2019年06月06日
A915:il ‘MIDGET’ サンプル/試投用ロッド 完成しました
どうも、モッズおじさんです。
モンスターブラウン釣りたければ北海道 か芦ノ湖・中禅寺湖 ってのがセオリーでしたが どうやら米代川・鹿角エリアも
目が離せない. どうせならイトウが復活定着してくれると嬉しいけど… 写真は中禅寺ブラウンの資料映像
さて今シーズン顕在化した米代ブラウンっすけど… 米代川は元々サクラマスのフィールドだけど
大館の比内地区(旧比内町)の大型の堰で遡上サクラマスの多くが停まってしまう で
鹿角地区は大館と比べるとパッとしない問題 があっただけに非常にHOT な話題なワケでして。。。
なにせ普段悩まされるウグイが奴らの主要な飯のタネ らしくやたら巨大と来たもんだ。
店置き用の試投用 il ‘MIDGET’ が完成しました. 市販品と違って結構ラフに仕上げているので 製作期間は短めで済んでます.
なにせサンプルなんで 市販品程作り込んではいません.
北海道まで行かなくてもモンスターブラウン 居ます… っつったら夏休み 首都圏からも来ちゃうかな?
と期待する人が居るとかいないとか。。。っつー事で POLANO 渓流用ルアーロッド il ‘MIDGET’
5ft3in UL のオフセット2ピース(通称ワン・ハーフ)の店置き&試投用ロッドが完成しました。
コレはある意味 POLANO の標準的なルアーロッドのアクションで ある意味特殊な奴なんっすけど
ガイドとブランクは市販版と同じですが フェルールは市販版に似せたニッケルメッキのブラス でグリップは
the ‘MISTY MOUNTAIN HOP’ の規格外品を流用. 財布に結構エコな作り方しました.
この辺だと八戸の皆さんの大好物・Pezon のロッドをモチーフにルアー用にコンバートした
キャスト時にはModerate Fast Action で MAXで引っ張られるとSlow Action に移行する
Parabolic … ルアーの皆さんのために分かりやすく言うと Progressive Action なんっすね。
元々は 工房でカットし間違えたバット部分と 佐々中様のロッド・ブランク交換で処分となったティップを
1本の竹から分かれた竿ではなく 諸事情で2つのセクションを纏めた『2個イチ』物件で クルマの査定だと値段が付かないパターン
ですが釣竿なんで 意外と商品で通用しそうなレベルでは あるんですけどね.
それぞれ再利用して 作ったはイイけど最終チェックで弾いた the ‘MISTY MOUNTAIN HOP’ 用のグリップで
組み上げたハンパ物 もっと言えば『2個イチ』物件なんです。。。が 試投用ロッドには申し分なし。
ガイドのラインであるブランクのスパインは強い反発力をもたらす良く焼きのトンキンケーンを充てて
サイド面はしなやかな追従性が特徴の真竹を充てたコンポジット・ブランクなんですね♪
コレでこのロッドの特徴が伝わるかな? 単なる飾りで色変えましたってのとはワケが違う 明らかに反発力の差を狙ってます.
Parabolic で反発力に差をつけると Actionが変わって 縦より横のほうがSlow に寄って行く と.
キャスト時の反発力とアップ・クロス時の『掛けて獲る』瞬発力に対応したスパインと
ダウンクロス時にサカナがルアーをひったくる力に追従するしなやかさを両立させたんですね?
このブランクはバッスン様に納品した das ‘ADLER’ のフォーマットの応用編なんっすけど
いわゆる巻物系では 設計図の上では隙の無いブランクに仕上がってる筈なんっすよ。
バスフィッシングでも 川の棲むバスは尾びれが発達して引きが強い と虜になる人多数ですが ブラウンも同じなんです…
写真は昔俺が釣った丹沢・相模川水系の川棲みブラウンで 尋常でない尾びれの大きさに注目.
これからしばらく 俺がルアーで釣りをする時はこの竿を使用しますが この竿は飽くまで
ナイロン換算で5lb.程度・5g前後のルアーを前提 なんっすよね。
でも設計にちょっと手を加えたら 米代本流モンスター・ブラウン用の竿に 仕上がる計算なんっすよ。
淵や淀みに潜む とはいえ川育ちのブラウンは 引くからねぇ。。。
ブラウンとイワナは 習性も性格も 似てるんだよね。