2015年02月09日
176:先入観って、要る?
どうも、モッズおじさんです。
Vectra リング&ポケットも、試作の末ストック分まで作れるようになりました 雪にも予定外の妨害にも負けず
au本社には今後の動向観察とau水沢店の正式な謝罪・不履行の場合は解約を含めた検討で手を打ちました。
っつー事でそれでも根性でリング4つをストックできました。
リアルなほうの武士の子孫は、負けねえんっすよ。
そう言えば、リング作ってる時例のど美人の面影以外にふっ…と思った事があってね?
お口直しにHardy の名竿・the ‘WYE’ をご覧ください 今日はこれの話をしますわ
そうだなぁ。。。俺の灰色の脳みその中で飛び交ってる奴を分かるように伝えると、ですね
まずはウチのショールームに飾ってるHardy the ‘WYE’ っつーバンブーロッドをご覧くださいな。
面白いグリップの形してるでしょ?葉巻のバケモノ的な。
今ではコレは本流や湖沼でのダブルハンド・フライロッドと認識されてるんっすよ。
70年代のHardy St. John を組み合わせるとこんな感じ ウチでは合わせて15万円です
にしても随分と不恰好で、正直ボロッちいロッドだなぁ。。。と思いません?俺は思った。
で、自称スペイマスターさんなんかは「コレが当時の正統派フライロッドなんだよチミぃ」とか抜かすんっすよ。
へぇ。。。とたいていはそういうモンだ、で受け流すんっすけど
俺なんかUKでビンテージのルアータックルなんかも探すでしょ?ひとつの疑問が浮かぶんっすよ。
むしろイギリスだからこそあるんだけどね?大英帝国なめんなよ? アメリカはイギリスの属国始まりだったワケだし
スピニング・タックルは見かけるんだけどベイトキャスティング・ロッドが見当たらねえ。。。
そうすると自称事情通の人が「イギリスにはベイトリールがなかったんだよ」とか抜かすんっすよ。
へぇ。。。と事情を知らない人は言うけど俺はいやいやいや。。。なんっすよ。
何故ならHARDY がELAREX っつー両軸リールを出してたんっすわ。
今ではフライに特化したデザインになってるけど、これ自体がアメリカの影響なんっすよね
兎角アメリカがもてはやされるけどアメリカが今の地位になったのは戦後からだからね?
それ以前のアメリカの位置はイギリスで、一時は世界の2/3を敵に回してた超大国・超先進国で
2度の大戦で財政破綻しなければ今でも大国だったっつー所だからね?
まず America is No. 1 の先入観捨てねえと。
試しの赤アブ付けてみました 大昔のキャスト・スタイルだとコレで充分使えちゃうっつー。。。こういう事ね?
で、色々調べていくうちに。。。ササじいが答えくれました。
何て事はない、Hardy the ‘WYE’ とかのダブルハンドロッドがベイトロッドを兼ねてたんっすわ。
フライリールもベイトリールも合せられるように、でこのデザインだったんっすね。
つまり元々はロッドにフライ用もルアー用もエサ用もなかった、っつー。。。
今風のキャストにするならこのラバーを外してエクステンションバットを。。。ウチのは誰かが接着しちゃってるけどね?
コレが上手い事出来てて、フライやルアーの他にも置き竿からムーチングやトローリングっつー
たいていのサーモン狙いに使えちゃう、っつーなんとも長閑で合理的な竿って事なんっすよ。
つまりフライとかルアーとかの先入観は必要ない、と。。。
今じゃHardy the ‘WYE’ っつったらサーモンフライロッドの代名詞、なんだけどね?
不恰好にしか見えなかったでっかい葉巻的なグリップも、だんだんカッコ良く見えてくるっつー。。。
どうやら俺の発想が間違ってなかった、ってのをひとつ見つけたような感じっすね。。。自画自賛。
俺の手元にある、ここ10年だか15年だか掛けて集めたいろんな竿のテーパーデータから
ルアーにも使える奴をセレクトして使いやすいように調整すれば可能性は無限に広がっていくね。
だからシーバスロッドや餌木ロッドもやってみようか?なんっすよ。
どうとでも対応できるようにガイドも計算されてて。。。スピニングだと専用のガイドが必要だからね?
逆に、俺はルアーしかやらない、とかそういう自分に自分でリミッター掛けちゃう人って、もったいないよね。
多分ね、鵜ノ木沼で昨シーズン釣れないっつってた人とか、
AEONにやられたって嘆いてる商店街の皆さんとかも、そういう所じゃねえのかな
どうとでも化けられる可能性ってのを自ら潰してる結果じゃ、ねえのかな。
1927年製の竿は、色々語って来ますよ。
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