2015年11月28日

517:サイクルを知れば 都市伝説はなくなる…はず



どうも、モッズおじさんです。


本格的なフィールドテストは来年の渓流解禁からっすけど 小バス達のおかげで随分テストが進捗しております
ブランクそのものは既に常連さん達が渓流でやってくれてるからね?


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ここんトコ『悪魔に魂売り渡して得た感度』のthe LOGフォーマットとthe Misty Mountain Hop の話ばかりっすけど

こちらに来てそこの沼で散々聞かされたのが

「実はそこの沼は地下で北上川と繋がっててバスとかライギョとかが入り込んできている」
「秋の台風で増水してライギョやバスが流れ込んでる」

っつー話っすけど。。。まさかと思うけどそれ、本気で信じちゃいないよね



繋がってるなら海に下るサクラマスとか秋に遡上するサケとかも入って来て欲しいモンっすね 是非入って下さい
仕事がもっと楽になるんだよねそうなると


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そういうトイレの花子さんとか口裂け女的な都市伝説は今までも散々聞かされたよ?

例えば津久井湖のバスは串川放水路に入り込んで遡上して周辺に増殖してる、とか

んなワケねえだろバスにそんな泳力ねえのに

そのうち串川放水路登り切ったバスは竜になるとか言い出すんじゃねえの?



そもそも沼のどこかで川と繋がってたらそこに不自然な流れができてるから 出た先は常に流れてる川なんだから
水面見ればすぐ分かる 水面見ただけでバカでも分かる


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登竜門伝説知ってるだけマシだけど、それコイだから…中国のコイの伝説だから。

そこの沼はね…
実際川とは繋がってなくて水尻が川と繋がってて水面が一緒になってるだけだから
雨降って田んぼの用水路から水が入って北上川に流れ出て水面一緒なだけだから
今年増水したけどサカナが行き来できるほどでもないから

何より北上川のそこの沼の横はサカナが留まれるほど流れ弱くねえから増水したら。

もう1度聞くけど…まさか本気で言ってないよね



一番見ておきたいのは今年の春に釣れたデカいバスはどれもこれも腹パンッパンだったって事
コレは今年の春俺が間違って釣っちゃった奴


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そこの沼はヘラブナやコイの放流が止まって結構経つから

バスもルーギーもライギョも、自家繁殖です。

自家繁殖だからこそ今年の春までは数は出ないけど出るとデカい状態が続いて

今年の夏頃からデカいのの数が減ってチャイチー連中がパッカパカ釣れるようになってるんっすね。



コレはおそらく今年初の50UP実釣記録 しつこいようですが、散々使わせていただきます
コレも腹パンッパン…何食ってんだよ と思いません?


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と同様水沢区内にある大明神なる沼は、そろそろ数釣りできなくなって当たるとデカくなってるんじゃねえの?

行ったことないけど。

でもね、自家繁殖・天然モノのバス生息地なら当然のサイクルなんっすよ。

要するに人間がちょっかい出さなければこういうサイクルになるっつー。。。



コレは常連さん投稿の50UP 夏場のバスにしちゃあ結構太ってて…エサが豊富 で結論出さないでもうチョイ深く考えてみましょっか


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バス目線で物言うとね、バスって意外と泳ぎが下手でウグイやオイカワなんかを追い切れないっつー間抜けな側面があるんっすよ

だから待ち伏せてハガッ!…と食らいつく、落とし込みの釣りが成立するんっすよね?

シーバスも泳ぎ下手なんだけど…それはさておき実は捕食が下手なバスで

ちいちゃい連中がガバガバ沸いてるような所だったとしましょうか



こないだ釣ったバス このサイズはライギョや大型バスの捕食対象にもなりうるんっすけど 釣れちゃうんっすね
元気だからね で結論出さずにもうチョイ先を考えてみましょっか


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ちいちゃいだけに喰い盛りで育ち盛り、当然周りのオイカワやらウグイやらモエビやらガバガバ喰っちゃう

当然オイカワやらウグイやらは数が少なくなっちゃうけど

それは同時にバスにとっても食い物がなくなるって事で

生命力の弱い奴はバスと言ってもあっさり死んじゃうし、強いバスの餌にもなっちゃう。



今年の夏に観察モードでチェックした時の様子 気が抜けまくってますね
エサ不足のサイクル期だったらこんなポケーッと浮いてたらどうぞ食ってくださいっつってるようなモン


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共食いって、野生の世界じゃ結構頻繁に見受けられる現象だからね?

で、自動でバスの数は減って残ったバスは強かでデカい連中だけに間引きされていく、と

バスの数が減ればオイカワやらウグイやらモエビやらは生き残る連中が増えて

繁殖するって訳。



ポケーッと浮いてたらこういうのがガベバァ…っと食ってくるからね? 去年はチャイチーの見かけなかったけど今年は…


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そこには結構えげつない話も絡んでるんだけどそこは割愛してアウトラインだけ言ってますが

エサが少なければライギョの子だろうがバスの子だろうが食っちゃうんっすね。

そこの鵜ノ木沼を見ても去年位まではエサが少なくてデカいバスデカいライギョが優勢だったけど

今年の夏くらいから小バスがワラワラ釣れるようになったのはそういう事なんっすね。



コレはアブラハヤだけど こんなのがごちゃまんとバスの周り泳いでたら…そりゃあもうパラダイスさ
共食い・友食いだって納まるって訳


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その予兆として去年は意外とウグイが釣れてたんっすよ、エサ釣りで。

つまりデカいバスがたらふく食って、ライギョが丸々と太るほど食ってるのに

それを上回るウグイの数が回復してたサイクルだったんっすね。

ひと言で言えば奴らが食い切れないほどウグイが泳いでたっつー。。。



魚食魚と捕食対象魚の比率が逆転したのはたぶん去年頃じゃないのかな 去年のバスも太ってたけど今年の春ほどパンッパンじゃない
去年は夏頃からバス釣果報告がめっきり少なくなって…


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そりゃあさぞかしパラダイスだった事だろうに…でバスやライギョの稚魚喰わなくて済むようになったから

小バスや小ギルがすくすく育って今みたいな状況になってるんっすね。

所変わって大明神だとバスやライギョはエサ不足に陥ってより強かな奴が生き残るっつー

サバイバル期に入ってるってのが、容易に想像できますね?



っつーサイクルを当てはめると来シーズンはいよいよ釣り頃バスがバッコバコって事になりますね
逆にデカいの狙いたきゃあっちの沼 っつースケジュールも容易に立てられるっつー


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止水域ではこういう捕食対象魚と肉食魚とのバランスが交互にピークと底を迎えるサイクルを繰り返すんっすよ。

だから自分と違う釣り種目でも釣り場の人とは仲良くしなさい、なんっすよ

ウグイやオイカワやモツゴの数が増えたなんてエサ釣りの人に聞くのが一番早いからね?

さもなきゃ自分で丸ウキ付けてミミズで釣るしかないっつー。



もちろん駆除とかしたら『種の保存』本能が働いて産卵が盛んになって大繁殖しちゃって逆効果って説もありますわ
下手に手出ししないで環境維持するほうが得策っすね 破壊しちゃうより


517:サイクルを知れば 都市伝説はなくなる…はず



そこの沼の状態で言えば、デカいサカナってのは年寄りだから、サカナは死ぬまで成長止まんないから

そろそろデカいのは順番でお亡くなりになってチャイチーのと

獲物になっちゃう連中で溢れてるんでしょうね。。。サイクルから推測すると、そんな感じ。

いっちばんヤバい状況はね、獲物になる連中も獲物狙う連中も一緒に減ってっちゃう事。。。



それは環境が破壊されてるって証拠だからね?


 



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Posted by モッズおじさん  at 20:00 │Comments(0)そこの鵜ノ木沼の話

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