2017年06月17日
A401:コレもPOLANO らしいロッド
どうも、モッズおじさんです。
本日完成したのがメインライン決定の試作機 the ‘Crossroad’ 10ft0in DT5-7 330 2pcs.1top なんっすよ 試作機って事で
個人所有/工房展示用なんです… 割と雑な仕上がりなんだけどね?
今日は土曜日なんで 10:00~20:00 でショールームやってます。
さて昨日は POLANO 初のブランクからPOLANO製の スプリットケーン・ロッドが完成しましたが
本日は早速 the ‘Crossroad’ が形になりました。
昨日完成した the ‘B-Type’ はセオリー通りの バンブーロッドらしいバンブーロッドとなりましたが
フルウェル と呼ぶには少々不格好なグリップ コレはFLORコルクで本製品と同等 直前でダウンロックに変更したリールシートは
the ‘Stratos’ の流用… 本製品ではStruble 辺りを採用します
対して the ‘Crossroad’ はど個性の塊… 負け犬系日本人が忌み嫌うでおなじみの『個性』しかない奴ですね?
レングスは 何度も触れた通り 10ft0in で DT5 にしちゃあやたら太くて重い。
この辺は本流でのウェット専用機として考えると その世界ではさして珍しくは ない。
ティップがメノウではなく翡翠 ってのはプロトタイプって事で 1円でも安く仕上げるための工夫っすね。
トップ&ストリッピングガイドはメノウより安価だった翡翠 本製品ではメノウを採用します 使用感は… そんな変わらない
だったら翡翠でも良いんじゃね? って感じではありますが
いわゆる工房の台所事情 という奴でして…
それはフェルールにブラス ってのも リールシートがフェンウィック的 ってのも同様で
試作機で見たいのはブランクの特性とガイド位置・グリップ形状に『釣り心地』なんで
性能を損なわなければそんなお金を掛けたくない っつー。。。
結構雑に仕上がった飾り巻き もちろんココからリカバリーも十分可能ですが 試投用/個人所有/サンプルロッドと考えると
使用目的は十分果たせるのでコレで良し と作業停止 フェルールはブラスだし
っつー生々しい話からの にしちゃあ謎の飾り巻きは施すんだぁ。。。
と意地悪いツッコミが入りそうですが そう思ったあなた!
語るに落ちましたね?
もちろんコレは単なる飾り巻きじゃあなくて
なにしろフェルール固定用にガムテープ巻く時の ブランク保護用の飾り巻きなモンっすから 仕上がりとかそういうのは後回し
ガムテで固定 が意味するものは… たったひとつです
フェルールにガムテープを巻くための ブランク保護用の飾り巻きだったんっすね。
もちろんフェルールはガッチリと噛み合ってるんで 通常使用なら問題なく使えます
が… 「捻じれ」が生じるようなキャストではガムテは必須 ってのは今や基本知識編っすね。
最近じゃシングルハンド・ロッドでスペイ(アンダーハンド・キャスト)が さほど珍しくなくなったけど
エクステンション・バットグリップを装着すると このロッドのデザインがこうなったのが良く分かるんじゃあないか と…
オーバーヘッドも スペイもこなせる本流用ロッド だったんっすね
the ‘Crossroad’ はエクステンション・バットグリップが標準で付いて来るんっすよ。
そう… 実は! the ‘Crossroad’ はスイッチ・ロッドなんです。
なにせCrossroad(十字路)の意味は シングルハンドとダブルハンドが交わる十字路にあるのがこのロッド
っつー意味で付けたからね?
今時のグラファイトに慣れ切った人がこのロッドを持つと 重たさに心折れますが ダブルハンドにすると急に扱いやすくなる
この辺だと米代川岩手県側~大館辺りをカバーできる性能 じゃあないか と
で、シングルハンドでもダブルハンドでも オーバーヘッド・キャストの場合はDT5~ST7位
としているんだけど なにせスペイキャストを想定してるブランクだから
スカンジナビアン・ヘッドの330グレインを背負う事を前提にしてるんっすわ。
ダブルハンド・ロッドとして見ると 短いロッドだからね?
ベースはHardy POPE で POPE の所有者は社外品のエクステンション取り付けてスイッチ・ロッドとして使ってる人が結構多い
じゃあスイッチ・ロッドとして作っちゃえ ってのがPOLANO のPOLANOらしい所
って事は シングルハンドのラインだと#11まで背負えるって事なんっすけどね?
そりゃ太くなるって。
オマケにスイッチ・ロッドと言われた日にゃあ
¥120.000- って額も あながち高額でもない ってのが お分かりいただけるでしょうか。
こちらも 本日より試し振り出来ます。