2020年12月02日
A1182:少しずつですが
どうも、モッズおじさんです。
コラボ オマージュ カメオ… 形態により呼び名が変わりますが 今回この記事上では全てをひっくるめて『共作』と表記.
70年代に実験的に行われてきた共作は 画風や世界観のすり合わせから大人の事情まで 様々なハードルがあるんですが
11/19から コロナ第3波対策 でショールームは
事前予約の方のみ受付 平日は13:00~18:00/ 土日祝は10:00~18:00
予約なき場合は 月/火曜日休日
とさせて頂きます。また
事前予約はメール若しくはこのブログのコメント欄にてその旨お書き下さい。
… 事前予約の際 先行者がいる場合は入場日時の変更をお願いする場合があります。
また事前予約の無い方は 入場者数によっては屋外対応/ご来場ご見学をお断りする場合があります。
以上は 密閉空間での感染拡大を防止する措置として ご理解下さいますようお願いします。
野球漫画の第1人者・水島新司先生が急に引退を宣言なさって 昭和の漫画がまたひとつ… と嘆く往年のファンが多数
本人は引退理由を一切明言しておりませんが まだ受け入れられない と当方では察しております…
実際 ようやく『矢口ロス』が俺の灰色の脳細胞で沈静化してきたようで ブログ書く気に
なって来たけど 確実に『矢口ロス』でやられてしまった人が現れまして。
漫画家の水島新司先生が電撃引退を発表しまして
俺も そう来るんじゃねえか 下手すりゃ後追い とは薄々心配していたんですが
70年代は他に娯楽が無かったから野球が国民的娯楽って時代… 水島先生の作品は緻密な取材力がリアリティを与えていて
江川卓氏や王貞治氏や故・野村監督をはじめ 多くの選手が実名で出ていて 実写版「野球狂の詩」では竹中直人の奥さんが主演.
水島先生は俺らの世代なら『ドカベン』『あぶさん』『野球狂の詩』でよぉく知ってる
野球漫画家で 矢口高雄先生とは接点が無さそうに見えるんだけど
水島先生は新潟県・矢口先生は秋田県 と日本の豪雪ベルト地帯の出身で
デビュー時期こそ違えど同い年 で公私共に話が合う で単なる同業者以上の交流があったそうで
三平くんはマガジン 野球狂の詩はチャンピオン と 出版社が違うので大人の事情のすり合わせが大変ではあったでしょうが
いざ実現すると 水島先生の大盤振る舞いから単なる友好ではない 親交の深さが読み取れるワケでして.
2010年から更新が停まってる矢口高雄先生の公式HPでも水島先生との対談がアーカイブとして
残ってますが 『釣りキチ三平』のファンならエピソード「シロギスの涙」で共作を実現して
水島先生は『野球狂の詩』の東京メッツと岩田鉄五郎を三平くんに登場させて
自らもモブとして登場 ばかりか小田切さんというキャラを提供する大盤振舞で おなじみの奴ですね。
巨人の星等の 他の野球漫画は根性物に走り切ってましたが 自ら草野球チームを作るほどの野球好き が取材相手にも
十分伝わって 球界のレジェンドたちとの親交も深い水島先生ですが おそらくバディの死が未だ受け入れられないのでは…
まぁまぁエピソード自体は荒唐無稽 んなアホな な70年代少年漫画の王道を行ってたけど
そんな水島先生にしてみたら… 本人は引退理由を一切表明しておりませんが
同業者の『バディ』が逝去して 一気に気力想像力情熱が失せてしまったんじゃないか と。
心中お察しします とともに 長年お疲れさまでした。
矢口先生逝去の翌々日 冬支度の翌日 鹿角界隈でも数センチの積雪で 冬の到来を実感せずにはいられない季節になりました.
冬支度の真っ最中に矢口先生逝去の第1報が入り 完全に心が折れてしまったんですが… 間に合いました.
おそらく このブログを見て下さってる皆さんの中にも矢口ロスの真っ最中って方
多いんじゃないかと思いますが 皆様いかがお過ごしですか?
魚紳さんが東京メッツの大ファンだったのは意外ですがそれはさておき
矢口先生の逝去 の一報が入ったその時 我が家では 今季初めてやってみる「冬支度」の真っ最中でして
一応雪と風は凌げるので屋外よりはマシ ですが気温は屋外と2℃ほどしか違わない… ココで接客対応はもはや拷問や虐待.
っつー事で 以前から考えていた事を コロナ禍に迫られて実践したんですが コレがまた…
なにせ今年はコロナ禍で お客様も玄関対応 っつー失礼な特殊対応 って事で
単純にストーブ置いただけでは寒い。。。 気付けば自動で鼻水垂れてくる っつー外と変わらぬ環境で
さすがにコレは接客ではなくて虐待 なので前々から考えていた縁の下の立て板で防風 を
寒さが厳しくなる前に 設置したんですよ。
典型的な日本家屋らしい礎石の上に建つ家なので 縁の下には鼠返しの板は張られてますが風通しが抜群で 夏は涼しい
けど 冬にはコレが仇となり 暖気が全部外に逃げちゃう… 元々日本には屋内の空気を暖めるっつー発想が無かったからだけど
我が家は如何せんお寺と同じ基本構造の 古くからの日本家屋の建築法で礎石の上に柱を立てて
床下の通気性を確保する っつー柱や床などの木材が呼吸できる構造でして お陰様で夏は涼しい
けど冬は地獄… っつー事で東側と南側に立て板を設置して最低限の空気循環が出来る程度に防風処理したんです。
じゃあ最初からコンクリートで塞いじゃえばいいじゃん という意見が必ず出てきますが
それこそ矢口先生や水島先生の実家は世界屈指の豪雪地帯で 冬は縁の下は雪ですぐ埋もれる で自動で縁の下を塞いでくれる
けど雪除けの軒下が長い我が家では 人の手で立て板を立てて外気遮断する必要が あるんじゃねえか と… 地元民は やってない.
この鹿角界隈でも古民家が多く生き残っているんですが その多くが地元のリフォーム業者に
そそのかされてそういう コンクリート処理を施した古民家のほぼ全てが床や柱が腐食して
結局解体しちゃう っつー。。。 先日も稀少な古民家が解体されて掘っ建て小屋が建ちました。
で 矢口先生逝去の第1報で気力が途切れながらも 足掛け2日でようやく 設置完了です。
敢えて地面に接する箇所は塞がない 元々は建材に呼吸させる日本古来からの知恵 だけどこのコロナ禍では換気を促す
大事な個所にもなるので むしろ塞いじゃいけない個所… カッツリ塞ぐから 根腐れ起こす家が続出するんです マジで.
本当は犬矢来を自作して 見た目にも美しい防風板にしようかと思ったんですがそれはゆくゆく
って事で。。。 そうか この辺の人達は犬矢来とか 知らねえんだな?
なにせ床下の立て板だけで 信じらんない位に暖かくなったっつー。。。
既に寒いけど 今年はまだ業務用ストーブを稼働させてないんです 暖房効率が上がって。
コレで お客様が凍える事も なくなりましたね?