2022年07月06日

A1308:アコギじゃ滑るがエレクトリックは…



どうも、モッズおじさんです。


日本では旧車に乗り続けるのが大変な国… 特にEU圏では文化として受け入れているだけに 歴史的価値を加味して税金も
新車より安くなる けど日本では思考停止を駆使してまで金を使わせようとする 非常に不健全な環境 ではあるんですが






7/1から

一応予約のお客様を優先させて頂いて
11:00~19:00の間で受け付けて
月曜日と火曜日は引き続き 休日


とさせて頂きます。

もちろんマスクと手消毒も 相変わらず継続してお願いいたします。
尚 マスクと手消毒を拒否される方は入店を拒否させて頂きます。



自動車の純正部品が『共販』っつー独占状態なので価格競争が起こらない さらに20年程度で勝手にカタログから落として
「生産終了」と嘘を社内に告知 で何も知らないユーザーは不安に駆られ 買い替えを検討する… 従業員に悪意は ない.






参った参った… 俺のクルマ ブレーキパッドセンサーは運転席側だけ交換すればいい奴

なのに 助手席の奴も手を付けられちゃって… 用意してねえよ で戻すにもコードが劣化して切断

で 日本国内で探すのって大変なんだよねぇ。。。 でようやく

Dixcel が普通にセンサー売ってるから余裕のよっちゃん(死語)だぜぇ ってのを思い出しまして。



au の通信障害は去年の DoCoMo に続いて2件目 で規模はNTTを上回るそうで… 俺も被害食らった一人です. 補償義務は
法的には発生しないけど 自由競争経済目線だとごめんなさい程度じゃ贖えない 自主的に補填はすべきだろうねぇ…






5年くらい時間が経つと 余裕ぶっこいてる根拠を忘れる悪い癖があるんですが困ったもんだ

と 困ったっつったら au の通信障害問題… ギターのキャパシターを買おうと

ヤフオクで落札したんだけど 認証コードがいつまで経っても届かない。

俺のスマホ ズバリ au なんです。。。



自由経済のリスクの部分を触れてきましたが 最もシンプルな自由経済で成り立ってるのがフリマとオークションでして
髪切る金もケチって車検代捻出して 目途が立ったらギター買ってる っつー… 自由競争経済万歳.






メルカリ経由で買えばよかったぁ。。。 ですが皆様いかがお過ごしですか?

ココまで大事になったら 契約者全員1か月タダで使い放題 位やってくれないと割に合わない

けどそれはさておき 車検絡みで弘前まで行って帰ってきて 30分くらいして届いたのが

懲りずに落札したストラトキャスターモデルでして。



こないだウッチャンが金八先生のモノマネを現役高校生の前でやって瀕死の滑り方でジェネレーションギャップ痛感でしたが
団塊の世代はウケ狙いで白いギター持ってきて見事に滑ってジェネレーションギャップ痛感… でおなじみの奴ですね?






コレが100%経年劣化でくたびれた… ナチュラル・レリックな外観の白いギターでして。

おじいちゃんおばあちゃんにとっては 白いギターっつーとチェリッシュと

TVジョッキー「奇人変人大集合」の Edwin のジーンズと一緒にもらえた参加賞の白いギターで
(チェリッシュとTVジョッキー知らない人はおじいちゃんおばあちゃんに聞いてね?)

憧れの奴 だったけど 「シラケ世代」と呼ばれた俺ら目線だと完全に 出オチ



天下御免の天才ギタリスト Jeff Beck は Eric Clapton 脱退後のYardbirds に加入して Clapton に見劣りしないように
と陰で必死に練習して Jimi Hendrix のデビューで自信喪失 からのJimi に恥じぬよう陰で猛練習… 実は努力の人.






釣り場で釣りキチ三平コスプレするのと同じ位滑る 周りの人誰も目を合わせてくれなくなる

相当「痛い奴」ってのはアコー… フォークギターでの話で

エレクトリックとなると事情が違って 完全にロックの象徴なんっすよね。

ストラトに限定しても Yngwie Malmsteen にRichie Blackmore に Jeff Beck…



白いエレキ=ロック のイメージは Woodstock の Jimi Hendrix が決定的で コレ以降ロックやる人なら1本は持っときたい
ロックの定番中の定番カラーに なったんだよね.






いやWoodstock で Jimi Hendrix が弾いた68年貼りメイプルの白いStratocaster が

震源地なんっすけど それだけに「恐れ多い」「俺程度の腕前じゃまだまだ…」って気持ちのほうが強くて

敢えて避けてた色なんだけど 去年の冬にこのブランドの同型機種が出品されてるのを見て

迂闊にも心を奪われてしまったんだよね。。。



白のストラトの場合 日に焼けて黄色く褪色するのが妙に似合う… Telecaster で有名なブロンド・カラーに似てきて
ボロボロになればなるほどカッコ良くなるから 不思議なギターなんです.


A1308:アコギじゃ滑るがエレクトリックは…



以後 事ある毎に入札してたんだけど負け続けて ついに執念の落札。。。ってドラマチックな

展開とは程遠い 車検なのに出てきちゃったけど 入札せずに流すのは後悔が残る で

いつもの通りの記念入札 だったんだけど今回は競合が現れず落札できちゃった ってだけの話で

。。。 いや 縁なんてこんなモンで 縁があったらあっさり手に入っちゃう。



今回入手したのはSM Marina M-ST っつー 今は無き中信工業製の 知らない人は知らないけれど知ってる人は食いついちゃう
世界屈指の「上質なストラトコピー」のひとつなんっすね. 良い材を惜しげもなく使ってます.






で このギター SM Marina M-ST っつって Charvel や Jackson の日本バージョンを作ってた

中信工業製で 80年代とその前後に作られてたジャパン・ビンテージに入っても良い奴でして。

「何ってんだ MARINA は中国製だぞボケカスハゲぇぇぇ」とSNS上で独り吐いてる人がいますが

この人の言うことは正解 だけど SM Marina は日本製 ってのも正解。



鑑定 となると「どうでもいいんだよそんな細かい所」って見過ごすような所に重要な意味があったりするんで気が抜けない.
それでもSM Marina は見分けがつきやすくて そういう意味では良心的.






実は SM MARINA は日本よりも海外特にEU圏とロシア語圏ではGreco Fernandes Tokaiと

肩を並べる人気レーベルで 10万円前後で取引されてるっつー。。。

それだけにEU圏とロシア語圏では「鑑定」資料が充実してて 判断はすこぶる楽なんです。

見るべきポイントはヘッドのロゴと ネックプレートのMarinaデザインで



コレが台湾と韓国のMarina プレート. なにか… 職人の腕の未熟さを誤魔化すために無駄な装飾で飾り立ててる的な
不自然さを感じる. SMなしのMARINA ヘッドロゴにコレじゃないプレート装着 は台湾カットで日本組み上げ… か?






ヘッドロゴが SM Marina なら日本製 Marina なら日本製か台湾か韓国製で

プレートがシンプルな Marina 刻印にメッキ処理なら日本製
凸凹の彫金の上にMarina浮き文字なら台湾か韓国製

時にヘッドロゴにSMなし なのにシンプルなMarina プレートってのがあるけど コレは日本か台湾製

だそうで。。。SNS上で孤軍奮闘してる人は正解だけど SM なし しか見てないんだよね。



海なし県の長野県のメーカーなのにMarina ってのは 無いだけに余計に憧れるマリーナ ってのもあるだろうけど
サーフィン・ミュージックの雄・Dick Dale などのイメージから なんだろうねぇ…






SMっつーと どうしても… もう下ネタしか思いつかねえよぉ で 白石茉莉奈か松本まりなの

そういうAVを灰色の脳細胞から削ぎ落とす作業が大変なんだけど じゃあSMって一体…

今は無き中信楽器は本拠地が長野県松本市… 長野県民は自分の郷を長野と言わず今でも信州と呼ぶ

。。。 信州松本 Shinshu Matsumoto… コレだ!!!!



ピックアップの簡易チェック… ピックアップセレクターでピックアップを選んでボリューム/トーンを10に設定して
シールドジャックのホットとアースから抵抗チェック… ネックは5.8KΩ.






台湾や韓国で作って信州松本 とは名乗れねえよな。

多分 リーマンショック前後にブランドを台湾企業に売ったか業務提携したか

で赤字解消を狙ったんだろうねぇ。。。中信楽器さんはリーマンショックで廃業したから。

もっとも中信楽器さんは EU圏とロシア語圏では絶大な評価を受けていて



弦を緩めてペグから外して ピックガードのネジを11本外して… って地味にメンドクセエけど ジャックコネクターなら
ストラト系は2本のネジだけで済むからね? ミドルは5.8KΩ.






ボディは見まごう事無きアルダー製で なんと1枚板! ネックもメイプル1本削りで

今では希少種となってしまったインディアン・ローズウッド と MIJ Fender 並み。

ピックアップは純正品かな?… セラミック・マグネット製シングルコイル3基で

ネック/ ミドル/ ブリッジ 共に 5.8kΩ と 70~80年代では標準的な数値。



そしてブリッジは5.8KΩ… 全部5.8KΩ. 65年以前は「個体差」で存在してた数値で 70年代以降はアンプの巨大化と
ゲインアップ化で発生するノイズ対策でパワーダウンしたピックアップの平均値 なんっすね.






コレが俺が持ってた 65yrs. Fender Stratocaster と酷似した音を出すんですよ。

ポットは抵抗数値不明のφ24 が3基で ますます62 Vintage Storatocaster に肉薄スペック

なのに キャパシターは案の定カスコン。。。 完全に音を悪いほうに向かわせてます。

っつー事で 65年以降の Fender で採用されていた 0.05mF/50V のキャパシターをオーダー



ネックのトーンは交換されてますが 当初からφ24のポットが入って 国産の5wayセレクターに交換されてる個体で好感度上昇
だけど見事にカスコン… Fender Japan でもありがちな 折角の土台なのに台無しにする奴.






で ヤフオク経由で注文したんだけど au の通信障害でまぁ慌てたこと。

で おそらくこの個体 シンクロナイズドトレモロは純正品だとしたら

これって Fender アメスタで初採用された対フロイトローズの奴 なんで80年代の個体だね。

このまんまだと Jeff Beck モデルそのまんまになっちゃうんで ゆくゆくは交換します。



ボディ裏のスプリングキャビティにさらに丸くザクリが入ってて 部分的に表のブリッジピックアップ用ザクリに貫通してる.
共和商会さんのFresher もこういう処理でアース線を通していて JUNOでは塞がってるけど丸いザクリが同じ位置に.






こんな俺ごときがJeff の兄貴の真似するなんて図々しい って気持ちだけなんだけどね?

と。。。 随所に JUNO のネタ元かな?と思わせる作りの良さが見えるんですが

特筆すべきはネックで… JUNO よりさらに細く薄い まるで Jazzmaster のような細さで

なるほどコレならEU圏やロシア語圏で絶大な支持を受けるわけだ。



中古市場での価格で「安物ギター」と早計な判断をされがちですが 新品販売当時はそれなりの値段だったらしいSM Marina M-ST
実はGreco Fernandes と同格かそれ以上だったらしい だけに メインギターになって当然でしょ.






完全に SM Marina M-ST が 俺のメインギターっすね。

もっともギターってのは20万円以上出さないと満足のいく「吊るし」は手に入らないもので

それだけに 20万円以下のギターは手を加える必要があるんだよね。。。

どこをどう手を加えるか ってのは個々の嗜好が大きく関わってくるワケで



大体 手を加えたい所が見えてきました。


 



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Posted by モッズおじさん  at 13:12 │Comments(0)魂の栄養 ギターの話

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