2018年01月10日
A587:『うるし』ではなく 『漆』だけを採用しています
どうも、モッズおじさんです。
いや実際 成分をいくら探っても中毒性のある物質が入ってないんっすよ USでは州によって解釈が違うし オランダでは完全合法
っつってもオランダのタスマンみたいにニュージーランド発見してんのに ラリッてオーストラリア見落とす ってのがあるからね?
![]() シルバー925☆★マリファナのペンダントヘッド★マリファナの葉デザインのシンプルなインディアンペンダントヘッド 【ペンダントヘッド ペンダントトップ】【楽ギフ_包装選択】 |
今日は平日なんで 12:00~19:00 でショールームやって 明日も同じ時間に開ける予定です。
さて。。。大谷はニューヨーカー全員敵に回したワケっすけど さすがに首都高の合流に入れないスキルで
NYCに行った所で… ってのはあるけど LAも大都会で ドラッグ天国だけど大丈夫かな?
ますます『清原道』ひた走ってる気がするのは俺だけか。。。若しくは『飛鳥道』っつって
なにせ the ‘Shamrock’ は現在 FIJI チタンフレームSiCガイドをストリッピングに仮設置中… 昨日入金を済ませたんで
明日明後日には本来のガイドが到着するんじゃないか と…
たしかLAは 医療用マリファナが認められてるからね?
っつー事で昨日はおいらが大嫌いな事務作業… 得手不得手じゃなくて好き嫌い なんっすけど
とにかく単調で実りの実感がない事が大嫌いなんっすけど the ‘Shamrock’ 用の
ガイドを取り寄せたり ビルディング・データを纏めたり 販売時の輸送手段の選定とか してたんだよね。
そうなんです POLANO では『うるし』ではなく『漆』だけを使用しているんっすね コレは日本米とタイ米 どころの差じゃなくて
日本米と刻んだ消しゴム 位の差があるんっすよ実際の話 当方では浄法寺産漆を使用
で今日は 去年から諸事情でストップ掛けてた漆塗り 再開です… まずはスレッド留めっすけど
POLANO で使ってるのは 『うるし』じゃないんです 『漆』なんです。
コレは漆を扱う商取引上 非常に重要な話で 本物の漆は漢字で『漆』若しくは『本漆』と表記して
カシューや漆風合成塗料は『うるし』と表記するんっすね。
the ‘Mk. 1’ では敢えてブランク表面を「良く焼き」にして ナチュラルで『漆黒』に近づける技をぶっ込んだワケっすわ
実は商取引上『漆黒』も漆を使った黒じゃないと行政指導入る らしいっすよ
色々あるんっすよ 日本漆工芸協会とか日本文化財漆協会とか日本漆器協同組合連合会とか
なにせ高く売れる代物だから 当然ニセモノってのが出回るのが世の常 って奴でして
そういうのに目ぇ光らせて 最悪法的手段に出る で本物を守る団体って あるんっすよ。
そういう意味合いで見れば POLANO は正真正銘 モノホンの漆を惜しみなく使ってるんっすね。
ニセの『うるし』はタミヤカラーと同じ刷毛でもイイんだけど 本物の漆は専用の刷毛がないと上手く仕上がらないんっすよ
スレッドの下地作りは まずシルクスレッドに漆を吸い込ませる感覚で 割とたっぷり目に塗ります
っつー事で 普段はお見せしない 埃が立つと1からやり直しなんで非公開・立ち入り禁止の
漆塗り作業を正月だから で特別に公開しますと。。。
近年のロッドビルディングでは樹脂系合成塗料と使うので垂れる でロッドモーターが必須 なんっすけど
漆の場合は粘度が高いので必要なくて 漆刷毛っつー専用の刷毛で塗り込んだら1時間ほど寝かせて
POLANO では割と煩雑に扱ってるんっすけど それでも一番大事に扱ってるのがこの漆刷毛なんっすね 代々「泉清吉」を名乗る
職人さんが代々作り続けてきた逸品を 愛用してるんっすね
定着させたら和紙で軽く拭き取る… コレがスレッドの下地作り なんっすね。
今サラッと漆刷毛っつったんっすけど POLANO で愛用しているのは横幅3分半通しで ¥16.200- っつー
昭和30年代以前の日本人女性の髪の毛を束ねた希少品 なんっすよ。
その昔は日本人女性の髪質は世界トップレベルの高品質 だったんっすけど
九世 泉清吉氏の作業風景より… 漆の刷毛には人間の女性の髪の毛が 張りやコシ 太さや耐久性 どれを取っても最適なんっすよ
昭和以前は日本でも女性が長い髪を切って売って生活の足しにした っつー時代があったんっすよ
食生活の変化とか ファッションの多様化などで良質の人毛が入手困難になったんっすね。
なにせ髪の毛が1本物でビシッと柄に詰まってるから 刷毛の抜け毛が絶対にあり得ねえっつー。。。
っつー事で il ‘Quadorifoglio’ には生漆を il ‘Midget’ には素黒目漆を定着させて
漆室に入れて 固着させるんっすね。
充分沁み込ませて和紙で軽く拭き取るとご覧の通り… コレを漆室に入れて固着させるんっすよ そして何度も塗り重ねる事で
スレッドの凸凹を均すんですね 明らかに エポキシより手間の掛かる作業
実際 POLANO が漆を採用したのは付加価値… なんてバブルの価値観で動く気はさらっさら無くて
被膜の薄さと被膜の強靭さ… それだけなんです。
よく漆器は保管が難しいだの 熱に溶ける だのなんだかんだ言う人がいますけど
それ。。。本物の漆じゃなくて ニセの『うるし』なんっすよ 騙されて買っちゃったんだね?
事実POLANO の試投用ロッドは全部完全放置 だけど そういうの1個も起こってないからね?