD’ と全くの真逆のロッドを紹介します。