2015年11月05日
491:急にこんな展開ですわ
どうも、モッズおじさんです。
いろんな『技』ぶっ込んだ漆グリップ Type-B いよいよ完成です あと2本作ってるんだけどね?
今日は平日なんで15:00~20:00 でショールームやってます。
っつー事で最後のひと筆が入った漆グリップ Type-B が整いました。
コレがType-A つまり今まで紹介してきた奴だとココから更に表面整えて
色を付けていくんっすけど Type-B はコレで打ち止め終了ですわ。
溝に入れた色漆はオレンジっぽいっすけど ブランクとマッチングで黄色なんっすよね じきに漆色が抜けていきます
っつーのも浄法寺漆に混ぜ物した混ぜた奴には工房で出たおが屑が混ぜてあるんっすよ。
本来は来のから徐々に細かいおが屑を混ぜた漆で隙間を埋めてくんっすけど
このグリップはおが屑と隙間に用があるんっすよねぇ。。。
コレのおかげで手垢で変色して握り部分が黒ずんでくっつー
上段の正調黒漆・烏グリップは相当細かいおが屑を混ぜて滑らかに仕上げてます コレをコクソと言うんっすよ
漆グリップType-B はその製作途中で成型してしまうから安く上がるんっすわ
正調漆黒烏グリップと比較すると仕上がりの差が歴然でしょ?
そりゃこんだけ追い込んで黒を浮き上がらせるんだからそれなりの代金は頂かないと
な反面正調に慣れてるから「コレで終わっていいのかな?」と思っちゃうType-B は
まさに量産型漆グリップ、なんですな。
問題は作業中の俺の汗も吸い込んじゃう事 なんで最後の磨き上げが終わったら和紙や半紙でガードしとくんっすよ
コレが製作途中のグリップ握った常連さんが軒並み「この握り具合がイイ」で誕生したんっすけどね?
ところがこのグリップは汗を吸って黒ずむだけに製作途中だと管理が難しい。
なにせちょっと手に汗掻くと俺の汗を吸い込んで黒ずんじゃうわけでしょ?
買う人にとって知らないおじさんの汗吸った奴、とかヤでしょ?
コレは仮組した the ‘Misty Mountain’ 市販1号機のブランク この曲がりをよぉく覚えといてくださいね
っつー事で和紙で包んでの作業になるんっすけど。。。
今回完成したType-B グリップには特別にミッションがあるんっすよ。
もちろん先日仙台で購入した5ftブランクのキャストフィールのチェックっすね。
コレが写真ではお伝えし辛い奴なんっすけど
コレは仙台から取り寄せた例のブランク 上の写真と比べても同じベントカーブを描いてくれてますね
キャストフィールも飛距離も同じと判断できました
結果、遜色ありませんでした。
この辺伝えるにはふたつのブランクに適当な負荷を掛けてお伝えすると伝わりやすいのかな?
でイエローブランクと問題のブランクに適正な負荷を掛けてみると…
なるほど同じベントカーブを描いてますね。
スイマセンが諸事情で1本目だけはトップがSiCガイドになります 2本目以降はワイヤガイドに定着します
飛距離に違いは…さほど出てません SiCが小口径で意外と抵抗になってるみたいっす
コレでひと振り15mの4.6ft が製作続行できますね。
っつー事で安心して漆グリップType-B をイエローブランクに装着です。
意外と早かったような長かったような。。。
あとはハードウェアを装着して、完了ですよ。
仙台の人、買ってくれるかな?
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