2017年08月23日

A463:非売品です 申し訳ありませんが



どうも、モッズおじさんです。


今年の天候不順は困ったモンで 毛馬内盆踊りは本日千秋楽なのに 大通りと体育館と どっちでやるのやら… 多分大通りです
年1の 町の大イベントなんで お暇なら来てよね





今日は平日なんで 12:00~19:00 でショールームやってます。

さて本日は毛馬内盆踊りも千秋楽… 果たして天気は持ってくれるのかな?

っつー感じですが 今日は一応祭り対応も考えないといかんかな?

と思いつつも 未定です。



OPEL のお約束ポイント ヒーターバルブはこういう奴で ワイパーブレード同様『消耗品』です 国内で買うより取寄せたほうが安い
っつー事で送料もったいないから で他に何かないかと探してたら…





なにせ盆踊り会場がどうなるか まだ分かんないからね。

っつー事で クルマのLLC漏れ… っつっても俺のクルマ OPEL Vectra B のお約束ポイントなんっすけど

4万kmごとの交換目途の ヒーターバルブが届いたんで 10分ほどの所要時間でサラッと交換して

一緒にUK から取り寄せたのが。。。Hardy HARDEX No. 1 Mk. 2 なんっすね♪



なんと1940年代モノの Hardy HARDEX No. 1 Mk. 2 がヒョイと出てたんで 買っちゃいました♪ とはいえ現物見るのはコレが初めて
使い物になるのかどうかも不明だった… とは言えHARDY なんで大丈夫だろ っつー雑な感じで買っちったっつー


A463:非売品です 申し訳ありませんが



コレがなんと 1940年代のリールで 1940年代っつーと太平洋戦争勃発が1941年で

終戦が1945年だから… UKではまだチャーチルが首相で ジョージ6世が国王だった頃の奴っすね。

先にも書いた通り Hardy のスピニングでも廉価版 つまり『安物』の部類に入る奴だけど

作りは高貴なモノで しっかり英国王室の紋章が入ってます。



文字のスカーレットは辛うじて残ってます 材質はエボナイトっつって 樹脂プラスチックが出来る前は一般的だった圧縮ゴム製
ブラスのドラグレバーが 今時のリールでは絶対に見かけない 良いイキフン出してます





スプールはプラスチックや樹脂の類ではなく エボナイト… ザックリ言うとゴム樹液を思いっきり圧縮した

高級万年筆のボディ剤なんかに使われる高級素材です。

それだけにPEなんか巻いたらすぐ削れそうだけど それはさておき肝心のドラグですが

驚いた事に Cardinal 33 と遜色ないほど滑らかで細かいセッティングが可能なんっすよ。



ボディサイドには FFではおなじみの英国王室の紋章が入ってます… Cardinal にはスウェーデン王室の紋章が入ってますが
日本で言えば皇室の菊の御紋が入ってるようなモンで 正式に認められなければ入らない奴っすね





純粋な驚き

基本的にHardy のスピニングはメンテナンス不要 というよりメンテナンスは専門業者に預けるモノ

。。。と 今時のDaiwa やSHIMANO みたいな事を言ってるんっすけど それだけメカニズムが複雑なんっすけど

。。。廉価版のHardex は手を入れる所がないほどシンプルな構造なんっすね。



後のOrvis 50 やMitchell 308 等にも通じるハンドル一体型の円盤状歯車 利点はなんつってもメカニカルトラブルが起こり得ない
安心のメカニズムっすけど ハンドルが完全一体型でワンピースなのが 技術力の高さなんっすね





ココまで単純だと釣りの最中にメカニカルトラブルが… ってのが皆無なんっすね。

正直壊れる要素がない… コレなら鹿角市内の精密機器工場でも作れそうなほどシンプルな構造

肝心のギヤ比は… なんと1:2.6程度っつー。。。

ジョージ6世の頃のリールだからね?



FFのHardy では必ず見るチェックポイントが 通称『ブロス物』かどうか… Hardy Bros. の刻印の有無で扱いが変わって来る
もっともUS向けブランドの House of Hardyは70年代から だからブロス物で当たり前なんだけど





おまけにアンチリバース機構… つまり巻取りだけにハンドルを固定する機構が付いてない

発明されるのが50年代だからね… っつー『劣った』リールなんっすけど

個人的には 今年ルアーを久々にやって思ったのが「スピニングの回転が速すぎて 勝負がつまらん」だったんで

よりダイレクトにヤマメイワナと勝負がしたいっつー 入れ込んだ人向けのリールなんっすね。



こういう細かい所にも惜しげなくニッケルメッキが施されてて 単なる安物の廉価版じゃないのがHardy のHardy たる所以
ギヤ比はまさかの1:2.6程度だけど その分勝負が楽しくなってくるワケっすよ





もっとも今回入手した Hardy HARDEX No. 1 Mk. 2 は 個人所有/撮影用小物 の非売品なので

どうしても欲しい って人は それなりに吹っ掛けられる事を覚悟して下さい

いやさすがに HARDEX No. 1 は 本国UKでもあまり出回らないマイクロスピニングで

入手するのが非常に困難なんっすよ。



なにせ日本国内で流通してなかった奴っすから。


 



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Posted by モッズおじさん  at 16:04 │Comments(0)工房の話

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