2016年09月08日

A130:『進化』と『深化』



どうも、モッズおじさんです。


驚愕の感度 悪魔に魂を売り渡して得た感度は SHIMANO SCORPION SHAULA で体感した『感度は釣りを有利にする』経験から
the ‘MISTY MOUNTAIN HOP’/ the ‘ESQUIRE’ は確実に 釣りを有利にしますよ





さて突然ですが the ‘MISTY MOUNTAIN HOP’/ the ‘ESQUIRE’ についてのお話から…

兎角トラウトルアーでは不要とまで思われてるロッドの『感度』ですが

俺はそうは思わない。。。今日もお客さんに説明したんっすけど

ルアーを石にぶつけるようにコンタクトラインを取った時…いや意図的にぶつける時



特に春先は比重の重い冷たい水がトラウトの覚醒を遅らせる… FF でも底を転がしてようやく1尾を手にする事が出来る
比重の差をリーリングだけで知ろうとするには 限界がある





the ‘MISTY MOUNTAIN HOP’/ the ‘ESQUIRE’ だと「今ぶつかった」が竿を持つ手にハッキリ伝わるんっすよ。

それこそ輪郭のハッキリした 誰もが「岩にぶつかった」が分かる感度 なんっすね。

何故岩にぶつけるか… 岩裏にイワナやヤマメが潜んでいるから。

ところが岩裏にぶつけると根掛かりのリスクもあるワケで。。。



ルアーで渓流魚を狙うには ポイント直撃よりもポイントをギリでトレースするほうが断然有利 積極的に攻めるなら
岩に当ててサカナの目の前にルアーを通す…基本ですね





従来のロッドだと伝わってきた衝撃が岩に当たったのか 枯葉が刺さったのか 流れてきた枝に刺さったか

それともサカナのアタリか…明確でないだけに釣り人は「聞きアワセ」をくれてやる

。。。それがアタリでなければ根掛かりの原因になる まさに諸刃の刃。

ところが the ‘MISTY MOUNTAIN HOP’/ the ‘ESQUIRE’ の感度だと



一番嬉しいのは狙った所から快心の1尾を出す事 一番悲しいのは聞きアワセで大事なルアー/フライ をロストする事
それが高価なお気に入りのルアーだと…





岩は岩 枯葉は枯葉 枝は枝 そしてサカナのバイトはサカナのバイトでそれぞれ明確に手元に伝わる

。。。コレばかりは実際に手に取って釣ってもらわないと信用されない所だけど

もしそのような竿がホントに実在したら。。。あなたの釣り断然有利になる。

少なくとも ルアーロストは驚くほど激減する ってワケっすよ。



POLANO のもうひとつのコンセプト 「金がなくても釣りする権利はある」を実現すべく 基本性能を絞り込んで抽出した
the ‘STRATOS’ はPOLANO が釣りをする上で必要と思われる感度を封じ込めています





それだけでもトラウトルアーロッドに感度は絶対に必要 っつーのがPOLANO の見解なんっすね。

それが Ihatov Evolution で POLANO の『進化』の部分なんっすよ。

かたや the ‘MISTY MOUNTAIN’ や Blanks α バンブーロッドの the ‘Mk. 1’ は

毛馬内に来て別のアプローチにシフトしようと してるんだよね。



昨日FLOR コルクを成型しました 久々の作業だったけど まぁ削りやすい… 質の良いコルクは硬度も充分で
適性の硬さだと加工が楽になるんっすよ コルクだけナじゃなくて木材も金属も





今日はその毛馬内での別のアプローチになる コルクグリップの成型を行ったんっすけど

久々の作業だったけど まぁ良いコルク

元々 次回作 the ‘MOD’ はAAAAA コルクを採用しようと計画してたんだけど

さすがUS市場に出回ってるコルクは 質が違いますわ。



一般的に入り皮の事を「ス」と思ってる人が圧倒的に多いっすけど 実際には断面の気泡のようなものが「ス」です
だから切り口を見るんっすけど… 細身のFlor と径の大きいAAAAA に気泡はほぼ確認できない 入り皮は入るけどね





要するに良質コルクを爆買いした中国バイヤーが手っ取り早く換金するために流してるのがUS市場なんっすよ。

今回成型したのはFLOR グレードだけど 実にキメが細かくて成型しやすい

久々の『良品』っすわ。

当然硬さも久しく手にしてなかった 心地よい硬さで。。。



ルアーロッドでは常に性能の向上を求めるが FFロッドはパーツひとつひとつを吟味して品質をより深める…
それでも文字に起こすとどちらも「価格を超えたロッド」 がPOLANO のコンセプトになりそうです


A130:『進化』と『深化』



つまり毛馬内に来て POLANO では自社FFロッドの改善に着手し始めたワケっすけど

FFロッドは『深化』… もはや釣り竿業界では蔑ろにされているコルクの質や

リールパイプまで深い所を突いていこう ブランクはもちろんだけど

そういう触感と視覚を重視した方向で行ってみようと思っているんっすわ。



コレは…面白い事になりそうっすよ?


 



同じカテゴリー(工房の話)の記事

Posted by モッズおじさん  at 09:34 │Comments(0)工房の話

※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。