2017年09月19日
A488:もちろん注文生産で 仕様変更オプションは受け付けております
どうも、モッズおじさんです。
あっぱれ阿武咲よくやった やっぱお相撲さんは北津軽だね と胸がスカッとする1番を ありがとうございます
だから日馬富士 あんな相撲ばっかやってるからテュロン… ってやられちゃうんだよ(写真は資料素材)
今日は平日なんで 12:00~19:00 でショールームやってます。
さて、我らが稀勢の里もいなければ高安もいない 白鵬はさておき宇良までいない
で どうなっちゃうの… だったけど 結果 阿武咲(おうのしょう…北津軽郡出身)が大活躍で
日馬富士 ザマミロ なんっすね♪
昨日は台風18号の影響で 家の栗が落っこっちゃったんじゃないかと確認しに行ったら 1/3程落ちてました 中には熟した奴も
で 食えそうな奴だけ拾ってみたら 結構ありました
にしても 過去に阿部咲ちゃんって娘と付き合ったことがあるようなないような… な話はさておき
明日で秋田の渓流シーズンは終了 明後日からとうとう禁漁ですね。
さして増水もしてなかったんで 竹割ったら行ってこよっかな… と思ってたら
毛馬内は昼から雨…
いや米代川水系のイワナヤマメは概して型が良い けど今シーズンのPOLANO ではDT3 の the ‘B-Type’ で押し倒したんっすね
使い勝手は良かったけど 釣果が思うように伸びなかったそのワケは… DT3にあったんっすね
っつー事で 今日は竹割りも諦めて POLANO からクルマで1時間半のトコ出身の若き伏兵を応援しつつ
本日は 何故POLANO のFFロッドがDT4基準なのか をお話ししときますわ。
ひと言でいえば… それが北東北のローカルスタンダードだから で
分かりやすいアプローチで言えば 釣れるサカナのアベレージがデカいから
毛馬内周辺ではGW以降メイフライがヤマメの常食になって それが日を追う毎にデカいメイフライに反応するようになって
#11程度のメイフライパターンじゃ小物しか現れないっつーオソロシイ現象が… DT3じゃ 投げらんねえよ
でも経験上DT2 でも尺イワナ位釣れるように出来てるんで 経験積めば積むほどライトロッドで平気なんです。
でもいくら経験を積んでもフライ(毛鉤)のリフトアップ能力を考えると…
なにせ 写真で紹介している こういうフライパターンをキャストするとなるとDT3でも結構しんどい。
。。。そう、毛馬内周辺では6月になるとこういうメイフライがバッシバシ飛び交ってるんっすね♪
ほぼ女子力高めたい年頃の若いねーちゃん的発想のエクステンションは シャレオツアイテムだけじゃない FFでもあるんっすよ
ただ既製品を買うとなると地味に財布へのプレッシャーが… でも自作出来るのがヅラとは違う良い所
なにせ使ってるのがTMC212TR の#9 にエクステンド・ボディの 俺なんか今までタイイング・ブックでしか
見た事が無かった奴が リアルで必要になるモンっすから。。。特に初夏の カディスの登場までは
結構『一撃必殺』パターンになる事が多いんで DT3以下だとターンオーバーなんか出来ねえよ。
っつー事で POLANO ではローカルスタンダードのDT4を『標準仕様』で用意してるんっすね。
モノのついででエクステンドのモンカゲロウパターンの詳細に 興味ある方は『続きを見る』に進んで下さい。
いや こないだ the ‘Bloody Mary’ FFロッドに食いついてくれた方にも「毛鉤は売ってないの?」と
聞かれたけど… 売る予定は ないからね?
マテリアル取り寄せなら協力するけど 基本自分で巻いたほうが安上がりだし釣れて嬉しい
自分で巻くのは いわば「釣りを楽しむための増幅装置」なんっすよ。
コレはヨーロッパのモンカゲロウの仲間 写真の成人男性の親指と比べても そのデカさが分かりますね? 毛馬内周辺でも
季節になるとこんなのが川でハッチしてて それ狙ってお祭り状態 ってのも珍しくないワケで
POLANO のロッドのサブタイトルが『釣りを楽しむための増幅装置』なんだけどね?
っつー事で個人的には北海道位しか出番がないだろ と思ってたエクステのモンカゲパターンっすけど
。。。鹿角は札幌と同じ気候帯だったっけ で急に納得して 来期用にタイイングを進めてるんっすね。
俺としてはエクステまで自分で巻いちゃう っつー。。。
まずは縫い針をセットして スレッドを軽く巻き留めます 力入れると最後に抜けなくなるからハラリと巻き留めるで充分です
縫い針は今でこそ100円ショップで売ってるんで 手に入れやすくなりました
実はたいして難しくない 裁縫針さえあれば。。。なければ100円ショップで売るほど置いてあります。
っつー事で裁縫針をバイスにセットして まずは針にスレッドを留める
ガッツリ巻き留めるんじゃなくて どうせ最後は抜いちゃうから でボビンが落ちない程度に
ハラリと巻く…と。
今回はエルクヘアを使いますが 浮力のある獣毛やシンセティックでも問題ありません 獣毛は大体フレアするんで最初はザックリと
纏まる程度のテンションで巻いていくと上手く行きます
で、ボディ材はカディスの定番・エルクヘアを俺は使いますが 杉坂隆久さん流に
TIEMCOさんのエアロドライウィングでも全然問題なし。
とにかくマッチ棒の棒程度に切り出して 針を包むように平行に覆って スレッドで巻き留めるんっすね。
エルクヘアやディアヘアってのはテンション掛けるとフレアするんで
今テールエンドでテンション掛けて巻き留めたら 今度は逆方向にテンション掛けて巻き戻る… でエクステの土台が出来上がる
獣毛の空気層が潰れるってのもあるけど 敢えて気にせずに
最初は大雑把にトゥルルン… とスレッドを巻いて テールエンドまで達したらテンション強めで巻き留めて
そのままテンション掛けてやや密に巻き戻る… と昔の納豆入った藁 みたいだったのが
それなりにカゲロウの尻尾みたいに見えて来るから不思議。
モンカゲロウの特徴の 3本テールをムースボディで巻き留めます ダイド(脱色)ムースを使ってるんで分かり辛いけど
エルクヘアだと結構ちぎれやすいので ムースを使いました
で、フレアしたエルクヘアをそのままに セメントやマルチグルーやエポキシで固めるのも手
だけど ココでは浮力最優先で接着剤の類は用いず 強度に不安があるエルクヘアのフレア部分を
バッサリとカットして テール材の定番・ムースボディを巻き留めるんっすね。
今回使ってるムースボディはダイド(脱色)で エルクヘアと見分けが付かないけど。
スレッドにダビング材を撚り付けたら 密に巻きながら巻き戻る… で成型していきます 個人的にはテールエンドから扇状に
広がっていくシルエットが好みなんで そういう風に仕上げていきます
テールエンドまで巻き留めたら 今度はドライフライ用ダビング材を撚り付けて
またまた巻き戻るんっすね。
で、感覚としてはコーンヘッド状に仕上げたいんで 2重巻にしたり3重巻にしたり…
ダビング材を増やすより同じ量でスレッド巻き重ねたほうが強度が増します。
ハーフヒッチを3回で巻き留めて スレッドをカットしちゃいます コレで針から引き抜けばエクステの完成です
余った獣毛はまだカットせず フック取り付け部分に活用します
巻き上がったら 最後にハーフヒッチを3回ほど噛ませて スレッドをカットしちゃいます。
気付いた方もいるかと思いますが 杉坂隆久さんのパターンとは逆に仕上げてます。
っつーのも接着剤を一切使ってないので スレッドの始点に終点を重ねて解けるのを防いでるんっすね♪
さらにこの終点はフックに取り付ける時に さらにスレッドを巻き重ねるんで こうなるんっすね。
エクステを海老反りに整えて 余った獣毛をフックのシャンクに巻き留めます 最初からテンションMAX でも大丈夫
で アイの手前でフレアした獣毛をキレイにカットします
で、エクステが出来上がったから ようやくフックにスレッドを巻くんっすね。
スレッドをセットしたら フックのシャンクを包み込むように
エクステの余りエルクヘアをセットして スレッドで巻き留めるんっすよ。
この時エクステの終点のスレッドに スレッドが重なるように巻いて
俺はC.D.C. が好きなんで ウィングにはブルーダンカラーのC.D.C.を源平で巻き留めます もちろん皆さんが信頼している
ウィング材で問題ありません
フックアイの手前まで エクステのエルクヘアを巻き留めちゃいます。
ココでようやく 余ったエクステのエルクヘアをカットして
ウィングポストを取り付けます。
俺の場合 C.D.C. を愛用してますが 信頼できればなんでもOK。
多分鹿角市内では不要ではないかっつー処理が C.D.C.のトリミング… ココまで神経使わなくても パラシュートで釣れる所だから
なんっすけど 俺は形を整えときたい で翅を意識したトリミングを入れます
で 俺の場合2枚源平で合わせたC.D.C. をパラシュート・パターンのように垂直に立てる。
で、イキフンもので 立てたC.D.C. をカゲロウの翅的にカットするんっすね。
多分鹿角の川ではそこまでしなくても食ってきそうだけど
長野・千曲川のヤマメはココまでしないと食って来ないからね?
コックハックルを巻き留めて ダビング材を巻いてボディを作ったらその上からハックルを4~5回転 巻きます
アダムスパターンみたいに密に巻かず 隙間を作って巻くのがコツ
っつー事でC.D.C. を整えたらコックハックルを巻き留めます。
コレがレッグになるんだけど 巻き留めたらダビング材をスレッドに撚り付けて
ボディ部分を作ります。
そしたらハックルを巻くんっすけど
ウィップフィニッシュでスレッドをカットしたら ハックルの下半分にシザーを入れちゃいます コレしなくてもこの辺じゃ釣れそう
だけど 狩猟モードの毛鉤だったらコレがモノを言う時があるんっすね
敢えて隙間を作るようにハラリと4~5回転くらい巻いたらスレッドで巻き留めて
ウィップフィニッシュで スレッドをカットしちゃいます。
これでも充分釣れるんだろうけど 最後のひと手間 的に
ハックルのアンダーを カットしちゃうんっすね。
で 完成… 接着剤を一切使ってないから強度はやや落ちるけど 浮力はグンバツ デカいから良く見える とイイ事尽くめ
もっともコレは 気候が札幌とほぼ同じっつー毛馬内周辺だから必要とされるパターンで
要は水面に張り付く亜成虫を意識した処理… 個人的にはフックポイントを完全に水面下に沈めて
確実にサカナの口に引っかけたいで行う処理なんっすわ。
っつー事で ハックルにシザーを入れてトリミングを済ませたら
もう完成です♪
こんだけデカいパターンが渓流で求められるだけに POLANO では標準仕様はDT4なんっすね バンブーならDT4でもミッジ対応だし
多分関東中京関西甲信越辺りじゃ この手のパターンは本流で… なんだろうねぇ
っつー事で今や10代女子のシャレオツアイテムの定番・エクステを取り入れた
ルーギャー的なフライ(毛鉤)の完成です。
今から来期の渓流シーズンに向けて1日3個も巻いとけば 充分間に合います。
もっともこんなパターンをDT3でキッチリとターンさせて… っつーのは結構キツい。
だからPOLANO ではDT4が標準仕様なんっすね。