2016年10月22日

A177:神の領域に手を入れるのは冒涜か 科学か



どうも、モッズおじさんです。


正直に言っちゃうと 今ビンテージロッドの相場はエラく下落してるんっすよ コレクターが高齢化で手放してるんっすね
ただ使用条件と照らすとJJH Triumph でも使えない っつー事態が…





っつー事で禁断の JJH Triumph のテーパーデータをいじる っつー暴挙に出たワケっすけど

。。。JJHがイイなら JJH Triumph 買っちゃえばイイじゃん?

なんっすけど JJH Triumph は売ってるの、大体8ft09in DT6 2pcs. なんっすね。

AFTMA定義のDT6は大体WF7 と同等のパワーレシオになるんで



バンブーロッドビルダにとってはある意味 ‘神の領域’ なのがHardy のテーパーデータで データ入手も相当難しいのに
それをいじっちゃうなんて マニア目線だと暴挙・冒涜 と言われかねない無茶なんっすけど


A177:神の領域に手を入れるのは冒涜か 科学か



ご希望の条件よりオーバーパワーっすね?。。。だからSpey Casting Rodなんかでは 6/7 表記なんっすよ。

SpeyではDTもWFもアリだから。

っつー事でSpey 流に言えば5/6 パワーにデチューンして

全長も3in詰めて3ピース化して



ウチではいじっちゃうんっすね 緑のラインがオリジナルのTriumph で いじったのは青のラインのベントですわ
全く同じにせずに全体的に若干の張りを持たせてトルクをブランクに溜めるっつー意図が入ってるんっすね





本来飾り巻きとしての段巻きが施されているオリジナルのTrumph っすけど

敢えて飾り巻きを排除して チョイ反発力を噛ませたら…

とかいろんな要素を組み込んでアレンジしてみたら

ニジマス…いや大型化して魂宿った みたいな顔つきになったレインボーに行けそうっすよ?



典型的なModerate-Fast のGarrison 212E をピンクのラインで乗せると… 手元で曲がった212Eってイメージ 伝わります?
最初に手元でストレス吸収するから ヒット時の『溜め』を残す事が出来る っつー設計っすよ





ザックリ言うと手元からバットが曲がるけど 実質Moderate-Fast Action なんっすわ。

US Actionみたいにガッチガチにしないで最初から手元からグイッ!っと入るから

ティップからバットまでの間にヒット時のショックを受け止める余地が残る、と。

おそらくこの2段ショック・アブソーバー機構が『飛ばしやすく 弾きにくい』に繋がる



イメージとしては BMW vs Alfa Romeo の足回り的な…ガッチガチなジャーマンセッティングは最初から踏ん張るけど
ラテンのイタリアンは最初にズンッ!と入ってどこまでも粘るっつー猫足で





…と踏んだんっすわ。

それどころかこの手のアクションは十和田湖のヒメマスでカケアガリ狙いや

米代川・鹿角エリアのサクラマスや大湯/小坂川の本流ヤマメ狙いでも充分使える

。。。飾り巻きを排除しちゃうのが POLANO らしいっつったら らしい所なんっすけど



ほぼ神 なレジェンドの領域に踏み込んじゃう無茶。


 



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Posted by モッズおじさん  at 15:15 │Comments(0)POLANO ロッドの特性と設計のあれこれ

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