2014年11月21日

050:そろそろ顔を作らなければ



どうも、モッズおじさんです。


そりゃロッドってのはグリップ&リールシート周りをまず紹介しますからね ココがロッドの顔です


050:そろそろ顔を作らなければ



今モッズおじさんの頭ん中はロッドのグリップデザインの事で頭がいっぱいなんっすよ。

実際フライロッドなんてどれもおんなじ感じだからそんな感じで作れば?とか思ってません?

今巷に溢れてるフライロッドってのは、実はアメリカ東海岸のメーカーの影響を色濃く受けてましてね?

50~60’sのイギリスの不良・‘MOD’ を冠に付けてる俺としては鼻先でケッ…ってな感じなんっすよ。


っつー偏屈でコアな話になりますんで、気になる方だけ『続きを読む』に続いてください。


 



そもそもウチの看板の文字色はブリティッシュレーシンググリーンのミドルブライトだからね?

っつー事で一見するとみんな同じに見えるフライロッドのグリップ周りっすけど

実はこのデザインに心血注ぐのがロッドビルダーの正しい姿なんっすよ。

何故なら、写真載せて棒を見せられても、欲しいとはまず思わないでしょ?


某オークションより PALAKONA の渓流向きバージョンは高くて手が出ねえっす


040-a.jpg




で、実はグリップとリールシートのデザインでロッドの個性や方向性が見えてくるっつー。

俺が今正式採用を決めてんのはふたつのデザインで、まずはHARDY でも看板ロッドのPalakona に採用されてる

シガー一体型グリップ&リールシートにリング&ポケットっすね。

とっても正しい英国式トラウトロッドの形っすね。


某ショップより CC.de.France なんかもこういう奴あるっすね 岩手の渓流に似合いそうな気がするんっすよ


040-b.jpg




イギリス・コンプレックスの強い東海岸のGarrison からF.E.Thomas から結構採用している奴っすね。

ただしDT5 ラインを意識するようなパワーを持ったロッドを岩手のロッドと考えてるんで

HARDY でもMarvel とか、それこそthe ‘WYE’ みたいな打ち付け式のリールシート金具を考えてるんっすわ。

なんか、イギリスよりもアメリカのほうがこういう無骨なデザインをやりそうなんだけどね。


某オークションより コレはウェット用のロッドだけど、俺の灰色の脳みそが刺激されますわ


040-c.jpg




さらに、当工房で作るグリップはコルクじゃあない、ましてやEVAなんて使うワケない

はイイんだけどどうも金属のリールリングと擦れるとグリップ側が破損したりしそうでチョイ怖い。。。

っつー事でSHAPES に合併される前のFARLOWS LONDON が出していたような金属製のガードを考えてたんだよね。

そんなそんじょそこらに溢れてる歴史の無い国のロッドなんか真似したってしょうがねえだろ。


実際、見飽きてるからね。


 



同じカテゴリー(竿と釣りと渓流の話)の記事
A1140:夏なので
A1140:夏なので(2020-08-01 16:33)


Posted by モッズおじさん  at 17:45 │Comments(0)竿と釣りと渓流の話

※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。