2017年12月02日
A559:さらに2本作ります
どうも、モッズおじさんです。
あの時俺は大学生で 平成という元号が発表された瞬間「古臭い」「平って縁起が悪い」「平安時代とか 平が付く年号は不吉」
と大ブーイングが沸き起こったのをよぉく覚えてます… 実際未曽有の大不況に天変地異と ブーイングが当たってたんっすけどね
今日は土曜日なんで 10:00~20:00 でショールームやって 明日も同じ時間で開ける予定です。
平成生まれのガキん…若者の皆さん あと10年もするともっと若いジェネレーションズに
「やーい平成生まれ」とバカにされる日が来るんっすよ。
こういうのを因果応報 輪廻転生生生流転 天に吐いた唾は自分の顔に返ってくるなど等々
俺の灰色の脳細胞の暴走にお付き合いください 小渕官房長官(当時)は既に知っていた… まだコナンくん始まってなかったけど
「え!…でで何言ってんだよボク子供だよ?子供…」

昔の人はいろんなヒント残してるんっすけど 天皇陛下にあらせられましてはいつまでもご健勝で
っつー事で使い慣れない敬語の件はさておき 昨日は天皇陛下の件を片耳でチェックしつつ
いよいよ困った漆問題… 浄法寺がいつまで経ってもリリースしてくんない
今年は採取量が異常に少ないうえに 精製が相当遅れてるらしい。
POLANO のフィニッシュは純粋混じり気ナシの浄法寺産漆で仕上げているので 仕上がりが断然違うのが売りなんですが
優秀な漆屋さんは日本各地の漆を使用用途に合わせてブレンドする技術を売りにしてます 暫定的に取り寄せます
っつー事で昨日は色々と画策して 散々悩んだ挙句 浄法寺産以外の漆を取り寄せる事にしました。
コレが京都にしようか江戸…東京にしようかだけを悩んでるんっすけど
いわゆる生正味(きじょうみ)とか上ズリとか伊勢早とか言われてる最上級品を採用する予定で
浄法寺産が店頭に並ぶまでの暫定 とする方向で動く事にします。
昨日は腕の良いブレンドが出来る業者を探して 本日は真竹ピースを加工っすよ 今回も簡易工法で the ‘Shamrock’ を作製します
真竹は節が2段で凸凹が大きいけど キッチリ潰してから削ってるんで強度は大丈夫
っつー事で昨日はその漆卸の業者選定に時間を割いてブログ更新する暇がなかったワケっすけど
昨日太さ別に作製するロッド用に分別した真竹ピースから6×2 を取り出して
本日節処理を始めました。
作るのは the ‘Shamrock’ 用のブランクでして
っつー事でバインディングまで完了しました もうすっかりおなじみですね? 通常の2ピースなら1本分 the ‘Shamrock’ なら
2本分 なんて効率の良いロッドでしょう…
正確な60度を削り出したらバインディングして焼き入れっすね。
なにせPOLANO は基本FFのロッド工房 なんでFF用ロッドブランク作っとく が正解
っつー事で 2本の the ‘Shamrock’ 用ブランクをオーブンに入れるんっすけど
重さを量っとかないとね
先日試しにやってみたフォーマットでまた公開してみます… 1本目は84g 2本目は83g ボーダーラインは75.6/ 74.7g
ウチの自慢のオーブンだと150℃/ 1hで焼きます
1本目は84g 2本目は83g っつーのを基準に10%の減量だから… ボーダーラインは
75.6g/ 74.7g っすね。
っつー事で150℃ で1h 焼き上げると
ようけ焼けましたがなぁ~。。。
焼き上がったら1本目も2本目も74g ガッツリ合格です… この手の結果は実際買う人には意味ナシ情報なんっすけど
POLANO はガッツリ焼きを入れてるな が伝われば買う時安心かな で公表しています
っつー事で焼き上がた直後の重量を量ってみると… 1本目2本目共に74g。
合格です。
コレを例によって1昼夜寝かせて 芯まで通った熱の篭りを冷まします。
なにせ雪が降るほど気温が低いから 何かを冷ますには都合がよいワケで
明日にはブランクとして 完成する事でしょう。