2016年01月14日
558:大変稀なケース
どうも、モッズおじさんです。
この程度なら工房でわざわざ作んなくても既に売ってますね 今回は金属に漆を施すリールパイプが出来るまでを
ダイジェストでお送りします
今日は平日なんで15:00~20:00 でショールームやってます。
さて最初にこのブログで露出した the ‘Misty Mountain Hop’ のリールパイプなんっすけど
最初はただのアルミ、でしたね?
確か今年の仕事始めでご紹介した
the ‘STiNG’ 用のリールパイプのツマ的に紹介しましたけど ベースになる漆の固着を完了させてたんっすよ
the ‘STiNG’ はリアグリップ作製が半分ほど終わってます
そのただのアルミにPOLANO マジックで付いてます付いてます…っつって
漆を固着させる作業を何気に紹介したのが the ‘STiNG’ のパイプ紹介の時。
ほぼ添え物状態だったんで見逃してる方も多いかと思うんっすけど
正直作ってる俺も、ココまでは期待してなかったんだよね。
来店された方の10割が高評価を出してくださったコクソ直前の『原型』 コレにコクソという漆に細かい粒子を混ぜたパテを塗り
穴を塞いで肌触りを良くしていくんっすわ
で、そこにまたまたPOLANO マジックを入れて漆グリップ的な大まかな形になったんっすよ。
これだけでも充分POLANO のロッドとして見せびらかす事できるんっすよ
関東中部関西辺りの管理釣り場では。
ただでさえ漆塗り、じゃなくて漆のグリップって存在しないからね?
研磨を入れて漆部分を均す+アルミ部分はいぶし銀のように磨く で雑に済ませていたリール密着部分を整えたんだよね
この処理で仕上げの漆が乗りやすくなるんっすわ
で、本日。。。細かい穴を漆で作ったパテで穴埋めしてこんなんなっちゃいました。
これぞPOLANO マジックの真骨頂…と言いたい所だけど作った本人もびっくりしてやがんの。
あとは仕上げの浄法寺漆を軽く塗って完了ですわ。
コレなら北東北の渓流でツキノワグマに見せびらかしても恥ずかしくありませんね。
今後作る予定のバンブールアー用グリップとの差別化で ソリッドグラス用は敢えて凸凹を残します そしてリアグリップも
他社ではまずあり得ない振り切った奴なのにトラウトにふさわしい奴を作製中です
たいていはプロトタイプっつーと不具合個所を見つけるのが目的で作るモノなんっすけど
だからプロトタイプはたいていよほどの事がない限り売らないんっすよ
だけどこのリールパイプに関してはこのままロッドに装着しちゃいます。
作業工程から素材の選別・デザインまで、無理がなかったから出来ちゃったんっすね。
こういう事は、滅多にありません。
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