2022年11月26日
A1324:手の掛かる奴ほど
どうも、モッズおじさんです。
マスクと言えば… 大相撲の開催中に必ず溜席にいる姿勢の良い品の良い女性は 『溜席の妖精』と呼ばれて海外にもファンが
出来るほど皆が気になる存在 ではあるんですが… 昨場所からいないんっすよね. どうしたのでしょう…?
2022年9/1より ショールームは終了させて頂きました。
御用の方はこのブログのコメント欄で結構ですので
あらかじめご連絡いただけると幸いです
お越しの際はマスク着用と手消毒のご協力お願いいたします。
まぁまぁマスクに限らずマナーってのは「他人に対するやさしさ」だからね? マナー守れず独りよがりなのってガキだよね
…って 言われたら言い返せないからマスクがなかなか外せない ってのが大人の本音じゃないか と.
「マスクしてるのは日本だけ」と こっちでは言ってるけど「マスクもせずに騒いでる」と
あっちでは言って… で 正解は どっち??????
とこういう時こそ国の司令塔であるべき内閣がブレている… まぁまぁ例のコクソーの件以来
カルトと金の件で土台からグラッグラな岸ダメ内閣を象徴する一件ですが
まだ処方箋が必要な奴だとは思うんですが 飲み薬が出来たらコロナに罹ってもガチな対処法がある って事になるから
マスクの疑問も払拭されていくんじゃないか と… 以前の生活まであと1歩 か?
塩野義製薬さん やってくれました とうとう「コロナの飲み薬」の承認が通りまして
司令塔であるべき内閣の 死人を私利私欲で利用したバチが当たってグラッグラな土台を補強しそうで
なんだかんだでこの国を支えてるのは 民間だね ですが皆様いかがお過ごしですか?
あたしゃあアンタを信じて待ってたよ コレで3年前にやろうと思ってた事が出来そうだね ですが
今とりあえず弦とブリッジピンが届いたんで MOZZ D-28 12弦ギター に弦を張ってみました. なにせタイトボンドじゃ
剥がれちゃったんで 膠を使ってみたんだけど…
それはさておき Raffaele Calace 名義の鈴木バイオリン・クラシックギターですが
あとはネックの反りを矯正するだけ って事でこの辺ではなぜか売ってないアルミ角パイプを取り寄せ
で只今こちらに向かっている真っ最中。
待ってる間に Roto Sound の12弦ギター用の弦が届いたので
まさかの剥がれた これダメかなぁ捨てるしかねえかなぁ1000円でオークション出てても落札者出ないからそっちのほうが
イイかなぁ… と普通の人は諦めるけど 俺はどうにもこうにも コレで諦めるのは癪 と考える人間でして.
膠でブリッジを接着したMOZZ D-28 12弦ギターに張ってみます。
ところがコレがまた。。。 剥がれました。
わーコレ 膠でもダメな奴だったのかぁ…
と判断するのはまだ早計。
コレは前回の作業… 使用量とかよく分からん で某膠1本溶かして 10倍希釈を湯気が立ったら即使ったんですが
後の Calace に施した膠は再度湯煎して溶かした再利用品で 濃度が濃くなってたんっすよね.
膠の希釈濃度でも変わってくるし 塗り方でも変わってくる…
とバイオリン製作者はいくつかのバリエーションを示してまして
なるほど 膠は扱いが難しいんだね。。。
実際このギターに施した膠は下ろしたて 溶かしたてのフレッシュな膠だったけど
Calace に施した膠は溶かすの2度目の膠で トロミが違う… サラッとしてるんだけど適度なトロミが非常にいい塩梅で
強度は… 全く剥がれる素振りも見せません. じゃああの時のトロミを再現しよう と.
Calace に施したのは 使いきれずに余った膠を温めて水分がある程度飛んだ膠で
膠の濃度が違うんですね。
それに塗ったのは接着面のブリッジ側片面だけで とあるバイオリン製作者に言わせると
「あまりお勧めできない塗り方」だそうで
昔から餅は餅屋と言いまして… 膠遣いのエキスパート・バイオリン製作者の膠論を一読しとくと 剥がれた理由とかまで
見えてくる. 片面だけ塗ったんじゃダメだったのね… 密着後に火で炙るって… まるで知らなかった事が次々と.
一番いいのは「両面に塗って 密着後に火で炙る」事だそうで… 木地に深く浸透させる技
だそうですが さすがにギター本体を焦がしたり変形させたりしそうで怖すぎるよね。
っつー事で 少しでも熱を与える目的で アイロンを充てて からの クランプで固定してみようかと
少しは効果があるんじゃないかと思いましてね?
時間との勝負の箇所なんでリアルタイムに写真を撮る余裕がなかった ので 再現映像を… 水に濡らしたウエスを敷きます.
スチーム機能付は布に充てる用の量が出るので塗装面とか木地とかには強すぎるので この方法で.
その前に… どうにもボディトップの膨らみが矯正されてないようなのでチョイと本腰入れて
スチーム掛けて矯正してみようかと。。。手持ちのアイロンは敢えてスチーム機能が無い
昔ながらのシンプルなアイロン(釣り竿作業用に購入)なので ウエスを濡らして患部に当てて
出力『弱』でアイロンをじっくり当てまして。
今回のウエスはマスクと同じ材質なので焦げる可能性が… で当て布を1枚挟んでアイロンを当てます. 出力は弱で
っつーのも 矯正の場合は芯まで熱を通す必要があるけど 出力下げないと外側ばかり熱くなって焦がしちゃうから.
出力『中』や『強』だと表面はすぐに熱くなるけど芯まで通らない… ステーキなんかでも
じっくりと弱火で焼いたほうが芯まで火が通るからね? 同じ理屈です。
で 錘を持ってきて置くのもいいけど 折角手元にCクランプがあるんだから
ブリッジを仮装着して圧を掛けて 矯正していきます。
椹木を当てて平坦に伸ばすんですが ローズウッドのブリッジがちょうど良かったんで椹木にして Cクランプでプレスします.
均したと思ってたけど まだ均し切れてなかったから木材同士が反発しあってたのが原因だったのかも って推理で施工してます.
ええなにせ膠をふやかすのにひと晩掛けたいんで ふやけるの待ってる間に出来る事を
やっとこうと… 前回はココまでやらなかったから ボディのトップが はじいてたのかもね。
っつー事で 一晩置いて芯に残る温みが抜けるまで安置しときます。
にしても 12弦なだけに なかなか厄介な奴… やたら手の掛かる代物ではありますが
手の掛かる奴ほど 可愛いモンですぜ… ガキんちょと怠け者にゃあ 分かんねえだろうなぁ。。。