2022年04月26日
A1301:まずはココをやらないと 何も始まらないんです
どうも、モッズおじさんです。
北緯40度越えの当地でも桜が咲きました ってか… 通常ならソメイヨシノに少し遅れて咲くのが枝垂桜ですが今年は
ソメイヨシノとモクレンと梅が同時に咲くっつー 少々異常事態ではありますが.
11/1から コロナ再拡大予防対策 でショールームは
フリーのお客様は13:00~18:00 で入店を受付けて
事前予約のお客様は10:00~19:00の間で受け付けて
月曜日と火曜日は引き続き 休日
とさせて頂きます。
もちろんマスクと手消毒も 相変わらず継続してお願いいたします。
尚 マスクと手消毒を拒否される方は入店を拒否させて頂きます。
昨シーズンは久々に大雪だったお陰で 枝垂桜の枝が結構折れちゃいまして… 半面弱ってる枝に栄養を送る必要が無くなって
残った枝から咲いた花は力強いみたい. 例年より色が濃いような…
さて。。。昨日だか一昨日だか忘れましたが モクレンと枝垂桜が途端に満開になりまして
ようやく春がやって来た… と言いたい所ですが昨日今日と25℃越えの夏日 で
昨日の朝なんか最低気温がマイナス2℃ と舐めとんのか な陽気なワケでして。
春になると 鉱山地区特有の変な奴痛い奴がうろついちゃうんですが
いや実は80年代に青山学院大学の学際で「ヘビメタ禁止令」が発令されて大反発 ってのがあったんだけど 2015年には
同じ青学の相模原キャンパスで「メタル/デスメタル禁止令」が出て学外からも猛反発ってのがあって…21世紀だよね?
当方の人生経験上 精神疾患でもタチの悪いほうの皆さんは概してシカゴ・ブルースや
デルタ・ブルースには拒絶反応を示すようで 俺どっぷりそっちの音を奏でる。
ええなにせこの地域はどうやら 未だに『エレキ禁止令』が活きてるようで。。。
40代より若い皆さんは知らないと思いますが 日本では加山雄三と寺内タケシが登場するまでの
伝説の天才詩人にして画家の山田かまちは改造エレキに感電して17歳で逝去 ってのが当時の社会に強烈な衝撃を与えて
以来エレキは感電すると信じてる連中が… 山田かまちの幼馴染の氷室京介はそのエレキで大成功してるけどね?
昭和40年代前半まで根強くエレキ禁止令っつって エレキ弾いたら不良・バカになる
と無知から来る偏見丸出しで文字通り『弾圧』する みっともない時代があったんですよ。
ビートルズが来日した際 首都高を封鎖して一般人と完全隔離したからね?この国は。
あの頃の日本と比べたら随分と砕けたモンですが この辺ではそれがまだ活きてるようで
ヨーロッパの12音階と違って黒人音楽はドレミファ…の音階がちょっと足りなかったり半音低い所があったりって特性が
憂い(blue)を帯びたブルーノート・スケールで アフリカ系民族的アイデンティティなんだけど 妙にカッコいいんです.
いや… 有壁の山を越えた北側では まだまだエレキ禁止令が活きてそうですが
皆様いかがお過ごしですか?
まぁまぁたいていの人間は ブルーノート鳴らすとむしろ同調共感するモンで
やたらカッコイイのがブルーノート・スケールなんですがそれはさておき
ええなにせ1ピースのメイプルネックに単板のアルダーボディ リーマンショックで中国に丸投げ以前の日本製って事で
土台がしっかりしてる って事で 徐々に内容をアップデートしていく その第1弾です.
以前紹介した JUNO のストラトモデル。。。 どうした事かサンバーストとブラックの
2台を持っている俺ですが ボチボチ手を入れたい さぁてどこから手を入れようか。。。 と
考えてたんですが 最も至近の問題 ペグが1か所やたら固い… いややたら固いのと普通のテンションが
入り混じる問題を抱えている黒のほうを改善しようと思いまして。
ひょっとしたらリーマンショック直後の固体かも… ペグはFender の6連クルーソン・シャフトに弦通しが付いてるタイプ
だったのが 一般的な横通しタイプになってて ルックス的に気に入らないだけじゃなく トレモロとの相性もイマイチ.
いやね?こういうクルーソンタイプのペグは1回蓋を外してバラして おそらくツマミ側シャフトが
歪んでるんだろうから で調整すれば済む話なんですが どうした事か黒のほうのペグは
クルーソンタイプのデザインなのに横から弦を差し込むタイプで どうにも気に入らない。
って事で… じゃあFender 同様シャフトに差し込む奴に交換しちゃえ と
ペグに掛ける値段は5.000円と値踏みして探してたら3.000円で個人出品してたんで即買い. 根拠は無いけどGotoh 製品かと.
かなり状態の良い『良品』でした.
取り寄せました… メーカー不明だけど日本製 おそらくGotoh 製品かArgus 製品かと。
たいてい中古相場で5.000円だけど コレは3.000円で買えちゃった。
受け取ったらさっそく稼働チェックで… 問題なし。
っつー事で とっとと取り替えます。
この黒のストラトタイプはこういう一般的な弦通しのペグに ネックはグロスフィニッシュって事で リーマンショックで
会社再生のためにコストダウンを図った痕跡ではないかと… これより後のJUNO は中国に丸投げ でネックが変わっちゃうけど.
元々クルーソン規格のペグが入ってた所にクルーソンタイプをポン付けだから楽勝だね
と思ってたら… まぁまぁポン付けはポン付けなんだけど ハメ込もうと思ったら入らない
。。。ヘッドのペグ穴を保護するブッシュの内径がちいちぇえ っつー。。。。。。
ブッシュがサイズ違い って事で自分で拡張しようかとも思ったけど ブッシュは単体で売ってて 1.000円ちょっとと
それでも予算に納まるので サイズの合うブッシュを取り寄せる事にしました.
まさかの??? コレは出品者様が梱包し間違えたかな?と確認した所 間違えてない
で 出品者側から返品の話を出されちゃったんだけど いやいやいや… この時点まで気付かなかった
俺にも否がある 責任はフィフティフィフティ。。。 って事で梱包間違いじゃない が判明したんで
クルーソンの内径が合ってる奴を楽天市場で取り寄せたんですよ。
1mmに満たない穴拡張 で少しきつい位に調整 からのブッシュをクランプで押し込む… で綺麗に確実に装着できるんです.
あとは仮組 からのポン付けで作業は完了… ちょっとしたハプニングが無ければ3分と掛からない仕事です.
で コレが週末に届いて早速取り付けましたら… まぁ寸分違わずジャストフィット♪
こんなどうでも良さそうな木材保護パーツにも色々あるんだねぇ… とひとつ勉強になって
あとは粛々と装着… オーこれだよコレ。。。 ストラトモデルはこうでなければ
弦を張り直して巻き上げる時の ヌメッ とした感触が 結構イイ感じでして。
なにせクルーソン規格品からクルーソン規格品へのパーツ交換 ネジ穴はそのまま使えます. もっとも外側から甘締めして
中信に向かってネジを甘締め からの中心を本締めしたら外側に向かって順に本締め で完了です.
で 試奏。
日本製ではあるけどメーカー不明 当たればGotoh 製品 外れたら粗悪品 なだけに
弾いてる最中から緩んでチューニングが狂う ってのが心配だったんですが
大丈夫 B.B. King の The Thrill is Gone を練習がてら弾いてみて チューニングが狂いませんでした。
そうそう 本来はこういう姿にならないと… おそらくリーマンショックで会社再生のために利益優先でコストカットで
おそらく中信楽器製作の本体に装着されるはずだったパーツが 時を経て本来の姿に戻りました.
っつー事で このペグはアタリ物件。
たいていはプレートを噛ませるんだけど… コレは別にいっか って事で
MORRIS 小五郎ギター W-20 でペグを交換して音質がちょっと改善したけど
今回のJUNO 黒ストラトモデルでも ちょっと音質がしっかりしてきたような…
初心者はもちろん中級者でもペグの重要性は理解できてないのが普通ですが いや実際ペグは良い奴入れると途端に
元気な音を出すよ? って事で TRIO No.700 もペグ交換を検討してるんだけど 良い奴がなかなか…
主にサスティーンで感じられる話なんだけど 気のせいかもしれないけどね?
でも実際 お気に入りのTRIO No.700 はチューニングが若干安定しない
3弦が良く狂うのは ひとえにペグの精度にあるようで。。。
初心者中級者は意外と見落としがちだけど 実は大事なパーツなんですよ。
MORRIS 小五郎ギターに続く天才化計画で やるべきポイントは… ピックアップにポットにキャパシター ブリッジの駒と
シンクロナイズドトレモロ・ブロックと5wayセレクターに配線… ピックガード以外全部じゃねえかよ.
っつー事で JUNO ストラトモデルもパーツをチョチョイと交換 で化ける手応えが充分。
天才化で変えるべきパーツはピックアップにコントロール・ポットにキャパシターに
ブリッジ駒にトレモロブロック… って全部じゃねえか。。。
そりゃあ全部換えれば音質も良くなろうぜよ ですが
蛇足ながら 今回装着したのは本家本元のKLUSON のブッシュで ロシアの凶行の煽りで高騰が止まらないニッケルシルバー製
ついでにクラプトンも愛用してるG7thの12弦用のカポタストも取り寄せたんですね.
土台がショボかったらあんま意味ねえよ なんっすよね。
素材の良さは既に確認済み だけど… どうやらJUNO のストラトモデルにも年代によって
この辺の事情も随分変わって来るようで。。。 リーマンショック後から共和商会倒産までの最終盤は
中国製で 品質も雲泥の差 ブランド売却後の韓国製は。。。(苦笑い)
パイプは事情で品質が雲泥の差 の典型で Comoy’s は最強パイプのひとつだったけど ブランド売却に買収先の経営不振で
かつての栄光は微塵も見られない安物にその身を落とす… なんとも 切ない話ではありますが よくある事なんです.
ギターに限らず 良くある話だけどね クルマでも釣りのリールでも野球のバットでも
潰れそうになって度を越したコストダウン からのブランド売却で名残すら残らないっつー。。。
っつー事で 今度はいよいよピックアップに手を加えて オリジナルのFender に肉薄できるか
無謀な挑戦をしてみようかと。。。 いや無謀でもなさそうな空気が漂ってんだよな。
こちらの期待を超えて 楽しい事が待っています。