2017年03月17日
A321:当て馬とは思えない出来栄え
どうも、モッズおじさんです。
新規の工具やツールを確認するために作った当て馬的ブランク っつっても「完成させたる」っつー本気印で取り組まないと
確認の意味がない 結果 とてもFFロッドビルダーらしい作りのブランクになりました
っつー事で ツールや設備の様子を見るための試作(当て馬)的に作った One Off の
前代未聞のオカッパリスピナーベイト用ブランクは 昨日ケーン5ピースを仕上げて
今日1番に残りの1ピースのファイナルプレーンを終えました。
コレがとても当て馬には見えない 本気の奴でして。。。
ベースはサワダ派が卒倒しそうなFario Club 見た目最優先でストローブランク 強度確保でギャリソン・ノードっつーほぼFFロッド
なんだけど 正真正銘のルアーロッド用ブランクです
French Action の名機・Ritz Fario Club を1ピース・ショートレングス化したブランクは
ギャリソン・ノードで節を分散した ストローブランクっつー 設定から本気の奴なんっすね。
コレが当て馬にありがちな バット部分が荒削りの際に削り過ぎてチョイ足りない
っつって パワーを1段落としてバットの太さを確保したんっすけど 当然パワーが心配。
論より証拠 ヒルデブランドのthe BLADE は 1/2oz っつって売ってたんだけど 実際に量ってみると1oz(20g)っつー雑な感じ
スカートやブレードや針の重量は 入ってないんっすよ
そもそもスピナーベイトってのは 重量表記はヘッドの… ドッヘの重量を表記するのが慣例で
アッセンの実測値はもっと大きくなる… 1/2oz っつって秤に載せると20gっつー。。。
ココを想定してのパワー初期設定だったんだけど 大丈夫かなぁ。。。
っつー事で マスキングテープで仮組して 吊るしてみました。
手元から曲がって ブランク全体で荷重をホールドするのがフル・パラボリックの特徴 都合1ozのスピナーベイトでこんな感じ
引き抵抗の荷重は やっぱロッド全体で受け止めるからもうチョイ曲がるんっすよね
バットが固定されてないから完成品より食い込んだ感じに見えるんだけど 大丈夫でした。
元々フル・パラボリックはブランク全体で荷重を受ける構造なんで
これ位お辞儀するんっすよ。
っつー事で 今度は3/8oz つまり10g程度のスピナーベイトをぶら下げるとどうなるか。。。
オカッパリでは使い勝手が良い重さの3/8oz だとこんな感じ そんな変わってないっつー… コレなら春先の食いの浅いバスでも
ガッツリ乗せる事が出来るの お分かりですか?
そんな変わんない。
コレでケーンピースを接着して グリップに固定すると更にしっかりしたブランクになるんっすけど
相当しなやかでトルクのある 理想的なフル・パラボリックに仕上がってるみたいっすよ。
っつーのも
元々真っ直ぐ構えると ティップがお辞儀するっつー… いわゆるUS Slow Action をイキフンだけでパラボリックっつってのと違って
リアルなスーパー・パラボリックはこの初期設定になるのが 理想なんっすよ
なんにもぶら下がってない状態でも ティップがお辞儀してるからね?
つまりブランク自体の自重が荷重になってるんっすね♪
フル・パラボリックとして見ると とても理想的な状態なんっすわ。
こういうのは ゆったりと弓なりになるようにキャストするのが 基本。
もちろんまだガイドも付いてない 漆も塗ってない 以前にまだピースを貼り合わせてもいない仮組の段階っすけど
5.6ftワンピースの 相当気合入りまくりの竿になりそうっすよ One Off だけど
っつー事で そういう癖のあるアクションなんでPOLANO では the ‘Bloody Mary’ つまりOne Off なんっすよ。
そんなのメインラインに入れても 売れねえよ。
と 広く万人受けするはずもないけど 欲しい人にはたまらないフル・パラボリック
あとは接着剤が到着するの待ちです。
コレは。。。ご要望があればその都度作る奴っすね。