2020年01月19日

A1051:ハンドパワーで 来てます 来てます…(死語)



どうも、モッズおじさんです。


職人技 っつーととてつもない細工とか それこそMI6 メカニック担当Qか阿笠博士みたいな人間技とは思えんような代物を
シレッと作っちゃう… みたいにみられるんだけど 現実やってる事は地味. 職人は根気強くと見つけたり…






今日は日曜日なんで 10:00~20:00 でショールームやって 明日は平日時間で開ける予定です。

さて マカロニ様分のセミオーダーthe ‘Mk. 1’ ですが スレッドの漆に#800サンドペーパーを当てて

からの重ね塗り からの #1000サンドペーパーからの重ね塗り からの



#400から始まって 適度漆を薄塗りしたらサンドペーパー で徐々に番手を細かいのに移行して最後は#2000 で研ぎ上げて
ようやく土台が完成です. ココから艶を出す作業に移るんですが コンパウンドで磨く道と 漆を塗る道があります.


A1051:ハンドパワーで 来てます 来てます…(死語)



#2000 サンドペーパー… で 終了しました スレッドの土台作りが

正月休みを挟みましたが そこを差っ引いてもなかなか時間の掛かる作業ですが

エポキシ樹脂等を使用する現行従来工法だと重ね塗りでも3日あれば完成する っつー。。。

だからこそ 趣味の竿作り な皆様に漆塗りのロッド作製は1個も手頃じゃないんでお勧めしないんです。



気付いたかと思いますが 土台はマットな仕上がりで グラインダーなどで磨くとこの状態から艶が出ます. が…
the ‘Mk 1’ のグレードになると更に塗装の漆を塗って『塗り立て』にするか『呂色』にするか… まだ漆を塗るんです.






もっとも POLANO の場合 今年最初のほうで話した通り

「竹竿は使っていくうちに反りや捻じれが生まれるモノで こまめに矯正して
長いスパンで完成させる… 最後に完成させるのはユーザーの皆様

っつー観点から 最悪ユーザー様自身が炙って矯正する際 フィニッシュを溶かさないように

で漆を採用しているんで… 俺 頑張ります。



ただでさえ国宝重文級の建物等はルーティンワークの補修の時期 に加えて西日本から東日本でこれでもか と合った洪水の煽りで
国の宝に修復が必要になっちゃった… でただでさえ生産数が少ないのに 漆不足が続いているんです.





っつー事で ココまでの成型が出来上がったら さらに磨き上げて『研ぎ上げ』仕上げにするか

カラフルに漆芸手法をぶっ込んだ『仕掛け塗り』にするか… と 展開は結構あるんっすけど

今回は10年後位の先を読んだ経年褪色による『透け』を狙った土台作りだったので

今度は塗料としての漆塗りを施すんっすけど



で いつもの the ‘Mk 1‘ なら自社製作のワインディングチェックなんですが 今回はマカロニ様特注分のチェックが必要だった
のに! うっかりオーダー忘れてたっつー… ちょっと作業が 停まります.






作業が少々前後しちゃって ワインディングチェックをこれから取り寄せるので

作業はちょっとお休みになります。。。

いやコレは… 単純に去年オーダー掛け忘れた奴なんです。

来週には届くと 思います。



US製品だけど オーダー掛けるの埼玉桶川 だからね?


 



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Posted by モッズおじさん  at 17:46 │Comments(0)工房の話

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