2020年03月20日
A1076:嵐でしたが 納品無事完了
どうも、モッズおじさんです。
まぁまぁ決行か延期か中止か判断するのは先の事としても 決行って決まったとして準備出来てなかったらグダグダんなるから
でバッハ会長は「準備は進めといて」っつってるらしいけど どうなる事やら…
今日は土日祝コロナ体勢で 12:00~19:00 でショールームやって 明日も同じ時間です。
さて本日は やるのか中止なのか実は決めかねてる みたいな東京オリンピックの聖火が松島に到着して
25年前の今日は 日本史上最悪・世界史上でも稀代の悪質首都攻撃テロの 地下鉄サリンの日
で マカロニ様の the ‘Mk. 1’ セミオーダー版 引き渡しの日 なんですね。
the ‘Mk 1’ でもセミオーダーシステム でグリップ周りとガイドに変更を入れた特別仕様 ようやく引き渡す事が出来ました.
特にグリップ形状が大幅に変更されているため まるで別の竿にも見えますが こういうのも アリ.
無事引き渡しも終わりましたが 竿の引き渡しの時はいつもこんな感じで空っぽな感じに
なっちゃうんっすね… いや大事に使って頂けると何よりなんですが
もうちょっと 眺めていたかったな と。
なにせ出荷前点検と最終研磨(椿油での磨き上げ) が終わるとすぐロッドソックスに入れちゃうから
運が良ければ工房に転がっている高級パーツを『使い回し』名目で装着出来ちゃったりするんです. このリールシートフィラーは
何気に横浜工房時代のデッドストックで漆リペイント… 10年以上乾燥させたバーズアイメイプル なんです.
それもこれも オーナー様に完璧な状態でお渡しするための当たり前な手順なんですが
一瞬ですがマジで「あ~あ お金だけ置いてって 竿持ってかないで欲しいなぁ」と
リアルガチで考えちゃうんですよ 0.2秒ほど。
まぁまぁコレはテメエ勝手な 自己都合満載の欲望なワケですが
製作途中にも触れましたが ガイドは秋田県北部の大型ヤマメと化け物イワナを相手にするため そしてPVCラインを使うため
標準ワイヤのスネークガイドを採用. いやぁ見れば見る程 気持ち良い出来栄えですなぁ…
逆に言えば 製作者が手放したくなくなればなくなるほど 良い仕上がりの竿 って事なんで
今回もいい仕事が 出来たのかな?… と 次のロッド作りに気持ちを切り替えるためにも
その竿 ひと思いに連れ去って下さい そうすれば未練は断ち切れるから って事で。
マカロニ様 大事に使い倒してやってください。
実は 既存モデルでは採用を敢えて見送ってるのが 真っ赤なメノウガイド でして… いや一番似合うのは良く知ってる けど
こういうセミ/フルオーダーに最優先で使用して『特別』を主張して頂く と… 他の色でもイイんだけど まず赤を勧めます.
で いい加減完成させたい竿ってのがあるんっすけど… かれこれ4年掛かってる奴で
皆様覚えてますかね? the ‘MOD’ と銘打った 7ft6in DT4 3pcs1top の存在を。
この竿作ってる間に『渓流4部作』と銘打った残りの3モデルのうち
the ‘Mk. 1’ – SPITFIRE はDT2 にパワーダウンthe ‘B-TYPE’ はモンスターブラウン用に と
the ‘Mk. 1’ のアクションから繊細ロッドとパワーロッドの派生… って体で the ‘Mk. 1’- SPITFIRE と the ‘B-TYPE’ が
純正進化 に対して the ‘MOD’ は POLANO が理想とするモノ全てを 兼ね備えたブランクに仕上げています.
それぞれ純正進化(evolution) して2020年より順次発表で 4部作アンコール的に
the ‘Mk 1’ の対極に the ‘Mk. 5’ まで生まれて それぞれが完成の域に達してるんっすけど
この the ‘MOD’ は まだプロトタイプが完成していない っつー。。。
渓流4部作+アンコール でもあとの4本は分かりやすい性格ですが the ‘MOD’ はなかなか本性を見せない英国気質的.
なにせ素振りだとペナンペナン だけどラインを通すと… っつーアクションで
いや弱ってたんすよ なにせ POLANO の既存モデルで最も高額の 最高級モデル に位置している
それだけに 装着するパーツも高額 と来た。。。 リールシートだけで 1万円するからね?
ところが昨今のコロナショックで 廉価版用のブラスフェルールが生産終了で
しょうがねえからUSやUK/ EU から取り寄せる方式にシフトしようとしてたら
廉価版のパーツ探しで 思いがけず見つけてしまったひとつが ギャルソンスタイルのニッケルシルバー金具. トランプ以来
割と不安定な相場だったんで様子を見てましたが そろそろ手を出しても良いかも…
メーカーこそ違えど『名門』のパーツも一緒に売ってたりするんっすね
。。。 コレは代行業者を立てても良い話かもしれない。
っつー事で POLANO の看板ロッド the ‘Mk 1’ を再び作る準備を勧めつつ
長い熟成期間を経ている the ‘MOD’ を完成させてみようか と
やり切った症候群に落ちる間もなく ロッド作製は次の章へ。。。