2018年10月08日
A741:それなりに責任は 果たしてるつもりです
どうも、モッズおじさんです。
台風一過… 朝鮮半島で温帯低気圧に変わったから台風じゃないけど とってもイイ天気になりました コレは十和田湖ヒメマス日和
だけど POLANO では やらねばならない事がありまして
今日は月曜日ですが休日なんで 10:00~20:00 でショールームやって 明日は平日シフトで開ける予定です。
さて台風から温帯低気圧に変わった奴が日曜日にはこの辺を通過して 今日はほぼ台風一過的な良い天気。
ウィークエンドトラウティストにはまたとない天候になってますね。
っつー事で POLANO では検証が終わった所でして
バッスン様が釣り上げたのは40cmオーバーの良型バス バスフィッシングもこれからが良い季節になりますね ところがこの直後
ロッドが折れてしまいまして… 早く直すより 確実な竿を1本仕上げるのが使命でして
っつっても バッスン様がお買い上げになって当工房に届いたスピナーベイト用プロトタイプの
折ったのか折れたのかの原因を調べて… バッスン様にはどの道ブランク無償交換なんっすけど
一番見る所は製作上の不手際でブランクに傷をつけてたんじゃないか なワケでして
検証を続けて本日原因が判明… 構造上の問題が分かったんっすね たいていは「竹竿はそういうモンだから」で終わっちゃう件
かもしれないけど 出来る限りの改良を加えてみます
虫眼鏡と+2.0の老眼きょ…リーディング・グラスを取り出して細部まで観察
の結果 製作上の傷は確認できませんでした… むしろ構造上ムダに負荷が掛かってしまった結果と判明。
要するに そっと使ってれば折れなかったけどグイッってやっちゃったから折れた と。
そっとなんか 使えねえよ。
理屈で言えばこういう事… 糊代になる部分が長ければ長い程接続先端に掛かる負荷を逃す余地が大きくなる 大きくなれば折れ辛い
けど短いと逃げ場が少なくれ折れる けどフェルール糊代は限りがある… でフェルール部分が折れやすいんっすね
もっともこういう現象は 2ピース以上のフェルール部分でも起こる同じような現象で
真竹で作った補強用フェルールの接続先端部分がテコの支点となってボッキリと折れたっつー
マルチピースのフェルールでも付け根から不意に折れるのと同じ原理なんっすね。
もっともこの手のバスロッドの場合 とってもアメリカンな対策が取れるワケでして
現在製作途中のSlow Action のトップウォーター用ロッドのブランクは 5mmほどのAction Lengthバットエンドからフレアさせて
11mm程度のコネット接続部分を作ってるんっすよ こういうのを スウェル・バット っつーんっすよ
ブランク作る時にコネット接続部分の対面幅を倍以上にする… 細くて折れるなら太くすればいい
っつー とってもアメリカンなバカの発想ですが 効果は絶対。
で、Action Length に5inchフレアさせる個所を足してコネット接続部分を対面幅11mm程度で作れば
バッスン様ご所望の『頑丈な竿』になるんっすね。
ザックリとメモに書くとこういう事… 有効可動範囲を突き付けて設計して その根元に設計図では補強+コネット差し込み部分を
継ぎ足して 実際には1本モノで仕上げる と… 補強5inchは プレーニングフォームの1間隔が5inchだから
Action Length ってのは強いて訳を付けると『有効可動範囲』とでもいうべきブランクのセクションで
5(2.5)inch毎に曲がり方を決定していく範囲の事を言うんっすよ。
で 今回のバッスン様のインプレッションを考慮して もうチョイ バットにパワーを持たせようかと
。。。っつっても 相変わらずProgressive Action なんっすけどね?
前回はフルパラボリックだったけど 今回はチョイとバットにパワーを持たせて… でil ‘Midget’ や the ‘Shamrock’ をベースに
MHクラス位にパワーアップしたブランクに変更する予定なんです
コレが ベースにしたのが il ‘Midget’ や the ‘Shamrock’ に採用したアクションを採用なんっすよ。
なにせ『流れにルアーを絡める』il ‘Midget’ と源流イワナ仕様の the ‘Shamrock’ の
パワーアップバージョンっすから バスどころかサクラマスやサーモンまで行けちゃう… と思う。
Progressive っつっても 曲がり始めはModerate Fast っすから
ひょっとしたら レギュラー化が決定する。。。。。。かも。