2015年07月03日

385:衣川『残りヤマメ』 タックル選び



どうも、モッズおじさんです。


コレは某ロッドメーカーの言う『海サクラマス』 準絶滅危惧種で7月は禁漁期間中です
(写真はWEB魚図鑑より)


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怪情報『衣川でサクラマス』だったんっすけど紐解いてみれば残留ヤマメの大型化した奴

通称『サクラマス』、俺らの言葉で言えば『残りヤマメ』っつー奴だった。

となると一番の心配事は準絶滅危惧種であるサクラマスに係る禁漁が該当しない。

何故なら漁業規定並びに法的に見ればただの「海に降りられなくなったヤマメのでっかいの」だから。



海に降りない個体は岩手県内水面漁協の規定になんにも記されてないって事は…でっかいヤマメって判断っすね
(写真はWEB魚図鑑より)


385:衣川『残りヤマメ』 タックル選び



っつー事で対象魚の素性がハッキリして、合法と分かればあとは釣る準備をするだけ。

要するに「デカいヤマメだけを釣る」タックルっすね。

もちろんthe ‘Mk. 1’ でも取り込む事は出来るだろうけど竿、曲がったまんまになるからね

何よりフライ(毛鉤)をリフトアップすんのにDT4ではパワーがなさすぎる。



産卵期になるとサケ同様いかつい身体になって川を遡上してくるんっすよ 当然川も禁漁期間で捕獲禁止です
(写真はWEB魚図鑑より)


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っつー事で最低でもDT5やWF6 のラインでセットアップすれば充分でしょ。

単に尺上のヤマメだったら#8~10程度のウェットで充分フッキングするけど

今回のヤマメは『残りヤマメ』でギンケ以上に成長したのが食いつく可能性も。。。



100、何言ってるか伝わんないと思うけど興味のある人だけ『続きを読む』に進んでください。


 



毛鉤はフックサイズでプロポーションが決まるから、対象魚によってサイズが変わって来るんっすよ。

軽いとはいえ重量や空気抵抗が変わって来るからライン番手を替えて調整するんっすけど

そこに釣り方(メソッド)やフィールドのコンディションやらも考慮するんで

結果、ルアーとは比べ物にならない位のロッドバリエーションが生まれるんっすわ。



最低でもこれ位のサカナを釣り上げる釣力があれば、衣川『残りヤマメ』を狙う竿としては合格っすね
(写真は過去のうらたんざわ渓流釣り場のニジマスだけどね?)


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で、衣川の『残りヤマメ』を狙うとなるとフックサイズは河口で釣れるサクラマスのサイズも念頭に置かないといけない

となると#4~6 のサイズも考慮に入れないと。。。

って事は最低でもWF8、アベレージでWF10 となってしまう。

コレはいくらなんでも大袈裟というモノだ。



そこの沼で考えると良く分かる…サーフで5色以上出すようなキャスティングロッドが必要か?って話っすよ
(写真のタックルは、もう売っちゃったけどね?)


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フライラインはそれ自体に比重があってラインそのものを飛ばすっつー特殊なキャスティングの釣りだから

ライン番手が大きくなればなるほど重いオモリを付けて飛ばす事になるんっすよ。

河口で使うようなオモリを衣川で付けたら。。。簡単に対岸釣っちゃいますね。

何事も加減っつーのが必要なんっすよ。



チューブフライは典型的なアトラクターフライで、より繊細に攻められるルアー、といった感じっすよ
(写真は過去の山梨県・桂川での釣果)


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フックは出来る限り大きいほうがイイし、対岸は釣りたくない…取り回しが楽なほうがイイに決まってる。

となるとフライは。。。チューブフライとウォディントンフライっすね。

コレならフックが自由に替えられて、フライを巻くのも簡単っつー副作用も付いて来る

ついでにフォルスキャストでは最軽量の奴しか飛ばせないっつー副作用もあるけど。。。






フォルスってのは「ニセの」っつー意味で、フライ独特の何度も竿を振り回す行為を指してて

ラインそのものを飛ばすためにロッドパワーをああやって伝達してるワケっすけど

詳細は俺がグダグダ言うより『釣りキチ三平』読んでください。

でもフライフィッシングなのにフォルスキャストで投げられない毛鉤って、どう投げんのさ






って当然の疑問には「スペイキャストだよ」っつー答えなんっすね。

そもそもはスコットランド発祥の秘伝のキャストだったんっすけど

元DAIWA ロッホモアシリーズ等の製作責任者だった野寺宣男氏が日本で紹介して

プチブレイクしたキャスティング技術なんっすよ。






世界的にはサイモン・ゴースワース元RIOのCEOがシューティング用のダブルハンドロッドの需要拡大でスペイを紹介して

‘MODERN SPEY’ を普及させちゃったから話がややこしくなってるんっすよ。

伝統的スペイ目線だとどう考えても本流の流れに負けちゃうロッドだから

っつー事でPOLANO ではMODERN SPEY はほぼスルーしてるんっすわ。



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っつーおいらの頑固な判断も伴ってロッドに関してはお勧めするならまあまあ及第点って所でTFOの13ft程度の#5/6

手に入るようならO-Rex の#5/6 が衣川『残りヤマメ』には適当と思われるんっすよ

。。。で、鵜ノ木の住人は「そんな高い竿、見た事ない」っつって人をボッタクリ扱いしてるけど

ウチの竿を凌駕する価格の竿なんて掃いて捨てるほどあるんっすよね。



HARDY the ‘WYE’ は元々サーモン釣る用のロッド そこらに生えてる竹伐って来ただけのモノと一緒にしてもらっちゃあ、
気持ちワリイっす


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釣り文化が原始人以下だからなんだろうけど、市場相場から考えるとウチに置いてあるHardy the ‘WYE’ が

1927年製で実用品で¥120.000- ってのは妥当な額なんっすよ。

ただ衣川の『残りヤマメ』狙うとしたら、対岸釣っちゃう奴だけどね?

っつー事で俺の手持ちのタックルから『残りヤマメ』に使うとしたら。。。



いずれPOLANO でもダブルハンドを作りたいと思ってますが、今季はCND を持ち出してみますわ


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CND のエキスパート・スペイ #5/6/7 っすね。

コレでもレングスが13.6ft とチョイ長い

っつー事で衣川の『残りヤマメ』や胆沢川の本流ヤマメ狙い用に

POLANO theCROSSROAD’ を計画してるんっすわ。



もちろん今年中の完成は、無理っすけどね?


 



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Posted by モッズおじさん  at 12:43 │Comments(0)竿と釣りと渓流の話

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