2017年11月26日

A554:実は繋がってるんです



どうも、モッズおじさんです。


焼き上げたブランクはヤニ的なモノが浮き上がって 1昼夜寝かせるとカッチカチに固着するんっすよ 真竹で厄介な所はコレ
簡易的な方法ではもうチョイ細くしたいから でついでにスクレッピングも機械で行っちゃうんっすわ






今日は日曜日なんで 10:00~20:00 でショールームやって 明日は平日時間で開ける予定です。

さて 焼き上げたブランクは 真竹の場合ヤニみたいなモンが表面にびっしり付いて

それはそれはキッタネエんっすよ。

コレをスクレッピングで削ぎ落とすんっすけど 通常の方法ならスクレッパーを使う所を



ミーリングマシンで表皮のエナメル質を削ぎ落とします 表皮に関してはケーンのほうがはるかに処理は楽です
ココまでヘンなやに的なモノは出ないし


A554:実は繋がってるんです



簡易工法ではミーリングマシンで削ぎ落とすんっすね。

この工法は the ‘Mk. 1’ – SPITFIRE で採用してもイイんだよな

っつー事を考えながら 表面のキッタネエのを削ぎ落として

ハンドプレーニング作業に持っていきます 3本分纏めて。



表面がキレイに剥けてるのがあ分かります? 当然スクレッピングもハンドプレーンのほうがきめ細やかな作業が出来るんで
雑な作業感が否めないのが簡易工法のデメリットのひとつ でもあるんっすよ






で、本日は2本分しか削れませんでした。。。なんか効率が悪くて おっかしいなぁ

って思ってたら プレーン(カンナ)の刃が鈍ってたんっすね

砥ぎ上げたらまぁスッパスパ削れること。。。

で 中途半端な本数で本日終了です。



漆の到着を待って作業が止まってる il ‘Midget’ ですが 実はルアーラインだけじゃなくてFFラインも通してキャストして
ベストなガイド位置を探り出してるんっすよ






で キャスティングテストもしてねえのに なぜこのブランクが the ‘Shamrock’ として採用されたか

。。。 il ‘Midget’ のガイド設定テストの時にFFラインも通してキャストしてるからなんっすね。

その時FFでのキャスティングフィールが非常に安定してると感じたんで

真竹だけで作ったらどうかな? ってのが根拠なんっすよ。



昨今のブランク作製変換ソフトは優秀で ベントカーブだけは材質をコンバートしても遜色ないデータを得る事が出来ます
が 返りの速さや重量などは 採取的には作ってみないと分からない… ソフトの範疇外の要素だからね






いや別に il ‘Midget’ だから特別に じゃなくてウチのルアーロッドは全部FFラインを通してテストしてるんっすよ。

コレが「POLANO のロッドは ラインが勝手に飛んでいく」感覚で20m位飛ばしちゃうんっすね。

そりゃそうだ 実際にラインを飛ばしてセッティングしてるんだから。

意外と真似しようにも真似し辛い事やってるんっすよ。



ところでイワナ坊主さんと親方 il ‘QUADOROFOGLIO’ 買うために貯金 始めてますか?


 



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Posted by モッズおじさん  at 23:43 │Comments(0)工房の話

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